あらすじ
妻子あるグレッグの子を宿してしまったサラ。中絶の道を選んだふたりが病院に向かう途中のことだ。グレッグがサラの傍を離れたほんの数分の間に、彼女はさらわれてしまった! 気を失ったサラが意識を取り戻したのは、どこかの地下室。待ち受けていたのは、不条理で際限のない暴行だった!
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Posted by ブクログ
「ディズニーは絶対にジャック・ケッチャムの小説を映画化しない。」スティーブン・キング
「ケッチャムはキング氏が間違っていることを望んでいる」帯文
Posted by ブクログ
ジャック・ケッチャム著、金子浩訳、『地下室の箱』のレビューです。
むかし読んだ『隣の家の少女』よりもマイルドな(といっても普通にエグい)内容でした。
被害者は40代前半の美しい女性、サラ・フォスター。不倫相手との子供を堕ろそうと病院に向かっている途中に拉致されます。
モデルというか着想を得た事件があるようで、「箱」が特徴的に使われます。
しかし、原題はRight To Lifeみたいですが、邦訳タイトルは何とかならなかったのでしょうかね。
―サラが徐々に壊れていくさまを想像した。時間がかかるのはわかっていたが、だからこそやりがいがあるのだった。なぜなら、いちばんおもしろいのは壊れるまでの過程だからだ。抵抗の意思がなくなれば、家畜と―牛と同然になってしまう。
―そして赤ちゃんが蹴ったのを感じた。
Posted by ブクログ
胸糞悪い、誘拐小説だったけど、最後の方の犯人2人との奇妙な関係が違和感が無いのがすごい。
そして、その後の犯人との対決があっさりとしていてよかった。
Posted by ブクログ
最悪な読後感!といたる言われている「隣の家の少女」よりもずっと残酷性や不快感を感じる。
それはきっと何の救い様が無い所為かと、勝手に思っている。
ただただ主人公をいたぶる内容だからだと。
人によって感じ方はそれぞれだろうけれど
私は隣の家の少女よりはオススメしやすい。
Posted by ブクログ
今度は、妊婦が拉致され、暴行を受けます。
「隣の家の少女」よりは、救いがありますね。
しかし、こんな本ばかり読んでいると変だと思われるかしらん?
Posted by ブクログ
こりゃ怖い。突然気狂いに拉致されて、地下室でのすさまじい拷問。この変態の背景をもっと知りたかった気がするけど、頭にかぶせられる箱が一番怖かった・・・
Posted by ブクログ
忌まわしい「隣の家の少女」に続いて、著者が“監禁・虐待”テーマに挑戦した……ってことで、読む前からかなりブルーになっていた(ってこれは、この作者に関する限り「ガッカリ」とはやや意味が異なるんだが)。
愛人の子供を身ごもった主人公のサラ。中絶することを決めた日、産婦人科医院の目の前で男女二人組に拉致される。彼女は地下室に監禁され、箱のようなものを被される。待っていたのは暴行の嵐だった……。
訳者による後書きにもあるが、この作品、「隣の家の少女」「オフ・シーズン」と同様に実際にあった事件を材に取って書かれたらしい。とは言え、似ているのはその状況のみで、人物の性格や事件の経過等は異なっており、単なるドキュメント作品ではない。
但しラストはこの著者らしくないと一瞬思えるので、もしかしたらこちらの方が受け入れられ易いのかも。
……とにかく痛い(様々な意味で)作品。
「隣の家の少女」を読んだ読者は最後の最後に「え?」と思う……かも。
Posted by ブクログ
懐かしのジャックケッチャムを読んでみた。
「隣の家の少女」の衝撃が根強いせいで、ちょっと食い足りないかんじだった。いや、えぐい話なんだけど。
これ、結局生まれてくる子供が一番可哀想なんだよなぁ。こんな惨劇がなければ中絶されるはずだったメーガン。
今後の母子の人生こそが読んでみたかった。
Posted by ブクログ
中絶を決意した女の人が拉致監禁されてぼっこぼこにされる話。なんというか、先に”隣の家の少女”を読んでしまったからインパクトにかけたけど十分えぐい。
ただ隣の家の少女の圧倒的絶望感に比べたらまだマシ。中途半端とも言うけどw
Posted by ブクログ
妊婦を監禁して虐待する話。
妊婦が題材なので相当鬼畜だろうと覚悟していたが、「隣りの家の少女」よりマシだった。
あんなことやこんなことやそんなことまでするのだろーな、と緊張と期待で読み進めたが
そこまではしなかった。