福島正実のレビュー一覧

  • エッジウェア卿の死

    A

    購入済み

    面白かった

    毎回騙されてしまう。
    動機に気づけばどうってことないのかもしれないけれど
    いやぁ、なるほどね。
    読んで損はないと思います。

    0
    2021年03月31日
  • エッジウェア卿の死

    nao

    購入済み

    面白かったー


    最初読んだ時は長いなーと思ってイマイチピンと来なかったのですが、しばらくしてからもう一度読んでみると、色々計算されて話が組み立てられているのがよく分かりました。
    話に全く無駄が無いです。
    これは一度読んで、全体を分かってから読むとさらに楽しめる話です
    クリスティ、本当に凄いです

    0
    2020年05月20日
  • 未踏の時代

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    作品自体は非常に古いものですが、今回の文庫化を機に読んでみました。
    非常に興味深く読むことが出来ました。
    日本のSFの夜明けの為に尽くしていた著者の功績に改めて感謝したいと思います。

    0
    2018年10月29日
  • 鋼鉄都市

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    SF。ミステリ。警察。

    ミステリとしては、仮説の崩壊と捜査を繰り返して、真相にたどり着く展開が良い。謎やトリックも、SF設定によって新鮮に映る。主人公とパートナーの関係も魅力。

    しかし、この作品の最大の魅力は、間違いなく都市の世界観。宇宙人やロボットが登場しながらも、人類の行く末を現実的に描いているように感じる。
    ロボットの果たす役割が大きいが、個人的には宇宙人の存在も興味深い。主人公とファストルフ博士の会話は、作品のベストシーンのひとつ。

    作品全体として、文章の読みやすさが素晴らしい。難しくなりがちなSFを、ミステリとして仕上げることで、とても読みやすくなっているように思う。
    文句なし

    0
    2016年10月24日
  • 幼年期の終り

    購入済み

    マスターピース!

    クラーク1952年の古典的名作。美しく壮大で残酷な人類の未来が描かれる。さすがに登場するガジェットは古いけど、アイデアやイメージは今も新鮮!読まずに死ねるか〜〜

    0
    2013年03月01日
  • 人形つかい

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    宇宙からの侵略物。

    絵が描かれてなかったので良かったけど、侵略者の形状が気持ち悪い。
    主人公がある生物を嫌っている表現があるが、理由がいまいちはっきりしなかったことだけが不満。

    0
    2011年08月27日
  • 未踏の時代

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    巻頭言のことばがいちいちがーんとくる。色々な意味で、すごい熱と力を感じる本。想像でも小説でも、常に現実とつながっていなくてはならない、そういう有り様でなければ意味がない、というところに改めて気付かされた気分。若さ故か、勢いと直截さの絶妙な文体が良い。「ぼくは、いやだ。」この言葉の威力。

    0
    2010年06月06日
  • 未踏の時代

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    存命なら81歳、1929年2月18日に樺太で生まれたSF小説家・評論家・翻訳家。雑誌「SFマガジン」の初代編集長。


    ・・・・・書きかけ・・・・・

    0
    2011年09月14日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    兄が最近読んで「結局、創作には想像力が大事」だとの結論を得たというので、読んだ。学生時代に読んだことがあるような気がするが、読み直してみてほぼ記憶になかったから、『夏の庭』か何かと間違えていたのだろう。
    愛猫家で技術者のダンは、家事ロボット〈万能フランク〉を開発するが、婚約者のベルと、親友のマイルズの二人に騙されて、自分の発明と会社での職を奪われ、30年間の〈冷凍睡眠〉をさせられることになってしまう。〈冷凍睡眠〉から目覚め、1970年から2000年へ、半ばタイムスリップのような経験したダンは、未来のロサンゼルスを目の当たりにすることになる。そこは、自分が開発していた〈万能フランク〉に限りなく似

    0
    2025年12月18日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    SFミステリとはどんなものか…と思って読み進みてみたら止まらなくなった。

    人口がどんどん増えて宇宙植民地化する→結果、地球が置いてけぼりになって対立構造化して…というのは設定としてあるパターンだと思うが、ロボット=人工知能に仕事を取られることへの忌避・抵抗といった要素は現代にも通じるものが多い。実際、JTCの中にいる身としてはこういう抵抗反応をする人を目の当たりにしたこともある。
    科学解説者という側面もあるアシモフは、こういう奴になるなよ!というメッセージを伝えようとしてくれたのか?とも思ってしまう。抵抗=過去讃美と新しいことの追記は紙一重なのだから、未来に目を向けようというのが主題と見える

    0
    2025年12月17日
  • 夏への扉〔新版〕

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    外国の文学で読んでおくべき作品としてChatGBTにオススメされた本の1つです。
    読み終わって気付いたけど、これ1950年代とかに発表された作品なんですね! 今書かれたと聞いても遜色無いくらい、ロボットの描写などが分かりやすく近未来感出てて好きでした。この作品が発表された時は未来を想像して皆さんワクワクしてたでしょうね!
    途中の伏線もちゃんと回収されてました。
    最後あの人何処に行ったんだろって思った節はありますが、、! 猫ちゃんが出てくる作品はやっぱ良いですね。

    0
    2025年12月01日
  • 夏への扉〔新版〕

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    コールドスリープ×タイムトラベルというのが古い作品ですが新鮮に感じました。
    キャラクターがすごく生き生きとしていて好きです。
    ダニエルとピートの人間と猫のコンビも素晴らしいですし、ベルとマイルズの二人もいい具合の悪役で良かったです。

    1点引っかかるのは30歳の男がいくらコールドスリープがあるとはいえ、11歳の子(しかもよく知ってる子)と結婚の約束をするところです。
    昔の作品だから仕方ないのかもしれませんが、流石にちょっと気持ち悪いと思いました。

    0
    2025年11月27日
  • 夏への扉〔新版〕

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    途中ヒントになる描写がありつつ、意外な展開もありワクワクしながら読めた。
    SF作家が想像した30年後(2001年)は今よりずっと進んでる。というか、55年経っても生活はそんなに変わってないよ。
    医療やロボット工学は進んでるのに、固定電話や現金決済は変わらずで、社会の情報化は想像外だったのね。

    0
    2025年11月17日
  • 夏への扉〔新版〕

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    主人公のキャラクターが、失敗もするし、開発愛に溢れているし、とてもいい。愛猫ピートも猫の愛おしさに溢れていてとても好き。

    万能(フレキシブル)フランク、ハイヤーガール、護民官ピート、窓拭きウィリーなどの機械たちが生き生きと感じられる(人格的なものは備わっていない機械にそう感じるのはおかしな感覚だが、主人公の機械への愛がそうさせているのかもしれない)。

    話もよく練られていて面白い。
    語り口も面白い。

    コールドスリープに入った人間が二重になってしまうのでは…?と思うのですが、何かしらのパラドックス的なものが働いたのかもしれない。

    0
    2025年11月10日
  • 幼年期の終り

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    ネタバレ

    なかなか物語の世界に入ることができなかった。
    「どんなユートピアも絶えず、すべての人間を満足させておくことはできない」
    カレルレンが目先だけでなく、長い目で見た時の地球について考えており、おぞましかった。

    0
    2025年11月08日
  • 夏への扉〔新版〕

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    こういうSF大好き。主人公のへこたれなさ、技術者としての矜恃と発明家としての才、そして愛猫ピートへの愛と信頼。応援したくなる物語であり、こいつならなんとかするだろうという安心感もある。

    コールドスリープとタイムトラベルを用いた前後両方への時間移動が登場する世界。とはいえそこまで超未来的な描写はなく、あくまで2000年代のアメリカなんだなあと思う部分もあったりして、不思議なバランス。それもそのはずでこの小説は70年ほど前に書かれているから、全て想像上の世界。作者が思い描いた程は科学技術は進歩していないような気がする2025年現在。あと100年後の未来はどんな感じなんだろう。

    現実の2002年

    0
    2025年11月04日
  • 夏への扉〔新版〕

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    冷凍睡眠やらガレージ起業やら、発明したロボットのネーミングやら、猫のピートやら。登場するキャラクターを介して当時まだそう呼ばれ始めたばかりのシリコンバレーの雰囲気が肌に感じ取れる。どこかなじみのある設定はなぜだろうとふと考えた時、あ、日本にはドラえもんがいるじゃないか。夏への扉はどこでもドアだ。やっぱり好きだな、古典SF。

    0
    2025年10月19日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    ピートという可愛い猫が登場する、タイムリープ系のSF小説。中盤以降、ピートが物語から離れてしまってからは、「ピートはどうなったんだろう」と気になって仕方がなかったが、最後には綺麗に伏線が回収されていて胸がすっとした。時間軸がぐるりぐるりと回りながら、一筆書きのように繋がっていく展開が読んでいて心地よかった。
    SF小説を読むのは初めてだったが、「SF×動物(猫)」という組み合わせはあまり見ない気がした。ふとドラえもんを思い出したが、猫的な存在がいると、どこか人間味が増して、科学の世界にも温かみが生まれるように感じた。
    また、作中で未来の機械として登場するものの中には、現代で実際に実現しているもの

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    2025年10月06日
  • エッジウェア卿の死

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    ネタバレ

    ⚠️ネタバレ注意⚠️ ※ポアロシリーズ過去作のネタバレもあり




    著者の得意とするこの手のテクニックにまた騙されちまった。むしろお前が見抜ける作品あるのかよと思われそうだが。もう流石に"この技"はないだろうと油断していた。悪く言えば過去作の使い回しであるが、それが連続すると見事に決まる。
    今作はわざわざモノマネ女優までフェアに登場させているのだから、このトリックにも実現可能性が保証されているし、成功したかを電話で確認までしているのだからリスクが極めて低い。実際に○○○○○に気付いて殺された奴もいるわけだし。

    トリックは見事◎で動機も前例なし◎(自分の読んだ中で)。ミス

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    2025年09月27日
  • 幼年期の終り

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    ネタバレ

    SFらしいとてつもなく面白い設定と、エンタメらしい次々に状況や場面が変わる面白さ
    さすが名作と語り継がれるだけある

    人類が思っていたオーバーロードと実際のオーバーロードにはギャップがあったが、カレルレンは人類を裏切らなかった、と私は思う
    ジャンが宇宙船に乗り込んだときどんな世界が見えるのかワクワクしていたが、その後地球に起こった変化が激しすぎて銀河系の外とかどうでもよくなってジャンが帰ってきた地球がどうなってるのかが気になって気になってページを捲る手が止まらなかった

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    2025年09月09日