エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧

  • 黒猫(乙女の本棚)
    物語も絵本の絵柄も最高に好みでした。人の善悪の両面性が学べます。普段優しそうな人ほど、闇堕ちすると恐ろしいことになる。また、絵柄が本当に美しい...。思わず見惚れてしまいます。最高の一冊!
  • 黒猫(乙女の本棚)
    うひゃあ。この世界観にまくらくらま先生の絵はよく似合う!ねこはかわいい。装飾やどす黒いイメージはゴシックホラー。こわい。重苦しい。でもいい。

    この作品は過去に読んでいたハズなのだけれど、すっかり忘れていた。
    改めて読んだのだが…、
    「単なる猫やん」。
    我が家の猫(ハチワレ・黒)となんら変わらない。...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    「落とし穴と振り子」
    何度読んでも、迫り来る振り子の描写にヒヤッと、ゾワゾワしてしまう!暑い夏の読書にぴったりかもしれない(?)。

    「赤き死の仮面」
    これまでに読んだ翻訳でのタイトルは「赤死病の仮面」あたりだったようなと思いつつ……翻訳者さんの解説を読むと、なるほど確かに!とうなづいてしまった。
    ...続きを読む
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
     昨年刊行されたE.A.ポーの新訳傑作選。3冊シリーズの第1弾にあたる『ゴシックホラー編』。

     ポーの語りの技巧、言葉への拘りを訳出することに腐心したと訳者あとがきにあるが、訳自体はとても読みやすく、それでいて軽過ぎない。約80㌻に及ぶ作品解題とポーの生涯についてもかなりの読み応え。

    『ゴシック...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    モルグ街の殺人はどこかで読んだことあったが、ミステリ好きとしては読まないわけに行かない。
    原点を感じる小説で、どれもミステリとして基本のような仕掛けがあり、しかし退屈ではなく、当時の読者の新鮮な驚きを追体験したような心地だった。
    黄金虫が個人的には好き。面白かった。
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    推理小説を語るなら是非読んでおかないと、と思い手に取りました。推理小説の元祖と言われているので、内容も典型的なものなのかなという先入観を持っていましたが、最初に読んだ「モルグ街の殺人」から予想もしなかったオチに驚かされました。流石に名高い作者の作品だけあって一読の価値があったと思いました。
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

    1.おすすめする人
    →最古のミステリーを読みたい、
     ホラー要素がほしい

    2.感想
    →エドガー・アラン・ポーの短編集。
     当時の様子を想起させるゴシック調の建造物や
     その歴史が事細かに記載されていて、
     人間の本来の怖さをリアルに感じられる。
     どの話も印象的だけど、
     「アッシャー家の崩壊」...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    短編集だが、それぞれ似たりよったりの話ではなく個性があって良い。盗まれた手紙のデュパンのようなスマートな紳士は憧れる。
    自分ならこうするという考えで大半の人間は動きがちだが、その人となりを理解してトレースすることが問題解決につながる例。ジャンルは全く違えど、先日読んだ「他者と働く亅と言ってることは同...続きを読む
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    ポー傑作選2 怪奇ミステリー編
    『モルグ街の殺人』
    著:エドガー・アラン・ポー
    訳:河合祥一郎
    令和4年 角川文庫


    角川文庫から出ているエドガー・アラン・ポーの傑作選。怪奇ミステリーが沢山集められていて、面白い話が沢山。
    何作かに登場するデュパンは本当にスマートで、ホームズのモデルになったと言わ...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    今までに読んだミステリー小説の中でも、圧倒的に奇怪な作品でした。
    読み終わったあとは、余韻と共に背筋がゾクッとします。
  • 世界の名探偵1 デュパン【試し読み】

    デュパンすごい

    名探偵マニアではない人からすれば、正直そこまで名前を聞いたことがない主人公の名前ですが、その人となりを知ると、例えば恵まれない生活環境のなかでひたすら本を読んでいた半生であるなど、結構な努力家であることを思い知らされます。公的な資格を持っているわけでもないのに、警察関係者から頼りにされるまでに成長し...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    堕ちていく人がまざまざと書かれています。ホラー小説はポーを読んでから。黒猫だけでも読む価値あります。死や絶望、恐怖を描きながらもその先にある光をわかっていないとホラーって書けないと思う。
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    いろんな人の訳で何度も読み、何度も読みたくなるポー。”お話”の原型が詰まっているように思うんだよね。

    巻末の「数奇なるポーの生涯」も力作で、1篇の作品のようですらある。
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    史上初の推理小説。推理小説の父でもあるポーのモルグ街の殺人は、密室殺人、名探偵の登場、意外な犯人と現在受け継がれている推理小説の枠組みを確立したすばらしい作品であった。
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
    エドガー・アラン・ポーの名作が詰め込まれた短編集。今作はあの有名な「大鴉」などの詩も含めたゴシックホラー編。読んだ事のある話もあればタイトルだけ知っていた話もありで、どの話もポーの技巧が凝らされた話ばかりである。「大鴉」だけでなく「黒猫」や「アッシャー家の崩壊」に「赤き死の仮面」も収録されているので...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    モルグ街は100分テキストで、盗まれた手紙はアンソロで既読。印象的だったのは「おまえが犯人だ」かな。ポーらしい不気味さありつつコミカルで吉。ホップフロッグはなんとも言えん気持ちになる。黄金虫は英語が母語ならさらに楽しそう

    (黄金虫が暗号解読の話だと知らず、「いつ、誰が死ぬの?」とハラハラ読んでいた...続きを読む
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    六編からなる短編集。元祖ホラーな黒猫やこのご時世にピッタリの赤き死の仮面もいいですが、私的一推しは「落とし穴と振り子」!!これめちゃくちゃ面白かった!振り子のあたりは手に汗握るハラハラ感やし、ラストもスッキリ!
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    昔読んだのは、誰の訳だったか。

    これも再読。新訳で読み易い。そして何度読んでも『黒猫』怖い。『ライジーア」『赤き死の仮面』『アッシャー家の崩壊』『ウィリアム・ウィルソン』…あれ?全部いいな。今更だけれど、やっぱり凄いな、エドガー・アラン・ポー。今に続く原型がここにあるな。
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―
    書かれた時代と翻訳のせいか、全体的に文章が仰々しくて読みずらく感じてしまった。それぞれの作品から、現代に生きる私は恐怖をそれほど感じないが、グロテスクで言い様のない不安や恐怖を読み手に伝える著者のエネルギーみたいなものを感じた。ポーの作品が、日本の江戸川乱歩に影響を与えたのを思うと感慨深い。著者の意...続きを読む
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―
    世界初の探偵小説は楽しかった。江戸川乱歩ばかりでポーの存在すら知らなかった私だが、真犯人の以外さが何年たってもなお新鮮で胸が踊ったのは作者のチカラそのもので驚嘆。色せずびっくり。黄金虫も暗号ということでかなり頭を使ったが良い作品でした