福島正実のレビュー一覧

  • エッジウェア卿の死

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    ポワロはなぜいつもヘイスティングスを連れているのか不思議だったが、わかった気がした。ワトソンとは違った存在で、ポワロにとって欠かせないんだな。

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    2022年12月07日
  • エッジウェア卿の死

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    ほほう、今回はそうきましたか。
    こちらの裏をかくのが上手い。
    まんまとミスリードされてしまったけれど、だからこそミステリーは面白い。
    毎回異なる驚きをもたらしてくれるクリスティ作品。
    ホント飽きないわ。
    相変わらず個性的で面倒臭いポアロだけど、どこか憎めないんだよね。
    それに、夫の殺害計画を吹聴する美貌の女優ジェーンもなかなか強烈で良かったな。

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    2022年09月05日
  • 鋼鉄都市

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    執筆された時代を考えればその先見性が凄まじいことがわかる。ミステリとしては完全ではないが、
    人間とロボットのバディものでありながら、単純な人間対ロボットの構造にならないのが良い。
    作中ではあくまでロボットは人間に使役される存在でしかなく、ロボットもそれに違和感を抱かない。
    どちらかと言うと人間の可能性に希望を抱く内容になっている。

    巨大なシステムに対する人文主義的な反抗を起こすのは過去の文明を愛する懐古主義者であり、彼らはロボットをすすんで使役することになる未来が示される。

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    2022年08月30日
  • 鋼鉄都市

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    前半難しかったけど後半とラストのたたみかけがよかった。いろんな作品に使われてるなーと思う箇所も多く面白い

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    2022年06月27日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ



    アイザック・アシモフのロボット三原則をテーマにした作品群のうちのひとつ。先日われはロボットを再読したばかりでかなり期待していたが、本書は1970年代に翻訳出版されたものであり、訳文が読みにくく、思っていたほど良さを感じることができなかった。

    ロボット嫌いの刑事ベイリーと宇宙人の配下のロボットであるダニールがバディを組んで事件に当たるストーリー。ベイリーのダニールに対する感情が次第に変化していく点が見どころとの触れ込みだったが、個人的にベイリーの思想や感情がなかなか掴めなかった。人間だけあってコロコロと感情や物の考え方が変化するが、何を受けてそうなったのかが読み取りにくい。全編通して聖書の

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    2022年03月28日
  • 人形つかい

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    タイトルだけの印象でアンドロイドやロボットを使うことと思っていた。実際は違くて宇宙侵略もの。
    SFのオススメに選ばれるだけあってつまらなくはない。やはり今だと古臭さはあるかなぁ。設定は2007年の話だけれど乗り物は間違いか…

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    2022年03月20日
  • エッジウェア卿の死

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    テレビで見たことがあるはずなのに、もうすっかり犯人は忘れてました…
    以外と言えば以外な犯人。
    この犯人、賢いよ。

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    2021年07月17日
  • エッジウェア卿の死

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    ネタバレ

    夫を殺してでも離婚したいと言った女優は、果たして犯人なのか?

    ポアロはエッジウェア卿との離婚を望む女優のジェーンと関わり合う。ポアロが訪ねた日の夜にエッジウェア卿は何者かに殺された。犯人はジェーンか、秘書か、娘か、甥か、それともそのほかの人物か。ジェーンの人物模写をしていた駆け出しの女優カーロッタも不審な死を遂げ、ポアロの推理も迷宮行き——?

    何も考えなければジェーンが犯人だけど、そんなことはなかろうと思って疑っていき、結局ジェーンが犯人。ポアロが警察に何も言わなかったら第三の殺人は起きなかったのでは、とか言ったらポアロに厳しすぎるか。何も考えていなさそうな女優が、実は用意周到に演技して周

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    2021年05月10日
  • エッジウェア卿の死

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    もちろんストーリーはまったく異なるものの、ヘイスティングズの語り、ポアロの最後の謎解きというスタイルと、最後に明かされた犯人に対する印象など、前作とちょっと似た印象を受ける。
    関係者はみんな嘘をついているが、ほんの少しの綻びをポアロが見逃さず、最終的にすべてが筋道立って、アリバイがガラガラと崩れていくのには舌を巻く。犯人が逮捕されてなお、自分の計画は見事だったと自負しているところに、この計画の最大の失敗が隠れているのだろう。

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    2021年04月30日
  • 人形つかい

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    ちょっと冗長だったかな。あまりテンポはよくないし、主人公があまりにもお子様では……。話としてはおもしろかった。
    371ページでケリー大佐が言ったことは、そのまんま今のコロナ禍における未来を占っているようで……なんとも。
    ところでところどころ旧字なのはなんとかならないのだろうか。昔のものとはいえ字体くらいは最近使われているものにしてもよいのでは。邦訳なんだし……。

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    2020年07月09日
  • 人形つかい

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    人格を乗っ取る木星タイタンからのナメクジ異星人と人類の戦い。結構勝ち目がない感じからの逆転劇、面白かった。最後はまあ要するによくある、病原菌撃退法。

    なお、題名は変に翻訳しないで、パペットマスター、のままで良かったと思う。今の時代なら。

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    2017年04月22日
  • 幼年期の終り

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    非常に内容が濃い感じ。
    夢中で読み進める章もあれば、なかなか頭に入ってこない章も。
    あまり読書の時間をとれず、細切れに読んだせいかな?
    時間をおいて、じっくりと再読したい。

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    2022年10月25日
  • 人形つかい

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    ヒトの精神を乗っ取るナメクジ型異星人との緊迫した戦い。面白かった。
    ただ、男女間の関係とか、気持ちの動きの描写はなんとなく短絡的でアメリカ的というか、わたし好みではないし、キャラクター達自体あまり好きになれなかった。

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    2015年05月05日
  • 人形つかい

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    ネタバレ

    侵略SF…。でも親子愛ものだった。短いものではないけどどんどん読ませる緊迫感が在る。秘密捜査官とか心くすぐるワードとともに、宇宙からの侵略者という考えたくないような気持ちの悪い小説である。

    親子愛と書いたが、お互いの許しや共有がメインなのではなく、主人公の成長(?)と人類の感情を書いた、かいたほうが勿論正しいのだとは思う。

    主人公の心情が中心になって話が動いていくので話が追いやすい、けれど、私にはなかなか彼のイメージを固定できない。序盤は非常に理性的で主体性を持ちながらも従順さを持ち秘密捜査官のイメージにも近かったが、寄生された時、メアリと和解したあたりから急激にかれは、事情があるにしろヒ

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    2014年08月07日
  • 人形つかい

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    ネタバレ

    ずっと昔に読んだ本を再読。あいかわらずのハインラインネスク(※)で安心の一冊。
    ●面白かった点
    主人公が欠点をかかえつつも問題に体当たりして解決していくところ。ハインラインネスクの王道だけど気持ちがいい。オヤジから認められるところもいい関係ですばらしい。
    ●気になった点
    なし

    ※その筋では一般的だと思っていたけど、違うかも。ハインライン的ジュブナイルという意味です。

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    2011年11月27日
  • 人形つかい

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    ■(「BOOK」データベースより)
    アイオワ州に未確認飛行物体が着陸した。その調査におもむいた捜査官六名は行方不明になってしまった。そこで、秘密捜査官サムとその上司、そして赤毛の美人捜査官メアリは、真相究明のため現地に向かう。やがて、驚くべき事態が判明した。アイオワ州の住民のほとんどは、宇宙からやってきたナメクジ状の寄生生物にとりつかれていたのだ。人間を思いのままに操る恐るべき侵略者と戦うサムたちの活躍を描く、傑作冒険SF。

    ■感想
    最初はそうでもなかったけど、読んでいくうちにだんだんと表紙に違和感を覚える。
    たぶんサムとメアリなんだろうけど、私のイメージとものっそい違う。

    ハインラインは

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    2009年10月04日
  • 人形つかい

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    ネタバレ

    ある日ナメクジみたいな宇宙からやってきた生物が地球を侵略しはじめる。このナメクジは寄生生物で人間の背中に取り付き、取り付いた宿主を思うままに操ることが出来る。寄生生物は人間に気づかれることなく、徐々に仲間を増やしていく。秘密捜査官サムは、おやじ(オールドマン)と赤毛の美人捜査官メアリとともに、何とかしてナメクジによる侵略を食い止めようとする…。

    この小説の中では、宇宙から来た寄生生物は、恐怖と憎悪の対象として描かれている。それに立ち向かう人類(アメリカ人)の英雄という構図だ。細かい調査抜きで、寄生生物と平和的な話し合いの機会を設けず、ただ「敵は殺せ」というアメリカの正義至上主義的な姿勢が貫か

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    2023年03月08日
  • 人形つかい

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    人間を巣食う「ナメクジ」に対して、主人公はどう立ち向かっていくのか?
    2007年という設定がいかにも生々しい。

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    2009年10月04日
  • 人形つかい

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    1951年の作品。緊迫感の持たせ方と最後の大団円エンドは古きよきSFではあるけれど、読後感はなかなか良。

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    2009年10月04日
  • 人形つかい

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    いやー、こんな話だったっけ。全然覚えていなかったよ。
    加藤直之のカバーで読んだのは30年近く前なんだろうな。一人称の小説だったということは覚えていたけど、まさか主人公が諜報機関のエージェントだったとは。
    しかし、いきなり同僚に一目惚れとか、どうにかならんかね。
    人形使いに操られていないことを証明するためにアメリカ大統領以下、議員先生全員パンツ姿というのも、実際こうするのが合理的とは思うんだが、その風景を想像するとあまりにマヌケすぎておかしすぎ。いくらなんでもこんな笑える小説を古典にしちゃマズイだろと思うんだが。
    あと、なんだか、思想的には「宇宙の戦士」以上に右翼的。侵略を受けた報復に人形使いの

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    2009年10月04日