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Posted by ブクログ 2019年01月11日
1976年に書かれた60年から67年までの
SFマガジン初代編集長による創刊時の回想にして未完絶筆
書かれた時期が示すように自伝的回想というより
40年前現在進行のSFにまつわる評論
著者のSFという仕事であり
それ以上の情念また人生というものの対象への思いが
現在でも通じ
もちろん当時の時代資料と...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月21日
早川書房といったら福島正美、SFファンならおなじみの名前だ。1929-1976 50歳前で亡くなったことになる。それにしてはなんと膨大な仕事の量よ。
回想録からは日本のSF界の草分けとしての困難な道筋がうかがえる。72年あたりから星新一とか小松左京を文庫本で読みだしたが、この二人とはまた違った人生...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月06日
巻末の『著・訳書目録』を見ると、若いころに読んだ本がちらほら。ずーっと昔に私にSF好きの種を植え付けたのはもしかしたらこの人なのかも知れないなあ。他の人が書いた本で、この人の仕事の仕方について独善的だとか結構厳しい言い方をしているのを読んだけど、何はともあれこの人を抜きに日本SFを語れないのは確かで...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月20日
SFマガジン初代編集長であり、『夏への扉』『鋼鉄都市』などの翻訳者でもある著者が急逝する直前まで書いていた、60年代の日本SF夜明けの回顧記。
熱くて、苦くて、ヒリヒリする。
世の中にまだないものを新たに創り出す、機知や行動力をもって何かを築くことができるという雰囲気が強い時代だったのだろう。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月10日
昭和30年代,日本の文学にSFというジャンルが芽生えかけてきた時代に,早川書房でSFマガジンを創刊し,初代編集長としてSF界を叱咤激励し,自らも翻訳,執筆,企画に八面六臂の活躍を見せた福島正美の回想録.
回想しているのは1950年代末から1967年までで,残念ながら本人が1976年に47歳で早逝した...続きを読む
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