上田真而子のレビュー一覧
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購入済み
何度読んでも素晴らしい
中学生の頃に読んで大好きになった本。
初めて読んだ時は、自分が物語の主人公になった気持ちでワクワクしながら読んだのを覚えています。
また大人になって改めて読んでみても、やはりワクワクは変わらない。そして、子供の頃と違った視点で読めるのも面白さの1つに加わりました。
物語を読み進めている内に映画も観たくなり合わせて観てみました。映画を観たあとに本を再開して読むと背景や登場人物が更にハッキリして読み進め安かったです。両方とも素晴らしい作品です。 -
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この岩波少年文庫版「きつねのライネケ」は読者対象として小学5.6年生を想定しているようです。 つらつらと思い出してみるに、KiKi がその年齢層だった頃、子供のための読み物というものの大半は「勧善懲悪」「予定調和」の物語ばかりだったように思います。 そうであるだけに KiKi は読中、まるで当然の事でもあるかのように「ああ、最後にはライネケには罰が当たるんだろうなぁ」と思いながら、ライネケの口から出まかせ答弁を楽しんでいました。 ところが・・・・です。 な、な、なんとライネケは勝利を収め、ライオン王の片腕となって動物王国(?)の重鎮となってしまうなんて!!!
でもね、よくよく考えてみ -
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購入済み
『ジム・ボタンの機関車大旅行』の続編。前作もキャラ達の描写が楽しかったですが、今回も増していろんな個性的なユニークキャラ達、ジムとルーカスの熱い信頼と友情も良い。
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購入済み
冒険ファンタジー
アニメは放送されていたのが幼少の頃だったので見た記憶がなく中学生の頃、再放送でちらっと視聴したのが最後。ミハエル・エンデは「モモ」は読んだのですが、原作の世界観と違いかなりアニメは大幅なアレンジが加えられいてる事実を原作読んで実感しました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ小学校高学年向け…と言う風に書かれていますが,もし,あなたが初めて読むのなら,大人になってから読んでも,価値のある本です。
ライオンの王様に,きつねのライネケに意地悪されたと,いろいろな動物たちが出てきて,王様に訴えます。
で,王様は,それが本当かどうか確認するために,ライネケを連れてこようとするのですが,派遣されたクマが返り討ちにあいます。次は…。
というように,このきつねのライネケはとても,悪い奴という感じで描かれています。
そして,物語の結末は…
これを言ってしまうと,この物語を読む価値が半減しますので,ネタバレはしません。
こういう話をあのゲーテがまとめたというのも驚き -
Posted by ブクログ
「あのころはフリードリヒがいた」
「ぼくたちもそこにいた」の
完結編となるこの作品。
読みながら、何か不思議だなと思っていたら
この作品は各章が*で仕切られているだけで
ストーリーがないことに気付いた。
つまり、リヒターは記憶に残っていることを
絞り出すようにして、
ただただ、書き残したのだろう。
思い出すこともつらく、思い出したくもないことを
「伝えなくては。。。」という使命感のみで
懸命に書き残したことが伝わる文章だった。
一説には、リヒターはこの作品を最後に
筆を折ったとも言われている。
それだけつらい作業だったんだろうと思う。
この三作品を読んで、まず「知る」ことが大事だと思った。 -