上田真而子のレビュー一覧

  • はてしない物語 上

    購入済み

    何度読んでも素晴らしい

    中学生の頃に読んで大好きになった本。
    初めて読んだ時は、自分が物語の主人公になった気持ちでワクワクしながら読んだのを覚えています。
    また大人になって改めて読んでみても、やはりワクワクは変わらない。そして、子供の頃と違った視点で読めるのも面白さの1つに加わりました。
    物語を読み進めている内に映画も観たくなり合わせて観てみました。映画を観たあとに本を再開して読むと背景や登場人物が更にハッキリして読み進め安かったです。両方とも素晴らしい作品です。

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    2021年03月26日
  • 黒いお姫さま ドイツの昔話

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    絵物語作家のヴィルヘルム・ブッシュが採集したドイツの昔話11篇。佐々木マキさんの挿絵が可愛いよう。

    黒いお姫さま
    かしこい百姓
    小人のぼうし
    金のくさりをつけた王子さま
    スリクシェばあさん
    しようがないヤギ
    ムッシェティーア、グレナディーア、プンペディーア
    寒い冬
    ふたごの兄弟
    かじ屋と坊主
    魔法にかけられたお城

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    2016年06月17日
  • きつねのライネケ

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    この岩波少年文庫版「きつねのライネケ」は読者対象として小学5.6年生を想定しているようです。  つらつらと思い出してみるに、KiKi がその年齢層だった頃、子供のための読み物というものの大半は「勧善懲悪」「予定調和」の物語ばかりだったように思います。  そうであるだけに KiKi は読中、まるで当然の事でもあるかのように「ああ、最後にはライネケには罰が当たるんだろうなぁ」と思いながら、ライネケの口から出まかせ答弁を楽しんでいました。  ところが・・・・です。  な、な、なんとライネケは勝利を収め、ライオン王の片腕となって動物王国(?)の重鎮となってしまうなんて!!!

    でもね、よくよく考えてみ

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    2011年09月27日
  • 黒いお姫さま ドイツの昔話

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    『マクスとモーリツのいたずら』のヴィルヘルム・ブッシュの昔話集。挿絵もブッシュのだったらよかったのに…こういうのって民話だし、ブッシュだし、怖いのも多い…さくさく読めて楽しかってですけど。正しい人が幸せになるお話がやっぱりいいなあ。いいお話もあります。たまには。

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    2025年09月30日
  • 黒いお姫さま ドイツの昔話

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    王子様やお姫様が出てくるドイツの昔話。
    ユーモアなお話だけど呪いを架けられたりズルや嘘ついた人には罰が与えられたりするちょっとした怖さもある。
    そんなお話に佐々木マキさんの絵がピッタリで挿絵も含めて楽しめた物語集。

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    2024年01月06日
  • ジム・ボタンと13人の海賊

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    『ジム・ボタンの機関車大旅行』の続編。前作もキャラ達の描写が楽しかったですが、今回も増していろんな個性的なユニークキャラ達、ジムとルーカスの熱い信頼と友情も良い。

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    2023年08月09日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    冒険ファンタジー

    アニメは放送されていたのが幼少の頃だったので見た記憶がなく中学生の頃、再放送でちらっと視聴したのが最後。ミハエル・エンデは「モモ」は読んだのですが、原作の世界観と違いかなりアニメは大幅なアレンジが加えられいてる事実を原作読んで実感しました。

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    2023年07月25日
  • きつねのライネケ

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    あの手この手のきつねの悪知恵,裁判にも嘘八百で言い逃れる.
    「さてさて世の中とはこんなもの,いつの時代でも,永久に変わりないのでは」というのがやり切れない思いで心に響く.

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    2021年04月29日
  • 若い兵士のとき

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    被害者を書く話は数多くあれど
    加害者を書く者はなかなかいない
    その加害者ですら最初は善良な少年の姿形をしていることもある 人を変えていく

    彼らのような少年達が戦争が終わった後もなお、地雷撤去に駆り出されたと考えるとまた滅入る

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    2018年03月03日
  • きつねのライネケ

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    ネタバレ

     小学校高学年向け…と言う風に書かれていますが,もし,あなたが初めて読むのなら,大人になってから読んでも,価値のある本です。
     ライオンの王様に,きつねのライネケに意地悪されたと,いろいろな動物たちが出てきて,王様に訴えます。
     で,王様は,それが本当かどうか確認するために,ライネケを連れてこようとするのですが,派遣されたクマが返り討ちにあいます。次は…。
     というように,このきつねのライネケはとても,悪い奴という感じで描かれています。
     そして,物語の結末は…
     これを言ってしまうと,この物語を読む価値が半減しますので,ネタバレはしません。

     こういう話をあのゲーテがまとめたというのも驚き

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    2017年08月29日
  • 若い兵士のとき

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    散文形式で綴られている。時系列に並んでおらず、物語の前後がわかりにくいが、それだけつらい経験だったのだろう。
    もう戦争は起こしてはいけない。

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    2013年05月20日
  • きつねのライネケ

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    ライネケの見え透いた嘘に何度も騙される無能な王、正直者すぎて搾取されつづける羊やうさぎたち、そしてライネケが決闘に勝利した途端手のひらをかえす民衆たち。昔からの言い伝えであるというこの話からも、世相はいつの時代も変わらないんだということがわかる。まさに憎まれっ子世にはばかる。

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    2012年02月14日
  • 若い兵士のとき

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    「あのころはフリードリヒがいた」
    「ぼくたちもそこにいた」の
    完結編となるこの作品。

    読みながら、何か不思議だなと思っていたら
    この作品は各章が*で仕切られているだけで
    ストーリーがないことに気付いた。
    つまり、リヒターは記憶に残っていることを
    絞り出すようにして、
    ただただ、書き残したのだろう。
    思い出すこともつらく、思い出したくもないことを
    「伝えなくては。。。」という使命感のみで
    懸命に書き残したことが伝わる文章だった。
    一説には、リヒターはこの作品を最後に
    筆を折ったとも言われている。
    それだけつらい作業だったんだろうと思う。

    この三作品を読んで、まず「知る」ことが大事だと思った。

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    2011年02月17日
  • あのころはフリードリヒがいた

    購入済み

    何時でも起こり得ること

    最近の国際情勢を見るにつけ、いつでも長い時間をかけて築かれた平和な安定した状況は短期間で暴力的に崩壊するということを、作者は時系列と事実のみを淡々と描くことによりその不変性のある事実がこれからも起こり得るという事を身近に感じさせられる。

    #深い #タメになる #怖い

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    2021年08月27日
  • 若い兵士のとき

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    訳者のあとがきにもあるように、前二作とは形式が異なり、日記の様な断片的な話の羅列になっている。ほとんど年齢のかわらない「ぼく」と私の、なんと遠いことだろう。生まれた時代の差はこんなにも。

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    2011年02月11日