谷瑞恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リディアの乗った船が妖精国に出航するのを見届けたエドガーは、覚醒し始めたプリンスの意識を抱えて組織に君臨しようとしていた。一方、妖精国への道のりの中継地点であるという幻の国「リオネス」を探し始めたリディアの目の前には不思議な少女が現れて・・・。リディアの命を狙う組織からエドガーはリディアを救えるのか!?そして、妖精国の道しるべをリディアたちは突き止めることができるのだろうか。
いやー、覚悟はしてたけど予想以上にしんどい展開でした。エドリディの安らげるシーンはほぼ皆無と言ってもいいんじゃないだろうか。必死でリディアを締め出そうとしてるんだと気づくまで、アーミンのように本気でエドガーの愛が消えた -
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Posted by ブクログ
“「あなた、リディアさんについていなくていいの?エドガーさまが姿を消して、きっとつらい思いをしているわよ」
「伯爵のことは、俺ではなぐさめられないんだ。いや、ほかの誰も、リディアにとっての伯爵の代わりにはなれない」
「……そうね」
エーミンにもそれは、痛いほどわかる。エドガーは、リディアに出会って救われた。彼女への想いは、復讐よりも幸せに生きるための希望を彼に与えた。
エドガーの身近にいて、彼をいちばん知っていたはずのアーミンではなく、彼がつきあってきた多数の女性でもなく、本当に彼が望んでいたものを与えることができたのはリディアだけだった。
「リディアはこれから妖精国<イブラゼル>へ向かうこと -
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Posted by ブクログ
プリンスの組織からリディアを護るため、そして二人の将来のため、決死の覚悟とともにリディアと離ればなれになることにしたエドガー。アーミンとともに組織に入り込み、プリンスになったふりをするのだが・・・。一方、リディアはフランシスや仲間たちとともに妖精国に向かう船に乗り込むのだが、船にはプリンスの部下・テランの策略で、女妖鬼であるブーヴァンシーが紛れ込んでいた。危険すぎる罠に気づかず、信じる気持ちを失いかける仲間たち。リディアは皆を率いる者として必死に立ち向かおうとする。永遠不滅の二人の愛で奇跡が起こる。
いよいよ妖精国、プリンスの記憶絡みで核心に迫ってきたなあという感じ。離れ離れのエドガーとリデ -
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Posted by ブクログ
“「そうね」
ロタに同意し、リディアは少年に手を差し出した。そんなリディアに、彼は首を横に振る。
(でも、仕事がおわらないと帰れない)
「仕事?」
(女の人をたべるんだ)
わけがわからなくて、ロタやポールと顔を見合わせたが。
(きみどりの目の、さび色の髪の)
ぞくりとした。
視線をあげた少年の、長い前髪がゆれ、その隙間から瞳が覗く。
あきらかに人間ではなかった。額の真ん中に、大きな一つ目があったのだ。
(ねえ、カイブツって何?ぼくがカイブツ?)
異形の瞳でリディアを見つめる少年の、皮膚がどろりと溶け出した。むき出しの肉や血管があらわになった手で、彼はリディアが差し出した手をつかもうとのばす。