あらすじ
日本へ帰った御山慧(みやま・けい)は、弟・三知嵩(みちたか)が生きていることを信じて捜索を開始する。まずは事件の始まりの場所から順番に……。舞台をアイスランドから四季の国・日本に移して描かれる、真相究明の捜索編! 心強い相棒の清(きよし)とともに、熱情の慧と理知の清によるていねいな聞き込み調査が描かれていくのだ。
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見渡す限り無人の荒野を突き抜ける道路、その脇に横転しているジムニー。
運転席のドアをバカッと開けて顔を出し、「嘘だろ」とつぶやくサングラス姿の男。
まるで映画のオープニングのようなシーンからこの作品は始まります。
第1話では、横転したジムニーのシーンから、男がジムニーの中を整えて一晩過ごし、夜が明けてから道路を通る人を捕まえてジムニーを起こしてもらい、再び走り出すまでを、ただひたすら描きます。男がどうやら車と意思疎通をしているような様子や実在するのかどうかよくわからない女がウロウロする様子が合間に描かれるものの、ここがどこなのかも男は誰なのかもまったく説明されません。ロードムービーものなのかしら…と思わせておいて、この後いろいろなことが説明されていくのですが…本当に、少しずつ少しずつで、しかも、ロードムービーかと思えばミステリーのようで、ミステリーかと思えばラブストーリーのようで、ラブストーリーかと思えばサイコホラーのよう…先が気になってしょうがない!!
とにかく言えることは、これを読んだら絶対にアイスランドへ行きたくなる、ということです。ジャンル問わず、とにかくおもしろいマンガが読みたい!という方におすすめ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
☆途中55話まで(7巻まで)
〜序章〜
・アイスランドで探偵をする御山慧
・遊び人の祖父と暮らす
・日本にいる叔母夫婦と一緒に住む弟と連絡がつかなくなる
・祖父のジャックと日本へ
・叔父夫婦は亡くなっていた
・弟の行方を探る
・アイスランドへ向かったらしい
・アイスランドへ戻ると警官と名乗る中年男に襲われる
・三知崇に救出してもらう
・事情を聞くがリリア曰く嘘をついていた
〜2巻以降〜
・親友の清が日本からやってくる
・アイスランドを観光し帰る
・ヨウン捜索の依頼
・シグルーンの協力もありヨウン発見
・シグルーンから新たにフレイヤ捜索の依頼
・フレイヤの携帯に三知崇からの電話
・三知崇には人を原因不明で殺す能力があった
・三知崇失踪
・数日後三知崇が帰ってくる
・ジャックとの3人暮らし
・リリアのコンサートで美声に惚れる
・三知崇が警察に殺人容疑で捕まる
・警察は偽物だった
・彗は三知崇を探す
・死亡の連絡
〜日本編〜
・彗とジャックは日本へ一時帰国
・三知崇は死んでいないと確信する彗
・友人の清と幼い頃の三知崇の友人を調査
・三知崇には人を魅了し傷つける能力があった
[総評]
どんな方向性になるのかワクワクしながら読める
ケイとリリアの掛け合いがよすぎる
三知崇の能力の謎も気になる
Posted by ブクログ
※ネタバレありです。
完結してから読みたいなと思っていたけど我慢できずに全巻購入、最新刊まで読破。登場人物がみんな素敵でアイスランドの自然や食べ物の描写も豊富でミステリー要素があるものの、淡々とした日常系漫画が好きな自分も楽しく読み進める。本当に丁寧に隅々まで描きこまれていて、繰り返し読める漫画。
アイスランドでの生活費を稼ぐため主人公の御山慧(みやまけい)が行っている探偵業もスリルがあって面白い。慧の17歳ながらその年齢設定を覆す絶対的安定感と万能ぶり。絶対大丈夫という確信をもってページをめくれるところが、マスターキートンの平賀=キートン・太一みたい。どんな危機も最終的に100%乗り越えるという安心感がある。
但し、主人公の弟の御山三知嵩(みちたか)が出てくるといつも不穏な空気が流れだす。慧は車やスマホなど機械と意思疎通できる能力を持っていて、多分慧の祖父のジャックは鳥と話せる能力を持っている。そして三知嵩は人間を切り刻む能力?外側は傷ひとつないんだけど内面をバラバラにしているような。実際それで人を殺しているように思われる描写がたくさん。
この能力ってその本人の好きなものを自在に操れるような能力なのかな?ジャックはもともと鳥好きな感じだし、慧は機械が好き。三知嵩は7巻で明らかになったけど母親からのネグレクトと思われる虐待でハサミがキーになっている。ハサミを好きなわけではないけど、ハサミでお兄ちゃんの慧が母親に優しく髪を切ってもらっていて、自分もやってほしいとどんなに主張しても耳をかしてもらえなかった心の傷かな。
今まで三知嵩はただのサイコパスなのかなって思っていたけど幼少期の何かが人格を破綻させてしまったのかもしれない。母親から執拗に無視されている場面では本当に可哀そう。ただ母親がそこに至った経緯が三知嵩の異常さを恐れてないものとしてしまった可能性もあってネグレクトが先なのか、もともとサイコパスだったことが原因なのか現段階ではわかりかねる。お兄ちゃんの慧と外見が全く違うし例えばレイプされて出来ちゃった子供とか?何か三知嵩の出生にも大きな謎がありそう。
7巻では一旦日本に戻って、三知嵩の過去を幼馴染の清と一緒に探る。慧(見た目のカッコよさでみんなが寄ってくる)とは違った意味の人たらしの清(無害な外見だけど人柄や特技もありみんなの人気者)が良いスパイスになってコミカルな部分もあり、謎を追うミステリアスな部分もありとても面白かった。不穏な部分が多いものの、今後のどうなっていくのか楽しみ。
リリヤファイルかわいい
キヨシくんはこの作品の癒しだなぁ好き
幼少期のミチタカ天使みたいだ
ミチタカの謎に近づきつつあるケイ、本当にまだミチタカは生きてるのかな
大人買いで一気読みした
セールになっている作品として表示され、タイトルと表紙の美しさに強烈に引かれた。このタイトルの格好良さにはマジで震えて言葉を失う。
試読での「これは淡々と積み重なってジワジワ来て結局どっぷり嵌まってしまう系かも」という直感が当たり、既刊の7巻まで一気読みしてしまった。
見開きで展開されるダイナミックな自然、特殊能力、他人や身内との関わり、生き方、文化、少しのロマンス、そしてミステリー。好物がてんこ盛りだった。
大人すぎる17歳の主人公には驚いたけれど、大人にならざるを得ない環境もしっかり表現されていて、しかも異性に対してはちゃんと17歳らしさがあって微笑ましい。お互いを躊躇なく受け入れるたった1人の親友との関係も素敵すぎる。
青騎士さん、外れがないね。早く続きを読みたいです!!
Posted by ブクログ
弟を探る 清君と一緒に、弟と接点のある人たちに接触して色々聞くけど。前巻で、語られた通り。慶ちゃんが物凄くモテるのがわかった巻だったな。アイスランド戻って欲しい
Posted by ブクログ
・現状での最新刊まで一気読みしたので、いったんここまでの感想をメモ。
・アイスランドと日本を舞台に繰り広げられる日常とサスペンス! すごくおもしろい!
・見開きページの広大な風景が圧倒的。風とか地面の感触とか、アイスランドの土地柄が伝わってくる絵力。何もなくてだだっ広い風景を描くのって難しそうなのに...。
・登場人物がみんな魅力的。各々が主人公の短編集を読みたいくらい。
・弟にまつわる話の不気味さにぞくぞくする。続きが気になるなあ。
・アイスランドをドライブして羊肉を食べたくなる素敵な漫画です。
Posted by ブクログ
弟、三知嵩の真実を知るために慧と慧の親友である清が動き出す。母との関係が幼少期の三知嵩の心に影響を与えたのか。母が振り向いてくれない分、他人を自分のいいように利用したのか。でも他人は支配できるのに母のことは出来なかったのか。離れたのは慧なのに…と謎を追うのに今更感もあるような。三知嵩と交流があった人たちに話を聞いていく程に不気味さが増す。保健の先生の言葉が1番的確な気がする。とにかく三知嵩は外見の美しさとは反して不気味だし計り知れなく恐ろしい。謎が多くて先が気になりすぎる。清があまりにいい人でほっとする。
Posted by ブクログ
イカれた人間にヤバい異能。
未知崇を理解していれば離れて暮らす選択はしなかったし、死人が出ることもなかったかも。
お兄ちゃん辛い…。
Posted by ブクログ
このシリーズはストーリーがおもしろいのはもちろんだけど、生活する気力というか、地に足を付ける気力を呼び起こしてくれるような気がする。手作りの餃子、今度作ろう…
いいね
ケイ@ジャパン。
ケイは清くんとみちたかについて色々調べていきます。
兄から見た弟と周りの人から見たみちたかの違いにゾクゾクします。
清が癒しすぎて。
清と2人で事件を追う。三知嵩の過去を辿ると見えてくる異質な数々。ケイはラストに三知嵩の能力に気付いたのか。次回が待ちきれない。
親友コンビでミチタカを辿る
ミチタカについて、周りが恐怖を抱いて明らかに違和感を訴えていたけど
これまでケイはそれに真剣に向き合って来なかったと思うので、日本へ戻って「弟の本質」を辿ろう知ろうとしてる7巻は、物語が一気に動いてきたと思いました。
そして、リリヤが恋しいと思ってた所にリリヤが描かれて嬉しい(リリヤ出演ノルマ達成)
期待以上の進展
前巻を読んで、どのあたりから本巻がスタートするのか検討がつかなかったのですが、とにかく続きが読めて嬉しいの一言です。
自分のペースを取り戻した彗くんが着実に必要な情報を得ていくテンポが小気味良く、ずっと追っていたいのに、すぐ読み終わってしまった・・・。次はいつまで待てばいいんでしょう、早く続きが読みたいです。
Posted by ブクログ
新作を首を長くして待つ作品のひとつ!
読み終わるのがもったいないけど夢中に読みはじめてしまう!
弟の知る旅がはじまる〜
食べ物や飲み物が全て美味しくみえるね。
目にみえない音が自然と私の体にはいってくるね!
リリヤファイルがあり嬉しかったよ〜
はやく8巻を〜
ぜひ〜
Posted by ブクログ
相変わらず食べ物が美味しそうでしかたがない。
が、それだけてはない。三知嵩の能力が怖い。この先何が出てくるのか計り知れないのが楽しみ。慧に見つけられるだろうか?次巻に期待。
Posted by ブクログ
慧の能力も高いけど三知嵩の能力の凄まじさ……成育歴で悪い方に増幅された感じなのかなぁ。
清くんが出てくると慧の勢いにブレーキがかかるから良いな。慧だけが追ってたら突っ走ってるとこを、冷静になれる。
餃子美味しそう!
嫌な音、、、
関係ないけど葱だこおろしポン酢、それはさっぱりおろし天つゆねぎだこを思わせてSPEC民に刺さります。
Posted by ブクログ
シリーズ7巻目にあたる本作。
全巻までの緊張感のあるシーンは主人公、慧の友人である清の登場により、少し緩和されたように思う。
ただ、その一方で日本での独自捜査を続ける慧たちは、弟の三知嵩の知人を訪ねていくなかで、誤魔化しのきかない、引き返せないところまで踏み込んでしまった感がある。
また、今まで明かされてこなかった三知嵩と母親、慧と母親の関係が明かされ、三知嵩がどうしてこうも歪んだ愛情を求めるのか、というところの根源を知れた気がした。
弟である三知嵩を無実だと信じている慧に対して、調べれば調べるほど、邪悪な三知嵩の行動が露呈してくる。
今後、慧は三知嵩をまだ信じてやれるのか。
また、世間的に死んだことになっている三知嵩は、本当に死んでいるのか。
次の刊行が待ち遠しく思う。
Posted by ブクログ
今回は、自分の知らない三知崇に、慧が向き合う話。読者的には知っている話もあるけれど、あらためて三知崇の異常性が掘り下げられた形になる。
清がいると話が朗らかになるから良い。近すぎるがゆえに、三知崇と向き合いきれないであろう慧に、道筋を示してやるように、質問を投げかけてくれるとこなんかも、単に気がいいだけじゃなくて、ちゃんと友達なんだな、と思う。その結果、返した答えも、盲目的な弟への信頼ではなく、でも絶対的な愛情に裏打ちされている感じがして、腑に落ちる。
早く続きがでないかな。
相変わらず好きなんだが
慧と清の仲良し凸凹コンビが日本で過去をさかのぼる調査へ。
面白いんだけど、探偵業が成り立つほど観察力や洞察力に優れた慧が
弟のことだけあまりにも知らない、というのがなぁ。
親の不在がキーなのだろうか。
Posted by ブクログ
最新刊まで一気読み。アイスランドの広大な大地が印象的。ちょっと不思議な力があるけど、万能じゃない。主人公・慧の弟・三知嵩の真実は、一体どんなものなんだろう。