入江亜季のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乱灰大好き!
読んでいて、何回も泣いてしまった。
自分の心がガサガサした時は何度も読み直したい。
同じ様な気持ちになった、ちびまる子ちゃんの映画があるのだけれど、こういった気持ちは忘れてはいけないなと思いました。
ヒューっと底無しの暗い闇に真っ逆さま落ちてしまう!と感じてしまう時、落ち葉がふわっとどこからか飛んできて、ふんわりと着地させてくれる。しかも見上げると雲間から金色の光や太陽をみせてくれるような。
それを書ききっているのが素晴らしいと思いました。
大人になると色んな事にもまれ、葛藤も出来て、怖くて、躓く事があるなって思いました。何だか…違うな…。ってモヤモヤしてました。
自分が見て -
Posted by ブクログ
こんなに優しく温かい幸せな気持ちで、漫画の完結を受け止められたことはあまりない。出会えてよかったと思える、貴重な漫画です。漫画棚の断捨離を進めているところですが、この漫画は絶対に売れない・・・・。
辛い経験、やるせない思いを乗り越えて、乱は丁寧に優しく生きる子に、そして日々はほんとにイイ男になりました・・・。2人が互いに向ける姿が泣けるぐらい一生懸命で、あー、一生懸命相手と向き合うってこんなにもどきどきすることでしたね!と一人のたうちまわってしまった。入江先生の描くいちゃいちゃが全力のいちゃいちゃで昔から大好きです。
乱を取り巻くほかのキャラもみんな丁寧に描かれていて、どの方向を見てもあたたか -
Posted by ブクログ
泣くかと思った。
凰太郎との間にあったものは、やっぱり恋愛じゃなかったよな。凰太郎はそうだったろうけど、まあそれもよくわかんないけど、乱はどうなんだろう。多分違うと思うんだよなぁ。恋はともかく、恋愛は相互通行でないと出来ないものだもんな。それでも、すごく大事な気持ちだったんだとは思うけど・・・なんか、うまく凰太郎と乱の関係を言い表す言葉が見つからない。恋人じゃない、友達でもない。家族や仲間でもない・・・大事な人、としか言い表せない気がする。
ともあれ、すごく素敵な物語を読ませていただきました。そういうありがたい気持ちで清々しい。今度もう一度最初から読み直そう。
それはそれとして、一皮剥けた -
Posted by ブクログ
前巻の"魔法界側の事件"後の漆間家の日常を描く第三巻。大きな事件があれど、その「事件」の影響を受けて描きたいものはやはり恋愛模様を含めた「日常」なのかと思える凰太郎の位置づけがとても楽しい。事件だけでなく仁と珊瑚の関係や、日比の行動が更に乱と凰太郎の関係に影響を与えていく様子はもっと色々な話が読みたいと思わされる。
仁と珊瑚の二人の描き方は実に心に刺さった。硬派なイメージのあった仁の野生的な部分や、珊瑚の献身的な様子が噛み合っていくさまが魔法を絡めながら印象的に描かれるのがとても魅力的だった。
番外的な話も度々あるが、そこが本筋に絡んでくるのかどうか気になる所。