エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧

  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    探偵小説の元祖たるデュパンものをちゃんと読もうと思って。むかーし簡易版で読んでいるので犯人などは知っていますが、やっぱりちゃんと読むと違いますね。現代感覚とは違った当時の社会の雰囲気とかが感じられます。

    『モルグ街の殺人』
    文学初の名探偵と言われるオーギュスト・デュパンの物語、のつもりで読み始めたら冒頭は論文でした・笑

    語り手は、経済的に困窮する元名門出身のデュパンと知り合う。デュパンの読書量、鮮やかな想像力、そして趣味の一致から親交を結び、パリで同居することになった。
    ある日デュパンは語り手の考えをズバリ読み取った。そして推理過程を説明する。デュパンは語り手の行動や表情を見て、語り手の思

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    2025年08月09日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    主人公、最低。アルコール中毒らしく、暴言をはいたり、猫も邪険にするし。虚脱状態の時はだるそうだし。ついには暴力が出てしまっている。
    そうそう。主人公が語るように「もともとは動物を愛する優しい人物」、気が弱い人が陥りやすいのよね。
    挿絵はたくさんの猫とイライラしている男性の絵と、事件が明るみになった時の色使いの違いにハッとさせられた。

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    2024年11月17日
  • ポー短編集 黒猫

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    ポーの名作を、読みやすく手に取りやすくしてある1冊。小中学生におすすめしやすい短編集にしてくれて大変ありがたい。
    恥ずかしながら黒猫以外は未読でした。ほかのも読んでみようかなあ。

    作者さんのあとがきもよかった。

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    2024年11月09日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    暗い作品すぎて捨てるか迷った。
    個人的に動物虐待が許せなすぎていい小説かどうか判断するどころではなくなってしまうため、前半は不快感が拭えなかった。
    後半想像力が掻き立てられる文章に圧倒されやむなく保存。

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    2024年10月20日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    乙女の本棚シリーズ。ジャケ買い。
    このラインナップは絶妙じゃないかなと思う。

    久しぶりにポーの黒猫を読んだが、絵本になるとテキメンにグロさが。。。笑
    作品自体もだけど、絵も非常に合っていて、大変良作でした。子供には読ませたくないけど笑

    江戸川乱歩と夢野久作も、絶妙な作品をチョイスしているのでぜひ入手したい。

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    2024年05月26日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    あの有名なラストは知っていたものの、前半部分はほとんど覚えていなかった。そういう流れだったのか。
    件の黒猫さんは、妻の猫だと思ってたなぁ。だから、ああなのか、と。そうではなかったのね。
    主人公の精神状態、怖いよ。
    まくらくらまさんの挿絵も雰囲気があって素晴らしかった。この「乙女の本棚」シリーズ、ラインナップがすごく豪華。
    他も手に取ってみたい。

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    2023年11月26日
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

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    ポー、生き埋めへの執着がありすぎる(と思わせる収録作品のセレクション)

    ブラッドベリ「火星年代記」の一編「第二のアッシャー邸」で引用されているオリジナルを知りたくて読みました ブラッドベリがポーから非常に強く影響を受けていることが文体からさえもよくわかる 全体を通してグロテスクな銀細工のような文章 (「ポオはぼくの従兄弟」とまで比喩するのも納得)

    現代のエンタテイメント価値観で読むと「エッ、結末、やさしー!!」と感じる編もあり面白い
    「アッシャー家の崩壊」はスティーブン・キング「シャイニング」の元にもなっているのだろうなあ

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    2022年10月03日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    硝子の塔の殺人を読み終わった時に、元々ホームズやポアロといった古典海外ミステリ好きを自負しているが、最古のミステリは読んでいないことに気づき本作を読み始めた。
    ネタバレはミステリにおいて禁忌であるので、最古といえどそこは守らせていただく。
    短編集なので、一つ一つはすぐに読めてしまう。
    この本の顔である、モルグ街の殺人について触れるとすると、残虐な殺人の犯人が余りに意外過ぎて「嘘やろ??」と声が出てしまった。
    また、黄金虫についてはホームズシリーズの踊る人形を先に読んでいたので、黄金虫が起源になっていたのか!と驚かされた。
    今日に至るまで、後世に多大な影響を与え、推理小説を確立したポーに最大の敬

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    2022年04月07日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    カポーティ『遠い声 遠い部屋』が好きで、影響を受けたといわれるポーを手に取りました。
    か、かっこいい……

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    2021年01月18日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ネタバレ

    もっと堅い話かと思っていたけどそんなことはなかった。おもしろかった!
    某作品のtwentyは誤植…? やってみたらfortyだったのだけれど……

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    2015年08月07日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    ちくま文庫のための訳し下ろし、編訳。黄金虫ヴァルドマール氏の死の真相赤き死の仮面告げ口心臓メールシュトレームの大渦アッシャー家の崩壊ウィリアム・ウィルソン以上の7篇。附された「エドガー・アラン・ポー小伝」「熱と虚無――エドガー・アラン・ポーとは何か」が、ありがたい。私は特に、『赤き死の仮面』(赤死病の仮面)を読み直したくなって。でも、ここに選ばれた7篇は、やっぱりどれも傑作ですね。手元にある他の翻訳も読み返してみます。それから、こういう短篇は(「大鴉」もだけれど)どうにも原文と対照させたいような気になってしまいます。ペーパーバックの簡易版でいいから探してみようかな。

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    2011年07月19日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ネタバレ

    The Murders in the Rue Morgue(1841年、米)、
    The Gold-Bug(1843年、米)。
    ミステリの開祖エドガー・アラン・ポーの短編集。

    ポーといえば『黒猫』『アッシャー家の崩壊』などの不条理で不気味な怪奇小説も有名だが、『モルグ街の殺人』『黄金虫』などの推理小説では、別人のようにロジカルで理知的な側面をみせてくれる。なかでも『モルグ街の殺人』は史上初の推理小説として有名である。あまりに頭が良すぎて変人の域に達している名探偵、語り手となる探偵の友人、ペダンティックな世界観など、ミステリのお約束である「型」の殆どが、この時点で既に完成しているのが興味深い。

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    2014年04月21日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    海賊の宝に暗号解読がからむ知的エンターテインメントから、象徴に満ちた幻想・怪奇・狂気まで、描かれるものも雰囲気も文体もさまざまである。あまりに違うので、これらをどれも同じように好む読者が果たしているのだろうかという気もするが、ポーの多彩さをあらわすセレクションではある。
    もし私がポー・ベストを作るなら、ずっと偏ったものになるだろう。まずここに『黒猫』と『盗まれた手紙』、それに『アモンティリャードの樽』を加えたい。いっぽう、ゴシック趣味あふれる『赤き死の仮面』と『アッシャー家の崩壊』は抜いてしまう。単換字暗号の解読が煩雑な『黄金虫』もなくていい。するとほら、実に好みの感じだ!
    …ポー好きの風上に

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    2009年10月04日
  • ポー詩集

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    この阿部保さんの口語訳が、いちばんポーっぽい感じがして読み易かった。 この邦訳を読むと、岩波の赤は、もう開かなくなるよ。

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    2009年10月04日
  • ポー詩集

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    ポーの詩の日本語翻訳は、なぜか阿部保さん訳でないとしっくりこない私です。翻訳者がいかに大切かを教えてくれた本。

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    2009年10月04日
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

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    ポーの傑作選は岩波少年文庫から出ているものを読んだことがありますが、某有名カードゲームの元ネタである『早すぎた埋葬』が読みたくて購入。
    既読の作品も多かったので、訳の違いも楽しみながら読み進めました。

    うーん、やっぱり『赤き死の仮面』と『アッシャー家の崩壊』が大好きなんですよね〜。このゴリゴリのゴシック調の雰囲気、たまりません。
    楽しみにしていた『早すぎた埋葬』はというと、本書の中で唯一(?)笑ってしまう話で、なんだか意外でした。いや本人は真剣だから笑っては悪いのですが……。
    でも、当時普通にあった”早すぎた埋葬”を防ぐための「安全棺」や「生き埋め防止協会」が出てくると、どうしても、ね( ˊ

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    2025年11月22日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    怪奇小説・・・と見せかけた異常心理犯罪小説。短編でここまで嫌悪感を覚えさせるキャラクターはそうそういないでしょう。
    絵が素敵です。

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    2025年11月02日
  • ポー傑作選3 ブラックユーモア編 Xだらけの社説

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    ネタバレ

     激動の時代を文学のために闘い死んだポー、その鋭利かつ鋭い活動の影響が色濃い作品が集まっており、中々ない読み味となっている。色々と思うところはあれどもパワーを感じる作品ばかりであった。付属の論考と合わせて読むことで真価が発揮される作品集。

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    2025年10月17日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    昔の本だから多少古さを感じたけれど、文学作品として残すべき本。ちょっと怖い感じはあったかも。
    ポーの作品で初めて読みました。

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    2025年07月10日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ポーの作品はあまりこれまで読んだことがなく、ホラーのイメージが強かったけど、まさかこういう(今となっては)ドストレートなミステリを描いていたとは知りませんでした。でも薄っぺらすぎず、程よく重厚で哲学的で詩的で。楽しめました。

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    2025年07月07日