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SF・ファンタジー 6位
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アザーズ侵攻からパヴ人の星系を守るための戦いは敗北に終わった。しかもその戦闘で、敵に地球の位置を知られてしまう。つぎに狙われるのは地球だ! ボブたちは必死で対抗策を考えるが、対処しなければならない問題はほかにも数多くあった。ポセンドンの独裁者政権、ブラジルの複製人メデイロスの攻撃……そんななか、ついに強大なアザーズの艦隊が襲来する。地球防衛のために集結した500体のボブは……3部作、堂々完結!
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Posted by ブクログ
三部作の最終巻。ボブ達は500人くらいに増えて、冒険したり、恋愛したり、地球を防衛したり、お節介をしたりと忙しい。あとがきでは、このシリーズで新刊も予定されているらしい。これだけ魅力的な世界を作ってしまったら、色々と書きたい話も出てくるだろうと思う。
迫り来るアザーズの侵略にボブたちが対抗する。宇宙での緊迫した戦いが繰り広げられる。地球人は他の星系に移住することになるのだが、その戦略は今も昔も変わらず、山のような調整作業をボブたちが考える。そして、様々な星系での物語もバラエティに富み、アンドロイドとその星の原住民との交流など、より人間臭くなるボブ...続きを読むたち(元は生身の人間だけどね)に感情がシンクロする。 200年以上先の未来の物語であるが、現代と変わらずメールを使っていたり、例えが古くさかったりと、古き良きものを懐かしんでいるととらえるか、興醒めととらえるかは評価が分かれるところだ。SF好きであれば、オタクっぽい物事が出てきているので、心をくすぐられる感じを味わえる。
シリーズ三作目 基本的には面白いのだけど 人間ではないため、永遠に生き続けることの苦悩が様々な形で現れ 前半はやや寂しげな印象 複数のボブが各地で難題に向き合っていく場面の切り替えながら話が進む。 最終決戦と書いてますが、そこよりも色々と忙しい。 ボブ:新種の生命体の集落へアンドロイドの身体で潜...続きを読む入中、敵対する集落を改善できないか試行錯誤 ビル:ブラジルのアイツと再戦 ハワード:人間の女性といい感じに、しかし死後遺族と対立 マーカス:人類を新惑星に移住させるも独裁政権となり対立 ハーシェル:アザーズの貨物船の残骸を見つける イカロス:アザーズを探索 ジャック:アザーズに星を追われた種族を避難させる作戦中 上記のようにメモを書いて整理しないと誰が誰だか… 一旦シリーズは一区切り。 機会があれば続編も読みたい。 400ページいかないで1000円 3日で読み終わるのはコスパ悪いなぁ…面白かったから早く読んでしまったのか…ちょっと後悔
結局、アザーズから現住生物を守れなくて 落ち込むボブたちですが それどころか次の標的が地球であると判明。 今までよりさらに早急に移住しなくては! なのに、相変わらず人類は 移住した先でまた権力闘争をはじめ ボブたちを壊そうとまでしてくる。 …残念ながら、根本は変わらないのかな。 でも、ボブたちの味...続きを読む方でいてくれる メンバーとの協力も描かれているので そこは希望もある。 最後は往年のスペオペっぽく 地球脱出の方法やら アザーズを撃退する計画やら いつのまにか500体になってた ボブたちが考えだしてくれて大団円。 なんかちょっと変わったSFで おもしろかったです。 2巻巻末の「ボブ、コピーの系図」表に 担当編集者さんの親切心を見た。
2巻で感じたボブのゴチャゴチャ感が整理されたように感じた。 物語が収束してきて、深宇宙への探査ではなくアザーズとの決戦に話が集中してきたからだろうか。 新しい星の話はおまけ程度に挟まれているが、「メインが2〜3系統あって、時々フレーバーとして出てくる」という感じの方が把握しやすい。 3巻では人類側...続きを読むの主要人物、特にボブらと親しい人物が死に直面することで、人の心を持つ不死の機械と人間との境を感じさせる描写がいくつもある。 ヴァンパイアもの(他にもファンタジー)でも問題になることがあるが、人間の寿命を大きく超えて生きると、親しくなった人は必ず失うことになる。今作でもボブが感傷的になったり、人間との距離を置くような示唆があるが、その様子から(ヴァンパイアものでもあるように)やがては狂ってしまうのではないかと思えてしまう。そういう意味では、シリーズが長く続けば、不死のハズのボブの死(自壊、総会での寿命の設定)やボブが狂った場合の対処を描かなければならなくなるかもしれない。 このシリーズは、戦闘をメインとしない、冒険譚としてのSFが話の中心だと思っているので、アザーズとの決戦が緊張感はあっても容量としては比較的薄く書かれ、母星への攻撃(= アザーズ問題の解決)に至ってはハリウッド映画のような”ドーン”という終わり方(決着直前までは残りのページ数が無いので、地球防衛の成功だけで真の決着は次作へ持ち越しかと思っていたたぐらい)だが、これで良いのだと思う。 一方的な開拓では話が長く続くとダレてしまうし、友好的な超文明を出せば世界が複雑になりすぎ、それは作者の方針と違う感じがする。敵対的で高度な文明を出すのが物語に適度な締まりを持たせるには良いのだろうが、宇宙戦争を描きたいわけでもなかっただろうから長く戦わずスパッと切った感じなのだろう。 あくまで主眼は新しい技術を開発して宇宙開拓をしていく物語なのだと感じる。そう思うと、ずっと技術開発を続けてるビルは主役のひとり、作者のお気に入りなのかもしれないと思える。 解説ではボブ達の物語はまだまだ続くように言っているが、ここでキレイに終わったのと、1巻が面白さのピークだったように思っているので続編は読まないことにしようと思っている。
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