福島正実のレビュー一覧

  • 幼年期の終り

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    フルダイブVR的な話しが書かれていたり、1979年発行の小説とはおえない内容。
    前半はオーバーロードの気長な時間軸で人間が管理され、彼らの目的を徐々に暴く展開であったが、最終的には予想以上に壮大なことになった。
    オーバーマインドはカルダシェフスケールの上位の存在なのは間違いない。

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    2025年12月18日
  • 幼年期の終り

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    小学生の時から読んでる。面白いから、と人にあげたりして3冊購入している。今は息子が読んでる。
    何度読み返したかわからないくらい読んでいるが、年齢によって登場人物への感情がかわる。若い頃は自分も密航する!と思った。親になってからは、子どもを失う両親の気持ちに胸が張り裂けそうなった。

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    2025年11月23日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    SFとミステリー要素を合わせた作品で、ロボットが人間の多くの仕事を担っていた。そのこともあって、ロボットに対する排外主義的な思想を持つ人間がいた。そんな混沌とした世界で、宇宙人惨殺というこれまでにない事件を起き、主人公ベイリはパートナーのR・ダニールとともに犯人を探しに行く。

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    2025年11月22日
  • 幼年期の終り

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    ネタバレ

    なんか悲しい。
    数々の種族と星の終焉を見てきたカレルレン含むオーバーロードは病んでそうだな。残されるものが辛い。

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    2025年10月13日
  • 幼年期の終り

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    それは突然やって来た。世界の大都市の上空に無数の飛行物体が現れた。
    それは人類にとって敵なのか、それとも味方なのか。何を目的としているのか。どんな姿形をしているのか。謎は深まっていくばかり。
    1952年に書かれた本作は、古典的SFの名著だと思います。

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    2025年10月01日
  • 夏への扉〔新版〕

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    SF御三家の一角であるハインラインの作品の中で、日本で特に評価が高いのが本作だという。
    SFにしては強めの恋愛要素や俺TUEEE・ざまぁ的展開、そして猫。「SF初心者向けのSF小説」として本作が紹介される理由はよくわかる。

    しかしSF好きのぼくとしては、その辺りにはあまり萌えない。好みという点では、前に読んだ『月は無慈悲な夜の女王』には遠く及ばないはずだ。
    それにも関わらず、今回も徹夜してほとんど一息に読むくらいにはこの小説に夢中になった理由は、ひとえにハインラインの描く主人公のパーソナリティにある。

    本作の主人公・ダンはエンジニア。仕事人間で独立心が強く、自分のこだわりについては決して他

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    2025年09月10日
  • 鋼鉄都市

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    かなり面白く、読みやすい。
    アンドロイドと人間の刑事バディもの。
    ミステリーとしても秀逸だし、アンドロイドに仕事を奪われて懐古主義・反乱分子となる人間や人口増加による枯渇する資源、完全管理主義の閉塞感のある生活、というディストピア調の近未来社会の世界観も良くできていると感じた。
    アンドロイド嫌いの主人公ベイリが博士やダニールと会話していくことで自分の思想を改めたり、ぐるぐるとあらゆる可能性や人類の未来について考え出す、その過程がとても魅力的だった。
    アシモフの描くアンドロイドは解像度が高く、矛盾がなく凄く魅力的だと思った。
    個人的に「デトロイト・ビカム・ヒューマン」というPS4のゲームが大好き

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    2025年09月01日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    夏に読めてよかった〜

    思ったよりエンタメ作品で読みやすかった。
    主人公の性格が良くも悪くも内向的でちょっとムズムズしながら、だからこそ共感もできた。

    コールドスリープものかと思いきやタイムスリップもしてガッツリSFしながら、いちばん楽しかったのは、1956年から見た1980年代、2000年代が垣間見れたこと。実際とは全然違うけどむしろ新鮮で面白かった。早く家政婦ロボットとかでてきてくれないかなあ

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    2025年08月31日
  • 夏への扉〔新版〕

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    大好き。夏を感じた、!!
    常に軽やかで爽やかな文体で、結末も前向きですごく良かった。
    なぜか最後の方読んでる時に涙出てきた。今の自分のメンタルに優しく寄り添ってくれた本。
    毎年夏に読み返したい。

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    2025年08月20日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    とっっっても面白かった!
    前半はベイリの頑固な考え方に焦れるような気持ちだったが、懐古主義の団体が現れてからぐっと引き込まれて、一気に最後まで読み切った。ラストへの流れには強いカタルシスを得た。
    ダニールとの関わり方がやっと成り立ったのは、ダニールの長口舌のあとの「まだ真夜中まで一時間三十分残っている」だと思う。そこからベイリは自分自身の腕時計で時間を確認し、また総監への危害を止めようとベイリの手首を抑えたダニールに「危害を加えるつもりはない」とロボット三原則を踏まえた言葉でダニールに妨害しないでほしいと伝えた。やはり人間とは考え方が違うわけなので、ダニールにわかるような伝え方している。異種族

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    2025年08月18日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ネタバレ

    ⭐️4.5
    とてもおもしろかった
    後半の伏線回収には思わず度肝を抜かれた。
    勝手に装丁から少年と猫がひょんなことから時間旅行する物語だと思っていたが、なかなか骨太なsfだった。
    主人公の言動に共感する部分は少なかったが、諧謔的なそのキャラクターはとても魅力的で、同著者の「月は無慈悲な夜の女王」のマニーを彷彿とさせた。
    ラストの主人公ちょっと気持ち悪いと思いました。

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    2025年08月15日
  • 夏への扉〔新版〕

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    なにこれ最高 今までSF作品かぁ、、と読まず嫌いしていた自分反省します! そりゃ名作とみなさんが評価するわけですよ。 
    物語が進むにつれて、序盤で主人公が何気なく口にしていたことや、不可解だった出来事の真相が明らかになっていくのがたまりませんね。 
    SFなんだけど冒険小説的なワクワク感で読み進めることができました。 
    最後ほんとよかったฅ(=✧ω✧=)ฅニャニャーン✧

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    2025年08月14日
  • 夏への扉〔新版〕

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    まるで青春小説のようなタッチで綴られる文章のため読みやすく、SFならではの要素もあり、名作と言われるのがよくわかりました。

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    2025年08月11日
  • 夏への扉〔新版〕

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    この作品が書かれたのは1956年、著者が想い描いた未来への希望が物語にふんだんに詰め込まれていて読み進めるのが楽しかった。どこか抜けてる主人公が猫のピートと共に「夏への扉」を探す時空を超えた旅に出る。夏への扉が何を意味するのか理解できたとき、この本と出会えて良かったと思いました。猫が活躍するSF小説なので猫好きにもおすすめです。

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    2025年08月10日
  • 夏への扉〔新版〕

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    ひいい、おもしろすぎた!
    設定や展開にくわえて、登場人物同士のやりとりがなんともよい。
    個人的には、めちゃくちゃ別世界の話なんだけど人間模様はすごく身近で味わい深いところが、十二国記と通ずるものがあるように感じた。

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    2025年08月03日
  • 未踏の時代

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    SFの翻訳・評論・創作・企画・編集など、オールラウンダーとして疾駆した福島正実の、甘く苦い回想録。
    30歳の時に初代編集長としてSFマガジンを創刊、軌道に乗せる。しかし、ある事件を機に40歳で早川書房を退社。1976年没、享年47。
    私も福島が編集するSFマガジンをなめるように読んだひとりだ。当時、SFという新しさだけでなく、あの雑誌にはとてつもない緊張感と魅力が漂っていた。いま思うと、それは編集長であった福島その人の緊張感、できうるかぎりのものを提供しようとする彼の張りだったのかもしれない。その後、編集長が森優にかわり、表紙や誌面の雰囲気は一変した。
    福島が目指したのはプロとしてのSFだった

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    2025年05月07日
  • 幼年期の終り

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    SFの古典の名作ということで読み始めた。序盤からグイグイと本の世界に引き込まれていった。後半、難解で何度か読み返す場面に遭遇し、読み返しても??という場面に遭遇した。これをどう解釈するかで決着をつけた部分もあったりでこれが筆者の問いかけ、問題提議なのかとも解釈した。そして時間をおいてもう一度読み直してみたい。つまりそれほどこの本に引き込まれたということで星を一つ追加しました。
    強大で圧倒的な力を持ったものから授かる自由と平和。争いと競争のない世界。戦いや争う本能を失うのに何年必要なのか。
    今の日本を象徴しているようで恐ろしい。

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    2025年03月22日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    初めて短期間で読破できた自分にとっては少し長めの小説でした。

    宇宙人の星と地球が色々な方法で繋がっており、その中でも地球人の序列は宇宙人より下という世界観の中で殺された宇宙人の犯人を探すという物語です。

    主人公が毎回トンチンカンな推理をしながらも徐々に問題の核心に近づいて行く、主人公だけではなく地球人がロボットの事を嫌っており、主人公も最初は嫌いだったロボット警察を嫌っていましたが色々な経験を通して少しずつ気持ちが変わっていく姿がとても興味深く面白かったです。

    割と主人公のその時の気持ちが毎回、事細かに書かれているので、自分が主人公にトレースしているつもりが何か突き放されるような感覚でそ

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    2025年03月09日
  • 幼年期の終り

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    ネタバレ

    三大SF作家による作品

    かなり昔に読んだもののため内容はあまり覚えていないものの、面白かった、もう一度読みたいという記憶はある

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    2025年02月07日
  • 幼年期の終り

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    ”このままでいくと、近いうちに人間は、自分の人生を生きることをやめてしまうかもしれない。テレビのシリーズものに遅れないようについていくのが、一日がかりの仕事ということにもなりかねんのです!”

    なってるー!!!え、私たちってすでにオーバーロードの支配下にいるの?
    誰にも支配されていないはずなのに、支配されているような生活を送っている現代人。オーバーロードに支配されている小説の中の世界より、現実の方がなんかホラーだなと思った。
    人類は受動的なスポンジになってしまったのだろうか、私たちは一体誰の養分になるのだろう。

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    2025年01月26日