谷瑞恵のレビュー一覧
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図像学を学んだ天才少女千景と、その仲間たちが絵画の謎に迫るシリーズその2。
相変わらず千景は素直ではなく、人を愛してはいけないと考えている。
そんな心に空洞を持つ少女にひかれている幼馴染、透磨は彼女を気にかけながらも優しい言葉をうまくかけられない。
しかも今回は、そんな透磨の元カノも登場して、千景は「嫉妬」と憧れ」の感情を見つけていく。
駆け引きではなく、互いが相手を知り、補完し合い......そんな大人の恋愛にはまだほど遠く、進展はほんの少し。
それを象徴するような今回の絵画は、ブロンズィーノ。
『愛の寓意』で有名な画家だが、ブロンズィーノには一体どんな呪いが込められているのか?
しかも、贋 -
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図像学という聞きなれない学問を使って、絵画の謎に迫るシリーズ、第一弾。
絵画に仕掛けられた呪いとは、そしてそれを打破するためにはどうしたらいいのか?
過去に謎と傷を持つ天才少女と、その幼馴染、そして怪しげなクラブの面々。
放っておけない魅力を持つ少女に、ぶっきらぼうな幼馴染。
少女漫画の王道ともいえる設定だが、ミステリとしては本格的。
西洋絵画に描かれる持ち物(アトリビュート)は有名なものではりんご、羊、孔雀、車輪など。
文字を読めない人々が大半だった時代には、決まった持ち物を描き入れることで、これが一体誰でどんな意味を持っているのかを伝えていた。
その意味のある物を組み合わせることで、画家 -
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ネタバレ第三弾。今回は千景の父に対してフォーカスが当たっている。父が手掛けたイカロスの墜落を見立てた庭園に足りないものを見つけるよう依頼された千景たちは、庭に無いのはイカロス自身であることを発見する。
依頼者は足りないイカロスとは、粗暴に成長した息子の事ではないかと考えており、千景は父がそんな未完成の庭園を作ったことで、千景へイカロスはお前だとメッセージを送られたように感じて、依頼人の息子に興味を抱く。
そのことにやきもきしながらも、素直に態度に出せない透磨。
千景が忘れてしまった記憶を思い出して欲しいのか欲しくないのか葛藤する彼だが、そんなこと知らない千景は透磨のツンツンした態度に無意識に傷つく。
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贋作がある、という噂を聞いて、真実を確かめるため
動き出したはいいものの…。
この二人の屈折したというかなんというか…。
関係性、最後の方には多少動いてますけど
他からみたら、ほぼ動いてないに等しい状態。
幼馴染の警察は、確実にあと一歩どころか
やろうと思う所で阻止されまくりそうです。
発見された絵に、画廊に、昔の彼女。
色々掘ったら出てきました状態なのに
本人達が掘り下がらない…!
事件だけが掘り下がって、発掘されて終了。
そのついでに、と双方の感情がでてきたりしますが
この温度差、というか気になり具合の違い差。
うん、これはさっさと別れて正解です。
相手に失礼。
付き合う事を選択した時 -
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ネタバレ谷瑞恵の新作。伯爵と妖精で培ったイギリス文化の知識が絵画というジャンルで再構成されている。
舞台は現代だけど、主人公の千景はリディア並に頑固で、人間関係を苦手としている18才の女の子。7歳時に起こった誘拐事件以前の記憶がなく、両親を憎み、祖父から学んだ絵画に込められる図像学を専門に飛び級して大学に入ったというとびきり変わった経歴を持つ。
そんな中、見ると不幸になるというゴヤの絵が盗まれ、日本にあるという情報が彼女の天敵、西ノ宮透磨にもたらされる。
彼はそういった絵画を収集する集まりキューブを結成していた。
不幸をもたらす絵を放置できないと、自分も調査にのりだすが、対人が苦手な主人公は、絵さえ -
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すべての戦いを終え、平和を取り戻したリディアとエドガー。息子のアルヴィンも1歳半になり、エドガーは改めて亡き父の領地であるシルヴァンフォードを訪ねることに。だが両親の墓は硬く閉ざされており、墓守の老人はエドガーを後継者とは認めなかった。一方パリへの留学話が出ているポールは、ロタに求婚するべきか悩んでいて・・・。
本当に、終わってしまったんだなぁと実感した番外編。最終巻が怒涛の展開でハラハラドキドキという感じだったので、色々ありながらものんびりした短編で伯爵家もようやく安心して暮らせるようになったんだなぁとしみじみしました。シルヴァンフォードの地で、エドガーが笑えるようになって本当に良かった。 -