入江亜季のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
圧倒的な自然
ゆっくり読んでいくと、荒涼とした自然、吹きすさぶ風、真っ赤に輝く火口などが頭に浮かんできます。すると、登場人物といっしょに肩の力が抜け、ゆったりとした気持ちになれます。落ち着きたいとき最高です。
-
Posted by ブクログ
ネタバレアイスランドで探偵をしている慧くんのお話として描かれなくても不自然でなかった家族が、描かれることで謎になるの、おもしろいです。
私がそういう組み合わせが好きということもあるのですが、リリアちゃんは慧くんでなく清くんに懸想ではないかと時々思えます。前巻のビデオ電話(?)でのやりとり、今巻でのSNSのやりとりやプリン人形やら、ちょっとした描写が大きな絵に付箋で書き足した補足というより散らばったパズルのピースのような何か大きな絵の欠片を見たような気がしてきます。そして慧くんとリリアちゃんと清くんで三角関係なら、慧くんとリリアちゃんが恋敵同士だと思える。
アイスランドの厳しい自然や異国における普通 -
Posted by ブクログ
日本という国は、東の端にあって、海に囲まれていたこともあって、ヨーロッパという先進国に見つかるのが遅かった幸運な島国だと思っている。国内で戦争はあったけれども、制度設計のおかげで、大半の国民、つまり農民には戦争が関係ない出来事になっているから、時代とともに武器を持って争うことが減っていった、合理的な国のように考えている。
では、古来から幸せな国かといえば、そうではない。国が小さいので資源は少なく、海と山の関係もあって気候変化が激しく、複数のプレートに乗っかった土地だけに、地震も多かったことだろう。そんな不安定な土地で農民をやっていれば、苦労は絶えないに決まっている。この国で多くの人が感じる敵 -
入江亜季さんは天才
入江亜季さんの漫画は全て紙で持ってます。
初めて読んだ入江亜季さんの漫画。
本当に空気感が素晴らしくて一瞬で魅入られました。
コダマの谷とも少しだけつながってるのでそちらも是非。 -
ネタバレ 購入済み
これからどうなるのか
本編がすごくいいところで終わった。残りがショートかと思ったことを謝ります。ボリューム満点で一つひとつとてもよかった。清との話がもっとみたい。
-
Posted by ブクログ
「地面が……破裂してるみたいだ」
小さいのに雄大で剝き出しな自然の力強さ満点の、アイスランド観光案内マンガ第5巻、読んだ人みんなWikipediaを検索するでしょう。火山ヤバい。
今まで「一度は行ってみたい場所1位」はボラボラ島でしたが、この漫画以後は文句なくアイスランドです。
140個の火口が25㎞に渡って並ぶ壮大な景色、見てみたいなー。でも漫画の中でケイと一緒に訪れた気分です。
そしてアイスランドの申し子のようなリリヤの歌声とチェロがもう美しくて…いやこれは幻聴でした。
「演奏が終わっても音楽が止まらなくて頭の中でずっと聴いてた。最高だった」
と素直に語れるケイが素敵です。
で、探