杏(女優)のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
基本的に誰かが何かの本について語っている本は好きなので、この本も面白く読みました。
絶対に私が手に取らないだろうというような本が多々紹介されてあって、読んでみようかなぁと思わせてもらいました。
BookBarというラジオが放送されてたことも知らず、そのラジオの抜粋なのでぎゅっとつまり過ぎていたので、実際に聞いてみたらもっと面白いだろうなと。
杏さんが22歳のころから放送されているらしく、杏さんの本の選択の幅も広くてびっくりしつつ、同じくらいの歳なのにライトノベルばかり読み漁ってた自分が少し恥ずかしくもあったり(笑)
結婚生活についての本も紹介されているのですが2020年の今読むと何か皮肉のような感じも受けたり。
そんな数ある紹介された本の中でチェックした本は『秘島図鑑』。絶対に読もう!! -
Posted by ブクログ
「本から始まる四方山話」というコンセプトが素敵だな、と思って手に取った1冊。元々はラジオ番組だったもの(1000冊あまり紹介した、と帯にあった)から、50冊を選んで紹介している。1冊につき3〜5ページくらいで話をするから、あっという間にたくさんの本に触れ合えた。
読んだことがある本もない本も、2人の話を聞きながら(読みながら)、軽い気持ちで興味を持てる。ラジオから漂ってくる音と同じように、聞き流してもいいし、ハッと思ったところや共感したところは、しっくり胸に残って、「この本を読んでみたいな」と思った。
私は結構ラジオ、他人のおしゃべりに耳をすましてちょっと楽しい気分になるような、そういう雰囲気が好きだけど、本にもそれが残っていて、いいなぁと思った。
ラジオ聞いてみたいな、と思ったら、もう終わっているようで残念…
でも、本の形で残っていたから、こうして雰囲気を感じることができて、よかったなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレJ-WAVEのラジオ番組で杏と大倉眞一郎が毎週それぞれ一冊ずつ本を紹介。
10年で1000冊あまりの本から50冊をセレクト。
1冊について3~5ページくらいで紹介されているので、お風呂で音読するのにちょうどよい文章量。
読むのは簡単だけど、毎週1冊本を選び続けたお二人の苦労はいかばかりかと。(楽しい苦労だとは思いますが)
内容を詳しく紹介するわけではなく、自分が気に入った部分や、興味深い部分、特色など、さらっと紹介されているだけなのに、「私も読みたい!」と思わされる。
彼らが感じた部分を私はどう感じるだろう。
どう捉えるだろう。
既読本を紹介されていれば、それはそれでまた楽しい。
「うんうん、そうだよね」「え?そう解釈しちゃいます?」など、3人目の語り手の気分で心の中で会話しちゃう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元祖・歴女でもいらっしゃる
モデル・女優の杏さんによる初エッセイ集の文庫版。
現在は第二弾のエッセイ集も発売されているようです。
出会いをテーマにして書かれた、
10ページ前後のエッセイがたくさん収録されています。
しっかりとした言葉遣いでいて、穏やかで柔らか。
さらには、笑えたり微笑ましかったりするし、
語りすぎないところや言葉のチョイスなどによって文章に緩急がある。
もっとも、その内容が魅力的で、夢中になって読んでしまいます。
たのしい読書になりました。
杏さんは僕よりも9歳年下のようですが、
とても内容濃く生きてこられたような印象の方で、
前にEテレの対談番組「SWITCHインタビュー」に彼女が出演されたときには
その聡明な言葉のセンスや知識の深さに驚いたものでした。
9歳年下でも、僕以上にあたまがしっかりとしています。
人生は一度きりだけれど、その人生の瞬間瞬間を無駄にしてしまうことって
けっこうあると思うのです、それも本当に無駄だなという使い方って。
たとえば、僕の人生にはそんな要素がたっぷりとある。
でも、杏さんって、そういうところが、
前を向いて一歩一歩確実に進んでいく方のように見受けられます。
その積み重ねがきちんとあるタイプなのでしょうね。
ここはネタバレになりますが、
小学生に「これで良い」と「これが良い」の違いを教えて、
「これが良い」と自分の意志による選択で日々を送っていくのっていいんだよ、
と説明しているところがあります(それも、妖怪人間ベラの恰好でなんですが)。
そういう姿勢こそが、
杏さんが人生を濃く生きてきた秘訣の大きな一つなんでしょう。
自分よりも若い人に真正面からうんうんと学べるような年齢に
僕もなったなあと感慨もありつつ、
このエッセイ集は楽しいし、刺激にもなるし、
身近に杏さんを感じてなごみもするので、オススメです。
巻末の村上春樹さんの解説で、
杏さんは「普通の女の子」と評されていますが、
そうか、それならそれで、
普通の女の子のなんと素晴らしいことよ!!と思いましたよ。 -
Posted by ブクログ
J-WAVEの書物をテーマにしたトーク番組の10年間の放送から50冊分を書き起こしたもの。
杏さんと言えば歴女として有名、とりわけ幕末もののファンで時代小説を取り上げることが多いみたいだ。知的で親しみやすくトークが面白い。
大倉眞一郎さんは存じ上げなかったが、活字中毒者を自称するだけあって、守備範囲がワールドワイドだ。
大倉眞一郎さんが最後にこう書いている。
『杏さんと初めて会った時は正直戸惑った。21歳にはなっていたけど、50歳だった私から見ればまだ少女の印象で、どんな本を読んでいるのか見当がつかない。その打ち合わせのあとにスタッフ全員でご飯を食べた。そこで本棚に並んでいる本を聞いてビールを吹いた。
「新選組の本なら一通り揃っています」
とんでもないバケモンとタッグを組まされたと怖じ気づいたのは私であった。』
『ときどき完全に打ちのめされてしまうが、もう慣れてしまった。』
これだけで二人の雰囲気が伝わってきて、面白そうでしょ。
杏さんは子ども三人を育てながら、週一のラジオ番組をこなしている。子どもを寝かしつけ真っ暗な中、スマホを光らせながら読書したりするそうだ。
ワタシも読んでみたい本が数冊あった。
動画で検索すると番組も出てくるので、時間がある時に聞いている。 -
Posted by ブクログ
ラジオ番組の内容が書き起こされたものなのだけれど、言葉のキャッチボールが心地好い、落ち着いた番組の雰囲気が文面からも伝わります。本との出会いやテーマからこんな風にお話を広げることができるって羨ましいばかり。
私もこんな会話が楽しめる人と出会えると良いな、と願ってしまいます。
巻末の番組10年分の書籍リストも本探しの助けになって嬉しいです。仕事柄、仕方がないとは言え、杏さんはご自分のお仕事がらみで読んだ本からの紹介の割合が高いのが気になりました。
テキスト起こしされた紹介本50冊のうち、三分の1は、読みたい本リストに追加。既読本は、約1割。結末やストーリーを明かさずに内容の魅力を伝えることの難しさを感じているだけに、この心地好い内容は、読み物としても貴重だと思いました。