福島正実のレビュー一覧

  • 人形つかい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある日ナメクジみたいな宇宙からやってきた生物が地球を侵略しはじめる。このナメクジは寄生生物で人間の背中に取り付き、取り付いた宿主を思うままに操ることが出来る。寄生生物は人間に気づかれることなく、徐々に仲間を増やしていく。秘密捜査官サムは、おやじ(オールドマン)と赤毛の美人捜査官メアリとともに、何とかしてナメクジによる侵略を食い止めようとする…。

    この小説の中では、宇宙から来た寄生生物は、恐怖と憎悪の対象として描かれている。それに立ち向かう人類(アメリカ人)の英雄という構図だ。細かい調査抜きで、寄生生物と平和的な話し合いの機会を設けず、ただ「敵は殺せ」というアメリカの正義至上主義的な姿勢が貫かれている点には少々疑問を覚える。が、ハリウッドなんかでアクション映画として売り出したら、うってつけの娯楽映画になるんじゃないだろうか。



    ちなみにサムがメアリを彼の別荘に連れて行ったとき、パイレートという猫がメアリを受け入れることを示す一種の儀式めいたことをする。

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    「やれやれ安心した」とぼくはいった。「いまちょっと、きみをここに置いておくのを彼[雄猫]が許してくれないんじゃないかと思ったよ」
    メアリは顔を上げて微笑した。「心配することはないわ。私の三分の二は猫だもの」
    「あとの三分の一はなんだい?」
    「それはあなたが見つけるのよ」
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    殺し文句だね。なんていい女だ。惚れる。

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    2023年03月08日
  • 人形つかい

    Posted by ブクログ

    人間を巣食う「ナメクジ」に対して、主人公はどう立ち向かっていくのか?
    2007年という設定がいかにも生々しい。

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    2009年10月04日
  • 人形つかい

    Posted by ブクログ

    1951年の作品。緊迫感の持たせ方と最後の大団円エンドは古きよきSFではあるけれど、読後感はなかなか良。

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    2009年10月04日
  • 人形つかい

    Posted by ブクログ

    いやー、こんな話だったっけ。全然覚えていなかったよ。
    加藤直之のカバーで読んだのは30年近く前なんだろうな。一人称の小説だったということは覚えていたけど、まさか主人公が諜報機関のエージェントだったとは。
    しかし、いきなり同僚に一目惚れとか、どうにかならんかね。
    人形使いに操られていないことを証明するためにアメリカ大統領以下、議員先生全員パンツ姿というのも、実際こうするのが合理的とは思うんだが、その風景を想像するとあまりにマヌケすぎておかしすぎ。いくらなんでもこんな笑える小説を古典にしちゃマズイだろと思うんだが。
    あと、なんだか、思想的には「宇宙の戦士」以上に右翼的。侵略を受けた報復に人形使いの本星を攻撃に向かう、というのは話の流れから当然とは思うのだが、まるで戦争中の戦意高揚プロパガンダみたいな雰囲気の内容だなあ。
    でもちょっと考えればわかると思うけど、人形使いの方が、人類よりも科学は進んでいるんだよね。それなのに、たった一隻の宇宙船で大丈夫かなあ。人形使いの生態も十分解っていないんだよね。返り討ちに遭うような気がするんだけど。意気込みは解るんだけどね。
    まあ、小説だからいいんだけどね。

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    2009年10月04日