エドガー・アラン・ポーのレビュー一覧

  • 赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)

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    短篇作品はもちろんどれも味わい深いですが、「覚書(マルジナリア)」が、ポーの随筆・文学論・人生論的断片が集められた感じで、芥川龍之介の「侏儒の言葉」に近いノリで楽しめました。

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    2021年05月25日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    はじめてポーの作品に触れた。
    私が愛してやまない夢水清志郎事件ノートシリーズの著者である はやみねかおる先生に影響を与えた作家。
    夢水清志郎事件ノートを読んでいると、ポーの作品を彷彿とさせる描写がいくつか見られ、今回そのルーツを辿ったわけである。漠然とした感想だが、幼い頃に訳もわからずとりあえず暗記をして望んだテストの、真の答え合わせをしている気分で楽しかった。

    さてポーの作品自体の感想にうつるが、非常に残虐でありながら美しく、非常に恐ろしいのに好奇心を刺激するような、私自身の心情の矛盾を肯定するようなものだった。
    収録作品の中に、矛盾を孕んだ加害者意識について触れているものがあったが、まさ

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    2021年04月06日
  • モルグ街の殺人(まんがで読破)

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    エドガー・アラン・ポーの名作を、漫画で追えた便利な一冊。
    原作も読んでみたくなった。推理ものが読みたくなる時もある。そんな時の選択肢の一つ。

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    2021年01月26日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    ポーのSF物短編7作。他の短編集に比べ、SFだけ、好みの分かれるところ。一文が長く難解で、読みづらいものもあった。2020.11.17

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    2020年11月17日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ミステリー物六篇。著名な「モルグ街の殺人」「黄金虫」が良かった。19世紀前半の作品であり、元奴隷の黒人従僕が登場したり当時の時代背景を窺える。今日ではさらに複雑な事件解決を図るものが出ているが、推理小説の端緒とみれば興味深い。2020.9.30

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    2020年09月30日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    「アッシャー家の崩壊」構成がすばらしい。精神錯乱の心的表現は真に迫って、自分で感覚を得たことがあるかのようだ。「ウィリアム・ウィルソン」ドッペルゲンガー。ドストエフスキーの「二重人格」を彷彿とさせるが、発表はこちらの方が先のようだ。「黒猫」黒猫で象徴される古くからの不気味なイメージが盛り込まれている。2020.9.15

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    2020年09月16日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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     ポーの作品は、言わずと知れた推理小説の嚆矢。アッシャー家の崩壊や黒猫など恐怖小説の著作でも有名だが、本短編集は推理小説6作から成る。
     「モルグ街の殺人」は史上初の推理小説だとされているが、本文中に“わたしがひとつの超自然現象について詳述しているだとか、伝奇小説を執筆しているのだとか思ってもらっては困る(p18)”と断ってあるのが、当時はミステリーがどういうものか分からず誤解する人も恐らくいたのだろうなと想像すると面白い。真犯人は今や有名になってしまっているけれど、意外な謎解きで、いま読んでも十分楽しめる。
     「群衆の人」は不条理な雰囲気の作品で、今回が初読。解説に曰く「アンチミステリ」だそ

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    2020年04月12日
  • ポー詩集

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    以前、映画でポーが亡くなる前の数日間を画いた作品を観た。そのときからポーの謎の残る死と、ポーの心を現しているだろう詩に興味を持っていた。

    今回はポーの詩の中でも特に読んでみたかった、「大鴉」「アナベル・リイ」の含まれた本書を読んでみた。
    18篇の詩と、「詩の真の目的」という短い文章の載った一冊。

    全体として、暗く絶望を感じる作品が多かった。
    それでも美しい言葉の響きは見事で、暗くさみしい、閉塞感のある世界ではあるけれど、またひとつと読み進んでしまう。

    多くの詩の中では、特に「アナベル・リイ」が印象に残る。
    ポーが亡くした妻への思いを籠めたとされているだけに、今は亡き愛しい妻への思いに溢れ

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    2017年04月26日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    ◇ 大渦巻への落下
    地球空洞説を背景にして、極地でのアドベンチャー。

    ◇ 使い切った男
    あの人はね……っ、というところで毎回話題が変わって。
    実はサイボーグだった、というオチ。
    コメディみたい。

    ◇ タール博士とフェザー教授の療法
    精神病棟における、管理者と患者の交代劇。
    中井英夫みたいだなぁ。

    ◇ メルツェルのチェス・プレイヤー
    小説というよりは考察。

    ◇ メロンタ・タウタ
    未来から原題を皮肉る。これはよくわからなかった。

    ◇ アルンハイムの地所
    庭哲学。

    ◇ 灯台
    灯台守。

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    2017年03月25日
  • ポー詩集

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    大別してふたつ。
    死んだ恋人への哀惜。
    死と退廃。

    大鴉
    夢の夢
    ヘレンに
    海中の都市
    死美人
    レノア
    不安の谷間
    円形戯場
    ヅァンテ島の歌
    幽鬼の宮
    勝利のうじ虫
    幻の郷
    ユウラリイ
    ユラリウム
    ヘレンに贈る
    黄金郷
    アナベル・リイ
    鈴の歌
    詩の真の目的

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    2017年03月20日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ネタバレ

    「モルグ街の殺人」
    小中学生だった私の脳裏に犯人は@@@@@@@という強烈な印象を叩き込んだ。
    いま読み返してみて、死体の陰惨な状況に驚く。好み。

     *「マリー・ロジェの謎」を敢えて省略する編集にはがっかり。

    「盗まれた手紙」
    真相は本当にしょうもない。
    が、そこに至るまでの迂遠や衒学や雰囲気づくりが小説を成り立たせている。
    その点が見本のような作品。
    ラカンが着目するのも頷ける。

    「群衆の人」
    異様な雰囲気だけで突っ走るような作品。
    解説では安部公房が例示されているが、現代文学としても、精神分析の対象としても、好例。(ヴァルター・ベンヤミン、流石)

    「おまえが犯人だ」
    真犯人を名指し

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    2017年03月15日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    ネタバレ

    19世紀アメリカの作家ポー(1809-1849)の短編集。ミステリやSFというジャンルの源流とされる彼の想像力は、その時代社会の中でどこから産まれどのように育っていったのか。扱われている素材は、大渦巻、美容整形・サイボーグ、精神病院、人工知能、未来予測、人工楽園・・・。

    「大渦巻への落下」

    十代前半の頃に初めて読んだポーの作品集にも含まれており、訳は別とはいえ25年振りくらいに読み返したことになる。当時読んだのは子ども向けに訳されたもので、「黒猫」と「モルグ街の殺人」との間に挟まれ「メールストームの大渦巻」という題で収められていたと記憶している。子ども心に、大渦巻に襲われる中で弟が掴んでい

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    2017年01月28日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    黒猫・アッシャー家の崩壊

    エドガーアランポーを初めて読んだが、ゴシック編というだけあって中世的であったり神話的であったりする作品が集まっているように思う。象徴物が人間の精神を蝕んでいく奇妙な話や、分身の話、永遠の美女の話、地獄の話などなど。ウィリアム・ウィルソンは古典的な分身の話であるが、まさに映画ファイト・クラブやビューティフル・マインドのような話である。統合失調症の症状として現れる自己の化身の幻想の話は、どことなくジキルとハイドを想起させる。ジキルとハイドは二重人格者の話であるが、ウィリアム・ウィルソンやファイト・クラブは自分の分身が見えてしまうという話である。古典的ながら楽しく読むこと

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    2016年09月29日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ネタバレ

    エドガー・アラン・ポー 巽孝之訳
    ポー短編集Ⅱミステリー編
    モルグ街の殺人
    盗まれた手紙
    群衆の人
    おまえが犯人だ
    ホップフロッグ
    黄金虫
    古臭さを覚悟して読み始めたが、読みやすい本になっているが、光文社新訳文庫も読んで見たくなりました。

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    2016年06月04日
  • モルグ街の殺人(まんがで読破)

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    ネタバレ

    シャーロック・ホームズも、エルキュール・ポアロも、金田一耕助も、
    彼がいなけば、生まれていなかったかもしれない。
    世界で最初の名探偵──その名はC・オーギュスト・デュパン。
    花の都パリで起きた奇怪な密室殺人の謎は、この男の手にゆだねられた!
    19世紀末フランスの独特の雰囲気とともに、“世界初の探偵小説"を待望のコミック化。
    さらに、フランス政府を揺るがす機密文書の行方をデュパンが追う続編「盗まれた手紙」も収録!

    語り手である「わたし」は、「C・オーギュスト・デュパン」という人物と知り会う。
    デュパンは膨大な読書量と知識や推理力を持っており、デュパンに見惚れたわたしはすぐに意気投

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    2015年12月31日
  • ポー詩集

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    名探偵デュパンが活躍する"モルグ街の殺人"やゴシック小説を代表する"アッシャー家の崩壊"で知られるEdgar Allan Poeは詩人としても有名です。本書には、"大鴉"、"幽霊宮殿"や"アナベル・リー"など代表的な詩作を収録しています。けっこう難解なのですが、ゴシックな雰囲気を味わいたいのであれば、ポーの詩は最適です。詩集"悪の華"を書いたボードレールらフランスの詩人にも大きな影響を与えたといいます。できれば、"構成の原理"などの詩論と一緒に読むと理解が

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    2015年11月13日
  • モルグ街の殺人(まんがで読破)

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    推理小説の元祖であり密室殺人の元祖でもある【モルグ街の殺人】。正直推理小説としては色々と難がありますが、演出はなかなか凝っていると思いました。

    【盗まれた手紙】は、「あいつなら何処に隠すか」という推理は強引な気がしましたが、物語の世界観は楽しめました。

    絵柄は好みではなかったものの、怖い雰囲気や犯人の狂気など、描写はしっかりしていると思いました。

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    2015年02月28日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    予備知識なしで読んでいった。
    「アッシャー家の崩壊」と「ヴァルドマール氏の死の真相」なんかは文章の凄味が感じられるようでよかった

    だけど…これはポーの持ち味なのか、翻訳の具合なのか、
    日本語にちょっと違和感を感じるところがあったような気もして、
    さらに解説のほうでも「ん・・?」と思うところがあって

    さらにポーは翻訳者いわく、修辞に特徴があるようで
    はたしてこの1冊だけでポーを楽しんだことになるのか
    他の翻訳と読み比べ、はたまた英語版を見てみるべきか?

    ここまで「うー」となったことはいままであんまりないかも・・・個人的には翻訳のせいかな・・?と思うのですが。

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    2012年05月15日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    エドガー・アラン・ポーは、黒猫ぐらいしか読んだことが無かった。それも高校生ぐらいの時に読んだので、暗いという印象しかない作家であった。

    そして、本を読んだ感想は・・・。
    正直、大して印象が無い。おもしろかったけれど、それ以上ではない。
    若干うまく書かれたホラー小説を読んだ感じ。

    あとがきによると、ポーの評価は、国によってまっぷたつにわかれるらしい。

    イギリスやアメリカでは、「子供の書いたストーリー」とか「気味が悪いだけ」などの酷評を受ける反面、日本やフランスでは高い評価を受けている。映画の傾向などを見るとわからないでもない。白黒割り切ろうとする英米人と、割り切れない感覚がすきなフランス人

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    2011年07月12日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    ポーの短編集。

    聞いたコトがある作品が多いですが
    読むのは初めてのモノばかりでした。

    どれも怪奇的な要素が織り込まれてて
    面白かったです。

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    2011年09月29日