エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧

  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    さすが名作、面白かった。
    どれも一人称で話が進むのだが、ポー自身が体験したかのようなリアル感と緊張感が良かった。文章は幻想性があって、そこが怖いような美しいような不思議さを感じさせてくれた。これがゴシックか。
    細かく言えば★3.5くらい
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    推理小説の父、エドガー・アラン・ポーの作品。
    ミステリーがテーマの短編が6編が掲載されています。
    僕は、ポップフロッグと、おまえが犯人だが面白かったです。
    ポップフロッグの奇術師が起こす復讐劇は、面白く、ラストの処刑シーンは怖いなーと思いました。
    おまえが犯人では、ラストの結末は、恐ろしい感じがして...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    小学生の時に、江戸川乱歩を読み漁っていたことを思い出し、エドガーアランポーを読んでみた。

    古典的な部分もあり、読みやすい作品ではなかったけれど、史上初の推理小説と言われている作品で、ミステリ好きを語るなら読んでおきたい作品だと思う。

    ミステリの原型ここにあり。
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    テレビでポーのミステリーについての番組を見てそそられて購入。

    正直言って難解。
    「ライジーア」という話は読めなかった。

    ただ他の作品については得体の知れない不気味な感じとか、なんとも言えない恐怖、
    それが難しくてもなんとなく伝わってくる。

    個人的には「落とし穴と振り子」が一番読みやすく面白かっ...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    面白かった
    言葉が難しく内容がなかなか入ってこない
    けれど奇妙で恐ろしいシーンははっきりと入ってきてとても恐い
    黒猫は衝撃的すぎて気持ち悪かった
    他の作品も最初はよくわからないけど読み終わると腑に落ちて次の作品に引きずるくらいインパクトが残る

    元気な時に他の作品も読んでみたい
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    これの感想時間が無くてかけてなかった。
    読書垢をはじめてついに100冊目ということで、せっかくだから記念的ななにかを読みたいなと思い手に取ったのがモルグ街の殺人。
    いまからおよそ200年前にかかれたというこの作品、今までまったく知識もないまま、名前だけりを知っている状態だったので、どんなものかお手並...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    今までゴシック色を意識して本を読んだことが無かったので、なるほど、これがゴシックなのかとなんとなくの実感を得ることができた。

    かっちり整然とした(いわゆる格式高い)文章のせいか、読んでいて常に緊張感があったし、分厚い鉄のドアのような冷たさや重さがホラー要素と絶妙にマッチしてるなぁ、不吉だなぁと感じ...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    史上初の推理小説とのことで読んだ。
    短編集なのでサクサク読めた。推理小説の原点はここであり、今現在に繋がっていると感じるととても感慨深い。
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    ポーの小説は初めてで、あまりノレないところもったけど全体的に良かった。
    こんなにページが少ないのにここまで怖面白く書けるなんて!
    この中だと表題作が一番好き。
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    ミステリーの原点とも言えるポーの作品。
    これはあまりに斬新すぎる犯人…!古い作品なので正直期待は薄めだったけど、180年も前のミステリーに度肝を抜かれるとは。。
    人為的なトリックも好きだけど、期せずしてこうなった、みたいな謎解きも好物です。
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―
    大渦巻きへの落下は、面白かった。はらはらした。
    灯台は未刊なのか、これで終わりなのか。これでおわりが
    良いなあ。考える余地があるし。
    使いきった男は、ラストにびっくり。
    タール博士とフェザー教授の療法は、びっくりというか、
    考えさせられた。
    チェスとメロタタウタとアルンハイムは面白いのかそうでもない...続きを読む
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―
    かなり昔の作家だと思うが、本当に今読んでも遜色ない作品だなぁ、と感じた。
    そりゃ当然、今の時代の作品の方が洗練されていはいるが、その洗練具合が思った以上に少しで、この時代から文学作品というのは(もしくはエドガー・アラン・ポーが)凄かったんだな、と思った。
    特にミステリー編は、流石に奇をてらったトリッ...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    黒猫は面白い。動物や奥さんに対しての虐待に関しては胸が痛む。お酒には気を付けよう。
    ウィリアムウィルソンは結局、多重人格なのか。違うのか。アッシャー家はリビングデッドものなのかな?
    それにしてもポーはよくこんなに色んな雰囲気の話が思いつくなあ。現代によみがえっても、やっていけそう。
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    青空文庫で読んだペスト王を、もっと新しい訳で読みたくて借りた。収録されてなかったけど。
    赤き死の仮面と黒猫とアッシャー家の崩壊は良かった。他は、好きな人は好きなんだろうけど、なんだか付き合いきれない感じがしてほとんど読み飛ばしてた。
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    古い作品だから言い回しが難しくて読みにくい。お気に入りは黄金虫とホップフロッグ。黄金虫のちゃんと宝が出てくるかっていうドキドキ感がよかった。ホップフロッグは馬鹿な大臣たちに気持ちよく復讐しててよかった。デュパンはシャーロックに似てたからコナンドイルはだいぶ影響受けてたのかな。
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    世界初の推理小説『モルグ街の殺人』
    小学生のころの児童書で初めて読んだときは、意外な真相におおいに驚いたのを覚えています。今回改めて読んで、推理小説というもののかたちはこの時点ですでに完成していたのだと感じました。

    狂気的な殺人現場、バラバラの証言、消え失せた犯人……。それを解くのは理屈っぽい名探...続きを読む
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    新訳2冊連続刊行。先月の「黒猫」に続いて本書がその2冊目。「黒猫」がゴシックホラー編で、この「モルグ街」は怪奇ミステリー編というテーマ分け。
    このシリーズ、「作品解題」が丁寧なのに加えて、「ポーの用語」と「ポーの死の謎に迫る」というオマケボーナストラック的な読み物も充実(この部分だけで100ページ近...続きを読む
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    今まで読んだどのポーの翻訳とも一味違った雰囲気で面白く読んだのですが、訳者の河合先生のあとがきで「ポーの文章に込められた〈技巧〉を訳出することを第一に目指した」というお話しに、なるほど、と。
    また、巻末についている作品解題とポーの生涯紹介に60ページ使っているだけあってとても丁寧。詩の押韻の型とか細...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    本書のタイトルにもなっている黒猫と言う作品を読んでの感想

    最初は読み終わって、ただ黒猫に踊らされた哀れな男の話という印象だったのが
    改めて振り返るとアルコール中毒であった語り手をどこまで信じるか、読者を疑心暗鬼にさせられる

    たった16ページにこんなにモヤモヤさせらせるなんて
    ポーさんぱねぇっす
  • ポー詩集
    ふと読みたくなって手に取りました。重厚かつ暗鬱な作風は格調高い訳も相俟って荘厳ですらある。著名な「大鴉」はゴシック映画を見ているよう。またリズムも良く、音読したくなる。「ヘレンに」「アナベル・リイ」は哀しくも美しい作品。詩は哀しみの文学であると深く感じ入った。ポーの作品は他にも読みたい。