金子浩のレビュー一覧

  • 襲撃者の夜

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    曰くつきで語られるデビュー作「オフシーズン」の続編で、その11年後に起った事件が描かれている。ただただ異常で陰惨という印象の強い前作に比べて、ある意味アク抜きされているようにも思え、“文字を追う目を背けたくなるような”ケッチャム節も控え目に感じられる(この著者には珍しく、救いの用意されたラストもその理由かも)。この著者の他作品のような味わいを愉しみにしている読者には少々物足りなく感じるかもしれない。
    とはいっても息が詰まりそうな緊迫感と、読後の疲労感と解放感は、間違いなくこの著者ならではのものだろう。

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    2010年04月26日
  • 地下室の箱

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    妊婦が理不尽に監禁される話。「隣の家の少女」と同レベルの救いのなさを期待していただけにちょっと期待はずれ。

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    2010年01月22日
  • 襲撃者の夜

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     あの衝撃の事件から11年。警官を引退したピーターズは、早朝にある事件が起こったことで警察から助言を求められる。
    二人の女性が惨殺された。そして死体の一部と一緒に居たはずの赤ん坊も、持ち去られていた。11年前の「彼ら」の生き残りが起こしたと思われる事件。
    あの時、混乱した現場で、被害者を「彼ら」と勘違いし射殺していたピーターズは、あの忌まわしい現場へ他の警官を引き連れてゆく。

    「オフシーズン」の続編は、ある女性が帰宅しベビーシッターが惨殺された現場を眼にしたところから始まる。
    いつものケッチャムのように、彼女が生と死の狭間でもがく事すらも許さない。彼女の意識と命はあっという間に断ち切られる。

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    2009年11月30日
  • 襲撃者の夜

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    「オフシーズン」の続編。

    また食人族に襲われる話。今回もなかなかな血みどろ具合いでよろしい。
    前作より評判が落ちてるのは、ラストがケッチャムらしくないからか。
    彼の作品を読み終えた後は、確実に体重が減ってる気がする(ケッチャムダイエット)。文面のところどころに太字が混ざっていたが、なんなんだそのサービスは。

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    2009年10月04日
  • 地下室の箱

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    妊婦を監禁して虐待する話。
    妊婦が題材なので相当鬼畜だろうと覚悟していたが、「隣りの家の少女」よりマシだった。
    あんなことやこんなことやそんなことまでするのだろーな、と緊張と期待で読み進めたが
    そこまではしなかった。

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    2009年10月04日
  • 黒い夏

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    高校生が殺人を犯していく話。
    ケッチャム作品の中で一番の長編というから、さぞかし猟奇的なことが詰まってるのだろうと期待してたが、“シチュエーションを丁寧に描いている”というだけでソフトな仕上がりだった。
    「隣の家の少女」は越えれませんねぇ。

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    2009年10月04日
  • 地下室の箱

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    うーん、最後に来てちょい期待はずれ(何を期待してんだか)。
    題名もあらすじもかなりそそられたのに、なんかあんまり面白くなかった。

    主人公が出産するまでの10ヶ月間をひたすら陰湿に描き続けるものだと思ってたら、なーんか、あっさり終わる。
    ページ数も少ないんだけどさ。ラストも普通の小説っぽいし。
    ケッチャム体験版としてはいいかも。

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    2009年10月04日
  • ねじまき少女(上)

    購入済み

    お薦めできません

    あくまでも、個人の感想ですが、SFやファンタジーのカテゴリーではない気がします。また、残虐な描写が度々あり、途中で読む気が失せました。子供達には読ませない方が良い気がします。

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    2015年05月18日