エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧

  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

    Posted by ブクログ

    ポーが、あらゆる小説ジャンル(推理小説、ホラー、SF、冒険小説など)の元祖であること『ギンガムチェック塩漬けライム』(鴻巣友季子)を読んで知りました。詩も含めて、短編が本書にはおさめられています。

    怖さが迫ってくるだけでなく、何だか面白みもあり、文章表現の巧みさが際立っていました。映像となって出てくるようでした。ポーもすごいけれど、訳者もすごい。ホラーを読むのは初めてで、ポーの作品を読んで良かったです。他の訳者の文章も読んでみたくなりました。

    0
    2025年07月06日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

    Posted by ブクログ

    1849年に40歳で亡くなっているらしいので、日本はまだ江戸時代。

    そう考えると、その時代にこれだけの小説が成立しているのは驚きだ。

    若干読みづらさはあったが、どれも面白く、中でも「お前が犯人だ」が面白かった。

    0
    2025年07月02日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    じっとり暗くて不気味、過剰なくらい装飾的で、美しい。まさにゴシック!という感じ。
    「黒猫」の虐待描写でやや読み進めるのを躊躇ったけれど、それ以外は意外とさっくり読めた。
    表される情景と同じくらい、文章自体も装飾的で読みやすいとは言えないが、独特の魅力と読み応えがある。
    「ウィリアム・ウィルソン」の展開は、なるほどまさしくダブル。
    「ライジーア」の妖しさが特に気に入った。

    0
    2025年06月10日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

     推理小説の祖であるエドガー・アラン・ポーの代表作『黒猫』を始めとした6編が収録されたゴシックホラーで、ペストが大流行した中世ヨーロッパをモチーフにした『赤き死の仮面』や自分と瓜二つの存在に苦しめられる『ウィリアム・ウィルソン』などゴシック色が強く古典的名作とは思えない外連味の強さもあった。

    0
    2025年06月10日
  • ポー詩集

    Posted by ブクログ

    ポーの生涯も知らずに読んできたので簡単な説明がついててよかった。こんな人生だったからこの言葉が生まれたのか。

    夢の夢が読んで見たくて手にした本。二度三度と繰り返し読むと少しずつ詩の世界に入っていけた。

    0
    2025年05月08日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

    Posted by ブクログ

    1800年代前半にこんな推理小説が書かれたなんて驚いた
    モグル街、黄金虫、失われた手紙など、どれも面白かった
    今回は短編を時間かけて読んだから、もっと短期に読むべきだった

    0
    2025年04月17日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

    エドガー・アラン・ポーの代表作の黒猫、アッシャー家の崩壊が収録されているホラー系の短編集。
    この2つよりも僕は、赤き死の仮面と落とし穴と振り子が面白かったです。

    赤き死は、疫病が蔓延した世界で、王様が様々な人々を城に招待し、外界から隔離し王達は仮面舞踏会を開催される。
    その舞踏会に血まみれの衣装を着て、死後硬直の顔になっている仮面を付けた道化師が現れて事件が起きていく所が怖かったです。

    赤き死の設定が、コロナ禍で生きている僕達みたいで、道化師がコロナウィルスな感じがして不気味に感じました。
    道化師の仮面も犬神家の一族に出てくるスケキヨに似ているなーと感じました。

    落とし穴と振り子は、ある

    0
    2025年02月21日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    挿絵と文章がすごく合っている。
    この物語の大まかな内容は知ってたけど今回初めて読んだ。
    ぞくぞく、怖さの伝わる訳だった。

    あと、エドガー・アラン・ポーがアメリカの作家と知らなかった。イギリスかと思ってた

    0
    2024年11月04日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    乙女の本棚シリーズ。

    ペットを偏愛する心優しい私は妻と結婚した後も、動物たちを飼った。
    その中には美しい黒猫がいた。

    酒に溺れた私は妻やペットを虐待するようになる。

    因果応報な話。

    0
    2024年04月29日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

    恐怖感が鮮明に伝わってくる小説。
    はじめてエドガーアランポーを読んだが、少ないページ数でストーリー展開がサクサク進む感じが読みやすかった。

    0
    2024年04月24日
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エドガー・アラン・ポーの「黒猫」は、ゴシック文学の中でも特に傑出した作品です。この物語は、酒に溺れた男が愛猫を殺害し、その後、罪悪感と恐怖に苛まれる様子を描いており、ポー特有の暗く、緊張感あふれる筆致が色濃く出ています。

    物語はかつて優しかった男が酒乱となり、愛猫プルートに暴力を振るうところから始まります。彼の行動は次第にエスカレートし、最終的には猫を殺してしまいますが、その行為が彼の運命を狂わせることになります。新たに現れた黒猫は、前の猫とそっくりでありながら、一つ違いがありました。その猫は胸に白い斑点を持っていたのです。

    この物語を読む際、私は、主人公の精神の崩壊を目の当たりにして、彼

    0
    2024年04月16日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    こわい…えぐい…グロい…
    でもイラスト美しい。
    そして実はこの作品読むの2回目。
    前に「100分で名著」でとりあげられていたときも、
    観て、ひぃ…って思ったのだが。

    0
    2024年03月01日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

     乙女の本棚シリーズから、エドガー・アラン・ポーさんとまくらくらまさんのコラボ作品『黒猫』です。噂どおりストーリーも怖いけれど、まくらくらまさんのイラストでより一層重厚な恐怖感(なんか、変な言い回しだけれど汗)を味わうことができますよ!

     主人公の男性が酒におぼれ、飼っていた黒猫のプルートを残虐極まりない方法で手にかけます。それを悔いて、酒場でみかけた別の黒猫を飼うことになるんですが…。変わらず酒に飲まれ、黒猫を疎ましく思い、そんな男性をみて妻は黒猫をかばおうとします。そんな妻を殺害してしまい…途方にくれた男性が思いついたのは…。

     まくらくらまさんのイラストは、本当に美しいんです!!同じ

    0
    2024年01月21日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    学生時代に読んだことありましたが、イラストがあることでより読みやすくなり、物語にもすんなり入り込めました。
    読後も強く印象に残ります。
    名作!

    0
    2024年01月06日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いろんな作家に影響を及ぼしたと言われるポーを読まねばと思い、先ずはゴシック編を。
    狂気、ひたひたと迫る恐怖、厳しい豪邸。どの作品も実に毒が効いている。最後まで気が抜けないストーリーも良い。本当にどの話も狂っている(褒めている)。

    0
    2023年12月26日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この書におさめられている、「モルグ街の殺人」は
    私が小1の時にクラスの学級文庫(おそらく先生の私物)で最初に読んだ本。私のミステリ好きの原点かもしれない。
    だから犯人はオランウータンって子供心に衝撃だったし、たぶん子供向きの本だったからマイルドだろうけどなかなかの惨劇。

    改めて読んでみたけどデュパンの論理的思考は古臭くないし、新鮮だった。

    0
    2023年11月22日
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人

    Posted by ブクログ

    今まで読んできた日本の推理小説に度々登場する作家エドガー・アラン・ポー。
    やっと読むことができました。
    「モルグ街の殺人」は、世界初の推理小説とされ、1841年と今から180年も前の作品です。
    冒頭の部分は少し読みづらいですが、トリック自体は斬新で面白かったです。
    他にも、暗号解読や推理ものがあり、楽しめました。

    0
    2023年11月05日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    物語も絵本の絵柄も最高に好みでした。人の善悪の両面性が学べます。普段優しそうな人ほど、闇堕ちすると恐ろしいことになる。また、絵柄が本当に美しい...。思わず見惚れてしまいます。最高の一冊!

    0
    2023年11月03日
  • 黒猫(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うひゃあ。この世界観にまくらくらま先生の絵はよく似合う!ねこはかわいい。装飾やどす黒いイメージはゴシックホラー。こわい。重苦しい。でもいい。

    この作品は過去に読んでいたハズなのだけれど、すっかり忘れていた。
    改めて読んだのだが…、
    「単なる猫やん」。
    我が家の猫(ハチワレ・黒)となんら変わらない。
    いや、元野良の我が家衆と比べると、ここまで甘えてくれるのはむしろうらやましい。
    うっかりドアを開け忘れたり、自分で変なところにはいりこんでしまって出れなくなった時に「あけろー、だせー」と鳴くのも猫あるあるだ。
    変な形の毛色がある猫もみたことがある。ハートはかわいくてバズるが、ほかはどうだろう。

    0
    2023年10月14日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

    Posted by ブクログ

    「落とし穴と振り子」
    何度読んでも、迫り来る振り子の描写にヒヤッと、ゾワゾワしてしまう!暑い夏の読書にぴったりかもしれない(?)。

    「赤き死の仮面」
    これまでに読んだ翻訳でのタイトルは「赤死病の仮面」あたりだったようなと思いつつ……翻訳者さんの解説を読むと、なるほど確かに!とうなづいてしまった。


    0
    2023年08月31日