エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これの感想時間が無くてかけてなかった。
読書垢をはじめてついに100冊目ということで、せっかくだから記念的ななにかを読みたいなと思い手に取ったのがモルグ街の殺人。
いまからおよそ200年前にかかれたというこの作品、今までまったく知識もないまま、名前だけりを知っている状態だったので、どんなものかお手並み拝見という気持ちで読み始めたものの、これだけの質のストーリーがこの時代にあったのかと、度肝を抜かれた。
ちょっと真相には笑ってしまったけれど、予想外の結末という本格ミステリさながらの締め方で個人的には好印象。
そしてこちらも史上初の暗号小説ということで黄金虫。
所謂シーザー暗号的なものだったけれど -
Posted by ブクログ
今までゴシック色を意識して本を読んだことが無かったので、なるほど、これがゴシックなのかとなんとなくの実感を得ることができた。
かっちり整然とした(いわゆる格式高い)文章のせいか、読んでいて常に緊張感があったし、分厚い鉄のドアのような冷たさや重さがホラー要素と絶妙にマッチしてるなぁ、不吉だなぁと感じさせられた。
ライジーアが個人的な好みで、彼女の特徴をこの文体で表せる限りの美しい言葉をふんだんに使用して描いていたところが印象的だった。そのため、いかに彼女が美しいかが手に取るように想像できた。
他の作品と比べて、この作品には熱量(彼女への激しい思い)があり温かさを感じる気がするが、それ以上に積 -
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Posted by ブクログ
世界初の推理小説『モルグ街の殺人』
小学生のころの児童書で初めて読んだときは、意外な真相におおいに驚いたのを覚えています。今回改めて読んで、推理小説というもののかたちはこの時点ですでに完成していたのだと感じました。
狂気的な殺人現場、バラバラの証言、消え失せた犯人……。それを解くのは理屈っぽい名探偵とその相棒。
不気味で不可思議な事件に、キャラのたった名探偵が相棒とともに挑む。今なお続く探偵小説のフォーマット。それがこの時点で完成していたことがそう思った理由ではありません。奇怪な真相に至るまでのロジックの組み立てが、しっかりと本格ミステリらしく作り込まれているからです。
不可能なものを排 -
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Posted by ブクログ
収録作中9編は創元推理文庫『ポオ小説全集』で既読だが、
訳が違うので新鮮な感動を味わう。
吉田健一セレクトの短編集+
ポオの覚え書き「マルジナリア」収録。
■ベレニイス(Berenice,1835)
青年エギアスは従妹ベレニイスと共に育ち、
長じて彼女を愛するようになったが、
その美貌は病によって損なわれた。
やがて……。
■影‐一つの譬え話‐(Shadow,1835)
プトレマイスの屋敷に集ったオイノスたち
七人だったが、部屋には若いゾイロスの遺体が。
そこへ帳(とばり)の後ろから現れた影――。
■メッツェンガアシュタイン(Metzengerstein,1836)
反目 -
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Posted by ブクログ
はじめてポーの作品に触れた。
私が愛してやまない夢水清志郎事件ノートシリーズの著者である はやみねかおる先生に影響を与えた作家。
夢水清志郎事件ノートを読んでいると、ポーの作品を彷彿とさせる描写がいくつか見られ、今回そのルーツを辿ったわけである。漠然とした感想だが、幼い頃に訳もわからずとりあえず暗記をして望んだテストの、真の答え合わせをしている気分で楽しかった。
さてポーの作品自体の感想にうつるが、非常に残虐でありながら美しく、非常に恐ろしいのに好奇心を刺激するような、私自身の心情の矛盾を肯定するようなものだった。
収録作品の中に、矛盾を孕んだ加害者意識について触れているものがあったが、まさ