福島正実のレビュー一覧
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ポアロもの。
エッジウェア卿の妻で舞台女優のジェーン・ウィルキンスンから夫との離婚交渉を強引に頼まれたポアロ。
渋々、ポアロ&ヘイスティングズがエッジウェア卿を訪ねた日の夜に、エッジウェア卿が殺害されてしまいます。
事件当夜、邸で姿を目撃されているジェーンは、同時刻に別の場所での晩餐会に出席していたという、鉄壁のアリバイがあって・・。
いやぁ、読み応えありました。そしてものの見事にミスリードされてしまいました。
今回はポアロの推理も迷走したせいか、すべてが後手にまわってしまい、第二、第三の犠牲者が出てしまいます。
犯人の“狡猾さ”に煮え湯を飲まされたような気分になりますが、この犯人に対する -
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ネタバレ2007年、いままでに何度も噂のあった宇宙船の着陸がアメリカ、アイオワ州で確認された。”機関”のエージェント、サムはおやじと呼ぶボスと赤毛のメアリとともに宇宙船の調査に向かう。そこには偽装された宇宙船が見つかり、すでに何者かの手で本物の宇宙船は撤去されたものと思われた。メアリの不思議な力により正体を見破り一人の男を殺す。その死体の背中には奇妙な盛り上がりが見える。調べてみるとなめくじ状の生物が背中に取り付いていた。宇宙船に乗ってやって来たなめくじ状の生物が人間に寄生しあやつっていた。
この事実を大統領に知らせ早急に対策を取ろうとしたが信じてもらえなかった。寄生された人間を映像で大統領に見せ信 -
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巻末の『著・訳書目録』を見ると、若いころに読んだ本がちらほら。ずーっと昔に私にSF好きの種を植え付けたのはもしかしたらこの人なのかも知れないなあ。他の人が書いた本で、この人の仕事の仕方について独善的だとか結構厳しい言い方をしているのを読んだけど、何はともあれこの人を抜きに日本SFを語れないのは確かでしょう。高橋良平の本の雑誌での連載の内容とちょうど時期があっていて興味深いし、大好きな野田昌宏にちょぴっと触れているところもうれしいし、満足の一冊。それにしても、この表紙の表情の素敵なこと!若々しくて、生き生きとしていて。こんな顔して仕事したいもんだ。
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最近は未読のクリスティー作品でとりわけエルキュール・ポアロの登場作品をゆる〜く追っていて、『エッジウェア卿の死』は題名は知りつつも、内容はさっぱりだったので読むのを楽しみにしてました。
残念だったのは、翻訳が終始一貫して言い回しがかたくて読みづらかったこと。登場人物がみんな武人みたいな口調なので、誰の発言なのか悩みながら、なんとか進むやら戻るやら…難敵でした(u_u)
その点を除けば、二転三転する謎に見事にはまり、登場人物を順番に疑っていたら(笑)最後にあっと言わされる感覚は実に面白かったです。
要所、要所でトリックの一端をチラつかせながら、謎が解けたつもりでいると裏切られる…流石のクリス -
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『われはロボット』に続いてアシモフ先生のSF長編を。
面白かった!……でも、まだ若い頃の作品からか、『黒後家蜘蛛の会』に比べると回りくどい表現も多く、なかなか読み進めるのに苦労したのも正直なところです。黒後家〜でのお茶目さを知らず、アシモフ作品として最初に手に取っていたら挫折していたかも。。
世界設定はディストピアのお手本で馴染み深く、でも『一九八四年』よりはまだ明るいといった感じでしょうか。
前述のとおり、どちらかというと読みにくさを感じてしまったのですが(妻のキャラもなかなか……)、それでも引き込まれたのは、刑事・ベイリとR・ダニールとの間に育まれていく絆がなんとも「良かった」からですね -
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1956年刊行の古典SF。個人的には話に意外性はなかったし、ご都合主義的な展開も多く、なぜ、ここまで高評価なのかと思ってしまうようなものも多かった。
ましかし、冷静に考えると1950年代にタイムマシンとコールドスリープを用いて、SFとミステリーを掛け合わせたような展開を作り出したとしたら、昨今のSFの1つの教科書的な存在ではあったのだろうなと思う。
楽しめた点としては、1950年代の人が未来をどのように考えていたかといった視点。実際にハインラインが考えていたような。何でもやってくれる?便利。ロボットは今も存在していないし、2001年の服装は古着であったり、穴あきのジーンズなどが流行っていた