福島正実のレビュー一覧

  • 夏への扉〔新版〕

    購入済み

    気持ちの良い後半

    シュタインズゲートに似てるかなと思ったが、共通してるのはタイムマシンの部分で、話の本質的には別かな。
    未来へ行って、想い人を探すシーン未来で発展した技術や変化した社会体制、経済体制に興味を惹かれた。

    SFを選んだのは初めてだが、中々良い作品だと思う。
    21世紀に入った現代において、色褪せることのない魅力があると感じた。

    #ハッピー #エモい

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    2024年01月27日
  • 鋼鉄都市

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     閉塞感あふれる階級社会、人の上に立つ宇宙人に、宇宙人がバラまいたロボットが人の仕事を奪い、誰もがロボットを嫌い一部の人々は反ロボットを主義を掲げる。そんな陰鬱とした世界で起こる宇宙人の殺人事件!主人公の推理が突然放たれた銃弾のように突拍子もなく大胆不敵で面白い!主人公はかなり怒りっぽい性格だがソレにつられず常に冷静なロボットが相棒なのはいい塩梅だった
     主人公の推理は本当に面白いのだが、その推理がはじまる100ページぐらいまでは主人公がいかに思慮が足りない上に怒りっぽい人物か、嫌な部分を延々と見せられて辟易する
     だがそこを乗り越えれば大胆推理、街にうろつく地下組織、犯人の罠、最後の逆転劇と

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    2023年10月05日
  • 幼年期の終り

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    SF好きを明言しながら未読なのもどうかと思い、意を決して読んでみましたが、これまで読んでいなかったことを大後悔…!ベストSFに上げる方が多いのも納得の大傑作でした。

    オーバーロードという人類を超越する存在との接触を描く前半は、いわゆるファーストコンタクトものとして展開していきますが、後半、オーバーロードの目的が明かされてからは、物語の様相が一気に様変わりします。さらなる上位種の存在、個を消失し進化する人類、道を閉ざされながらも個としての未来を諦めないオーバーロード。これは悲劇なのか喜劇なのか。一言では言い表せない展開と結末に、読後、しばらく呆然としてしまいました。



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    2023年09月28日
  • 鋼鉄都市

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    SFミステリである。元祖かはわからないけどこの時代では珍しかったんではないだろうか。有名なロボット3原則が絡んでいてSFならではのロジックになっているのが見事。ストーリーがすっきりしていて読みやすい分容疑者が少なく、犯人は大体想像ついてしまうのが残念。

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    2023年09月24日
  • エッジウェア卿の死

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    エルキュール•ポアロが自身に対して失敗を認めることは、ポアロシリーズの後半にはよくある事で、「私はなんて間抜けだったんだ!!」と反省しては真実に辿り着く事がある程度お約束の部分ではあるが、今作「エッジウェア卿の死」においては真相究明までに何度も誤った道筋を辿り、ようやく終盤にて真犯人を導き出すという状態である。冒頭、ヘイスティングスにより、ポアロはこの事件への関与を公表したくなかったと述べているが、珍しく名探偵が犯人に丸め込まれる一歩手前まで来ていた様な事件で、今作の犯人の秀逸さがみてとれる。
     舞台女優とそれを取り巻く人達。大女優は夫と離婚したいが認められず、彼女は殺してしまいたいと周囲に吹

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    2023年09月13日
  • 幼年期の終り

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    ネタバレ

    読み終わってポカーンとしてしまった。空虚、おいてけぼり、消化不良、うまく言えないがそんな感じ。
    圧倒的な科学力で人類を間接支配する「オーバーロード」は、人類にかつてない繁栄と平和をもたらしたが、あまりに圧倒的すぎる力の前に人類はハングリー精神を失う。オーバーロードの真の目的は後半まで明かされない。
    真の目的が明かされたとき、「は?」と思った。圧倒的科学力を持つオーバーロードのさらに上位「オーバーマインド」がいて、科学力などではどうにもならない存在だという。
    科学力が唯一の宗教となった人類というか我々にはまさに想像がつかない。科学だけでは進化の限界があり、オーバーロードは進化できない。オーバーロ

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    2023年03月04日
  • エッジウェア卿の死

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    途中人物が誰が誰だか分からなくなってこんがらがった(海外ミステリーにありがち?)。ポアロの謎解きはやはり圧巻であった。これを味わうためにそれまでの長文を読んでいると言っていい。アガサ・クリスティーには有名な作品がいくつもあるが、ポアロ作品は読破したい。

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    2023年02月21日
  • 鋼鉄都市

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    初めてのアシモフ。AIやシンギュラリティなどの文脈では小説に限らず引き合いに出されることも多い「ロボット三原則」を軸に作られたSFミステリ。未来の地球を舞台に、人間の刑事とロボットの助手ペアのキャラ、ガッツリした読み応え、ミステリとしての作りも申し分のない名作。

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    2022年12月04日
  • 人形つかい

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    SF。侵略SF。
    初めて読み切ったハインラインの長編作品。
    派手な展開に、恋愛要素もあったりして、想像以上に読みやすい。
    じっくり考えるよりも、気楽に楽しむ娯楽作品。
    〈上半身裸体計画〉〈日光浴計画〉は、想像するとかなり滑稽。全体的には映画化しやすそうな作品だと思うけど、この二つの計画のせいで無理そう。
    終盤の解決に向かう計画を立てる段階が一番好み。
    侵略SFの代表作の一つで間違いないでしょう。

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    2024年05月28日
  • 幼年期の終り

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    宇宙人到来!「インディペンデンスデイ」ばりの衝撃!でも何もしない。宇宙船からじっっっ…と見てるだけ。という入りがまず不気味で一気に引き込まれる。「え…何しに来たん???」「どんな姿なん???」「つかどっから来たん???」という状態から何十年もかけて人類とコンタクトを取っていく。少しずつ少しずつオーバーロードの正体が分かっていったり、地球文明も宇宙人ことオーバーロードたちと関わっていくうちにいろんな発展を遂げていき、最後はとんでもない所まで話が進んでいくのでじわじわ面白くなっていくタイプの作品。言語化が難しいのだが、現在までSFだけに限らず色んな作品に影響を与えたらしく、発表当時はかなり画期的だ

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    2022年08月09日
  • 鋼鉄都市

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    2015-05-23 に読んでた、7年前...
    2022-06-29 再読、なんとなく読んだことがあるような気がしてたけどほんとに読んでた。
    なのに面白く読めた。星3つにしてたけど星4つにする。
    ファウンデーション読んだ時にダニールオリバーでてきて見た気がしたんだ読んでたよ。

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    2022年06月30日
  • エッジウェア卿の死

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    ネタバレ

    「アガサ・クリスティ」の『エッジウェア卿の死』を読みました。

    『親指のうずき』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    自宅で殺された「エッジウェア卿」の妻は、美貌の舞台女優「ジェーン・ウィルキンスン」だった。
    彼女は夫との離婚を望んでおり、事件当夜屋敷で姿を目撃された有力な容疑者だった。
    しかし、その時刻に彼女はある晩餐会に出席し、鉄壁のアリバイがあった… 数多の事件の中でももっとも手ごわい敵に立ち向かう名探偵「ポアロ」。
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    久しぶりに読む名探偵「ポアロ」モノです。

    1933年に発表された作品

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    2022年04月14日
  • エッジウェア卿の死

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    クリスティのよくあるパターンの1つ。このパターンほんとクリスティ好きなんだな、と改めて感じたが、最終的にそこに至るまでの展開は今までと違ったものであり、今回もそのパターンだと見抜くことができなかった。流石です。

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    2022年02月05日
  • エッジウェア卿の死

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    ポアロもの。

    エッジウェア卿の妻で舞台女優のジェーン・ウィルキンスンから夫との離婚交渉を強引に頼まれたポアロ。
    渋々、ポアロ&ヘイスティングズがエッジウェア卿を訪ねた日の夜に、エッジウェア卿が殺害されてしまいます。
    事件当夜、邸で姿を目撃されているジェーンは、同時刻に別の場所での晩餐会に出席していたという、鉄壁のアリバイがあって・・。

    いやぁ、読み応えありました。そしてものの見事にミスリードされてしまいました。
    今回はポアロの推理も迷走したせいか、すべてが後手にまわってしまい、第二、第三の犠牲者が出てしまいます。
    犯人の“狡猾さ”に煮え湯を飲まされたような気分になりますが、この犯人に対する

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    2021年10月03日
  • エッジウェア卿の死

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    ネタバレ

    最初にわかりやすく入れ替わり設定が提示され、ひねりで気持ちよく騙されたのが楽しかった。秘書や晩餐会の主人が真実を述べているのにポワロやヘイスティングスを使って全力否定し、読み手をミスリードする小技にも痺れた。「邪悪の家」「バートラムホテルにて」の犯人には無い可愛げで、鮮やかな手口の切れ者感と愚かで愛嬌ある軽薄さが一体化した犯人像も良かった。ただ配役云々の巻末コメントは、増版があれば全削除していただきたい。クリスティ財団はチェックしてないよね?してたら公認取消レベルでしょう。

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    2021年09月18日
  • エッジウェア卿の死

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    ポアロは好ましくない相手でもきちんと仕事するんだよってことを言いたくてジェーンさんみたいなキャラクターを出したのかなと思った

    犯人が意外すぎてびっくり(毎回言ってる)

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    2021年03月12日
  • 人形つかい

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    地球外生物の侵略から人類を守るサムの活躍を描くSF冒険小説。
    1951年に発表された作品。
    冒険小説として、楽しめた作品でした。
    本書を読んで、『影が行く』(遊星よりの物体X)や『盗まれた街』(ボディースナッチャー)を思い浮かべる。本書も勧善懲悪な映画化しても良いのになぁ〜と思った。

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    2020年12月10日
  • 未踏の時代

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    1976年に書かれた60年から67年までの
    SFマガジン初代編集長による創刊時の回想にして未完絶筆
    書かれた時期が示すように自伝的回想というより
    40年前現在進行のSFにまつわる評論
    著者のSFという仕事であり
    それ以上の情念また人生というものの対象への思いが
    現在でも通じ
    もちろん当時の時代資料としても読めるが
    成立経緯上から論としてまとまりにかける仕事であるのは残念
    そして50年前があまり昔のことに感じられない自分の感覚はどうかと思った

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    2019年01月11日
  • 人形つかい

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    宇宙人侵略ものの傑作。サムとおやじとメアリの関係、エヴァのシンジくんちゲンドウと綾波の関係にそっくり。
    表紙のカバーイラストがひどすぎるので旧版を見つけたら書い直すことにします。

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    2018年08月15日
  • シャーロック=ホームズ全集13 シャーロック=ホームズの事件簿(上)

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    (内容)
    盗まれた黄色いダイヤを取り返す「マザリンの宝石」、奇妙な遺産相続事件「三人ガリデブ」など6編。ホームズ最後の短編集上巻。

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    2017年03月03日