金子浩のレビュー一覧

  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

    購入済み

    AIの感情表現とその周辺技術

    AIはもし感情を持ったらという表向きのストーリー設定とその展開もさることながら、もしシンギュラリティポイントを超えた場合どんな科学的技術がそれを支えることになるのかかなり面白い想像力が発揮されてます。そして、それはないだろうと思えない点ばかりなのが恐ろしい気持ちにもさせます。続編を読み続けたいと思うかなりの傑作だと思います。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2022年05月27日
  • 隣の家の少女

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    ネタバレ

    これは本当に読むのがしんどくて、途中までは数ページずつ細切れにしか読むことができなかった。
    文章が難しいわけではなく、逆に文章は読みやすく、クリアに状況がイメージできてしまうからこそ、辛くてしんどくて読み続けることができなかったのだ。

    語り手は12歳の少年。
    自然に囲まれた郊外で、近所に住む友達と毎日遊び戯れることが日課だったデイヴィッド。
    彼の隣の家に、両親を交通事故で亡くしたメグとスーザン姉妹が引き取られてきた。
    3歳年上の美しくて勇敢なメグにデイヴィッドはすぐに惹かれたのだけど。

    隣と言っても日本の家のように建物が密集しているわけではないので、家は一種の密室になる。
    隣の家には夫に逃

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    2022年04月25日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    なんだか「今」と似ていないかい?

    今、お互い画面の中の「画像」でコミュニテーションを取って仕事している在宅ワークの様子は、主人公の「ボブ」同士が、VR空間の中で相談してそれぞれの「課題」に対処する様子と……。
    会社が望むものは睡眠も食事も不要で時間の感覚すら自由に調整できる「ボブ」。
    まあ、そのとき経営者は真っ先に「人間」個体じゃないでしょうけどね。

    AI(人工知能)とは違った「レプリカント」
    それも記憶と思考回路のみ機械に移植することで、“AI“の限界を超える“ヒラメキ”の能力が期待され、気の遠くなるほどの期間を要する宇宙船の「船長」となる。

    どの場合も成功するとは限らず「僕は人間なの

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    2022年04月12日
  • 隣の家の少女

    購入済み

    誤字、脱字があまりに多すぎる。

    全体的に割と良くできていて、リョナ耐性が備わってさえいればそこそこ楽しめる作品です。主人公の計画力の無さや登場人物のモラルの欠如具合等、設定があまい部分は作中所々見受けられますが、ギリギリ読み手の自己解釈で何とかなる程度なので、作品を楽しむ上では邪魔にならないです。しかし…誤字脱字、翻訳ミス等があまりにも多く、感情移入の妨げになります。エディターは本当に仕事をしているのでしょうか?どうであれ、読んでいて気持ちの良い物では無いので、早く直す事をお勧めします。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #切ない

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    2022年03月28日
  • 隣の家の少女

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    ネタバレ

    こんな衝撃的な本を読んだのは初めてです。
    デイヴィッドを通して事細かに語られる物語は、実話なのかと思うほど生々しく痛々しく、顔を顰めながら読んでしまうほどでした。

    日に日に残虐さを増していくメグへの虐待を見ることから逃げ出したい・助け出したい気持ちと見ることを辞めたくない気持ちが葛藤して、全てが終わった現在では人生で1番後悔し懺悔しているデイヴィッド。

    私たち読者も文章を通してデイヴィッドと同じように、日に日に残虐になっていく虐待の様子を少しずつ読み進め、終わったときには後味の悪さ、時には読んだことへの後悔が残るかもしれません。


    とにかく残虐でグロテスクで吐き気を催す描写も少なくなく、

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    2022年02月23日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    ハードSFということですが、イーガン作品のような難解なものはなく、カバーイラストのとおりエイリアンとの艦隊戦があったりで、最後まで楽しませてくれました。コピーされたAIが別人格となり、それぞれの個性に合わせてストーリーが展開していくのも面白かったです。

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    2021年11月18日
  • シンギュラリティ・トラップ

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    なかなか面白かったです。
    自分が消される危険に身を置きながら、コンピュータを欺くなんて、痛快すぎる❗
    論理的にしか考えられないコンピュータからしたら、直感ともいえる人間の感性的な思考と表現は理解しがたいのだろう。

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    2021年11月02日
  • 黒い夏

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    やっと終わったって感じです
    約600ページの作品
    過去の殺人を犯した男
    当時の被害者で生き残った一人の女性も4年後の
    現在死んでしまう
    あとは刑事が男をどのように追い詰めるかの
    展開なのかなと思ったがそうではなかった
    終盤の展開はやっぱケッチャム でした

    にしても読むのに長くかかってしまいました

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    2021年09月11日
  • マザーコード

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    安定して面白い作品が多いと感じる人類破滅物
    破綻後世界の希望となる子供たちを救おうとする努力が気持ち良く読み進められる

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    2021年06月20日
  • 老人と犬

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    ホラー小説界の異端児ケッチャムは、稀代の問題作「隣の家の少女」(1989)で精神的加虐性を極限まで抉り出し、読み手の度肝を抜いた異能の作家だ。1995年発表の本作は、そのイメージを引き摺ると肩透かしを食らう。結論から述べれば、実に余韻の深いノワール・タッチの小説で、この作家の底知れなさに驚嘆した。他の作品で顕著な不快感を煽る過激且つ過剰なサディズム嗜好は抑えられており、暗流にあった屈折した抒情性をストレートに表出している。私見だが、これこそケッチャムの本質なのではないかと感じた。

    老いた男は、町外れの川で釣りを楽しんでいた。傍には長年連れ添った愛犬。そこへ見知らぬ少年三人が近付く。最年長と

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    2021年05月19日
  • 隣の家の少女

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    後味悪い本で検索して出会った本でした。もうこれは何とも言えません…。とてもじゃないけど、私は一気読みできませんでした。これ程までに読んでいて痛々しい本はありません。

    実話に基づいてるとの情報も聞き、その事件についても調べるキッカケとなりました。被害者の気持ちを思うと言葉が出ません。ですが、このような事件が世の中に起こっていたという歴史を知ることができた点では、この本に出会えてよかったと思っています。でも、私にはもう読めないかもしれません…(笑)

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    2022年06月25日
  • オフシーズン

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    スプラッター映画や食人族などのカニバリズムが好きな人なら楽しめる小説。しかし、内容が内容だし変態と思われる可能性も大いにあるので大きな声でお薦めなどはしにくい小説でもある。またこの手の表現に慣れていない人が読むにはハードすぎる。

    作者自身があとがきで70年代のホラー映画の影響を受けてると語っている通り若者が旅行先で襲われるアメリカ映画にありがちな設定。序盤は状況説明などが続くので若干退屈に感じた。中盤以降は前半は何だったのかと言わんばかりに一気に話が進む、いやむしろ展開が早すぎて戸惑う。しかも、まさかの主役だと思われたカーラの早すぎる退場、ここの描写で一気に世界観が加速する。グロすぎる表現に

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    2020年12月26日
  • 隣の家の少女

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    なかなか手に取る機会が無く積読化されていましたがとうとう読んでしまった....。

    メグの美しさと逞しさ、完璧過ぎない姉妹愛。
    そして邪悪に反抗出来ない、抗いもしない少年達と邪悪にひたすら支配されているルース夫人。
    物語の尺は短い物の、徐々に形を生してゆく残酷さはとてもテンポが良く終始ダークなどんよりとした雰囲気なのに常に先が気になる指筋泣かせの恐ろしい作品だった。

    海外サスペンスならではのベースが狂人。そしてそれがとてもリアルに感じる恐怖。どうして彼等は狂人なのか、なんてどうでも良いのだ。ひたすらこれから起こる悲劇を待ち受ける読者。これぞエンターテインメント。

    ー残酷なのに、どこか切なく

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    2022年03月02日
  • 隣の家の少女

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    読後感は悪い。
    しかし、残虐な行為を酷いと思いながらも、どうなるのか見てみたいという好奇心が私にあったことは確かだった。そういう意味でも人間の残虐性をすぐ近くで感じられる恐ろしい作品だった。

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    2022年07月30日
  • ねじまき少女(上)

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    世界観が好き。カタストロフィも。アンダースン、エミコ、ギブソン、マイ、ジェイミー、カニヤ。みんなキャラが良いね。

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    2020年09月20日
  • 火星無期懲役

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    ネタバレ

    何か技術を持った死刑囚たちが、地球ではなく火星で、無期懲役のように死ぬまで働き続ける話。

    火星に行くまでの展開で「友達」ではないけれど「上手くやっていける人たち」として希望のある気持ちにさせての火星に着いてからの展開は本当にしんどかった。
    それらを踏まえた上で、フランクが最後の相手に向けた言葉、どんな思いで発せられたものだったんだろう。

    『星を継ぐもの』の時も思ったけど、SFで専門用語がめちゃ出てきて謎解きをするくだりはとても苦手だ。目が滑るし、説得力のあるミステリは求めていないので。
    そもそもミステリの要素いるか?感だった。
    「なんと!あいつは!!ヤク中だったのだ!!!」みたいな

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    2020年06月06日
  • われらはレギオン3 太陽系最終大戦

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    迫り来るアザーズの侵略にボブたちが対抗する。宇宙での緊迫した戦いが繰り広げられる。地球人は他の星系に移住することになるのだが、その戦略は今も昔も変わらず、山のような調整作業をボブたちが考える。そして、様々な星系での物語もバラエティに富み、アンドロイドとその星の原住民との交流など、より人間臭くなるボブたち(元は生身の人間だけどね)に感情がシンクロする。

    200年以上先の未来の物語であるが、現代と変わらずメールを使っていたり、例えが古くさかったりと、古き良きものを懐かしんでいるととらえるか、興醒めととらえるかは評価が分かれるところだ。SF好きであれば、オタクっぽい物事が出てきているので、心をくす

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    2020年03月26日
  • われらはレギオン1 AI探査機集合体

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    レギオンとは多数を意味する言葉だそうだ。なるほど。本作の主人公は不慮の事故で亡くなったボブが、人工知能(レプリカント)として甦り、太陽系外に自身を複製しながら地球を救う物語。地球は大きな核戦争でほぼ滅亡状態。そこからどうなるかは次巻以降のお楽しみだ。宇宙は広いというが、それでも地球人同士で戦闘をするのは、とても滑稽。恒星間宇宙にまで進出して、生身の人間ではなく人工知能になってまでも戦争しなきゃならんほど人類は愚かなのだと皮肉っているようだ。

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    2020年03月19日
  • シンギュラリティ・トラップ

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    ネタバレ

    借金を返すため、採掘宇宙船に乗り込んだアイヴァン。家族のために必死になる姿は痛々しいほどだ。そんなアイヴァンだが、採掘中に何者かが仕掛けた罠に嵌まる。ナノマシンに腕を侵食され、最後には体すべてがナノマシンに入れ替わる。ただし、記憶や意識はそのままなので、まずナノマシンのアイヴァンは肉体を持つアイヴァンと同じなのかというテセウスの船のパラドックスに陥る。

    アイヴァンが嵌まった罠の目的は後半に明らかになる。太陽系の生物を絶滅させる恐れがあるものだった。スペースオペラのようなミステリのような冒険小説のような作品だった。

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    2020年02月10日
  • ねじまき少女(上)

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    ずーーっと気になってた作品。
    印象的な装丁と期待高まる表題(これは春樹の「ねじまき鳥クロニクル」が好きだからでもあるが)で、一体どんな作品なんだろうと思いつつ、以前読んだ著者の短編がそこまでヒットしなかったので長らく見送っていた作品でした。
    古本屋で上下巻が売られていたという不純な動機で読み始めた本書ですが、これがなかなか面白い。

    舞台は未来のタイ・バンコク。この時点でワクワクさせられるのですが、本書はもっと刺激的。環境破壊で海面が上昇し、ニューヨークなど世界各地の沿岸都市は水没。石油が枯渇し、伝染病が蔓延し、遺伝子組み換え作物しか栽培されない世界。バンコクでは伝染病の広がりを防ぐ環境省配下

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    2019年12月08日