上田真而子のレビュー一覧
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アルプスの高原で孤独に暮らす老人のもとに、5歳(推定)の少女ハイジが連れてこられます。
天真爛漫なハイジにとって、山の生活は全てが輝いていました。干し草のベッド、搾りたてのヤギの乳、ヤギの牧草の番、焼き立てのパン、作りたてのチーズ。そして輝く草原に山の向こうから出るおひさま。
頑固なアルムのおじいさん(アルムは牧草地という意味)、山羊飼いの少年ペーター、ペーターのおばあさん、孤独だった人々はハイジに触れて人生の幸せを知ります。
しかしハイジは、フランクフルトのゼーゼマンさんのお屋敷のお嬢さん、クララの話し相手として都会に引き取られていきます。
何もかも人工的な都会もお硬いお屋敷のしきたりもハイ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ原作を読むのをキッカケに、久々に映画を観た。
それで初めて、映画の題材になったのは上巻のみで、下巻のほとんどは知らないストーリーだと分かった。
上巻と下巻はガラリと印象が変わる。上巻がアトレーユの物語なら下巻はバスチアンの物語だ。
バスチアンがアウリンによって万能の力を手にし、望むものは何でも叶えられる代わりに、人間世界に居た頃の記憶を一つずつ失っていく。
自分の力に溺れ、次第に傲慢で気性が荒くなっていく。対して、本当に大切なものには盲目になっていく様は、なにもファンタジーの世界だからではなく、私達現実世界にも言える事だと思う。
バスチアンの様な人間の多くがやがて辿り着く、「元帝王たちの都」の -
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文章にするのが難しい。とにかくすごい本でした。
まず、最初から最後までワクワクしっぱなしです。
ジム達が危機をどう乗り越えるのか、まるで一緒に冒険をしているかのように感じます。
次に、簡潔です。一つ一つの出来事が短くかかれているので、読んでいて飽きる間がありません。
登場人物も魅力的です。それぞれのイメージが持ちやすくて、どの人物にも愛着がもてます。
何よりも、書きぶりがすごいです。子供の心を取り戻せるような様々な表現。これは読まないと分からないと思います。
伏線をいくつか残したまま、終わりました。元々は上下巻の物語だそうです。もう1冊も楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
読みながら苦しかった。読み進めるうち、徐々に苛烈になっていくユダヤ人迫害。深くなっていくフリードリヒ一家の絶望。シュナイダーさんの、ユダヤ人への迫害が20世紀という理性ある時代にもなって、そこまで酷いものにはならないだろうという期待に、胸が詰まった。どうしてこんな結末にならなければならなかったのだろうと思いながら、これが現実にいくつもあった出来事の一つなのだと思うと、頭が痛かった。アンネの日記とか戦争関係のものはいくつか読んで知ってたのにね。でも読んでよかった。
著者自らの経験をつづった3部作ということで、他の2作品もゆっくり読もうと思う。
ユダヤの文化について注付きで細やかに書かれていて面白 -
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購入済み
何度読んでも素晴らしい
中学生の頃に読んで大好きになった本。
初めて読んだ時は、自分が物語の主人公になった気持ちでワクワクしながら読んだのを覚えています。
また大人になって改めて読んでみても、やはりワクワクは変わらない。そして、子供の頃と違った視点で読めるのも面白さの1つに加わりました。
物語を読み進めている内に映画も観たくなり合わせて観てみました。映画を観たあとに本を再開して読むと背景や登場人物が更にハッキリして読み進め安かったです。両方とも素晴らしい作品です。