あらすじ
ラブラドールのハリーと過ごした小学校時代、歴女の第一歩を踏み出した中学時代、単身海外にモデル修業に行った頃、そして、女優として活動を始めたとき……。NHK連続テレビ小説のヒロインを演じ国民的な女優となった杏が、それまでの人生を、人との出会いをテーマに振り返って描いたエッセイ集。そのとき感じたことを次につなげて明日に向かう姿は、感動必至。(解説:村上春樹)
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何度読み返したかわからないくらい好きなエッセイです。
人との繋がりを大切にされている杏さんのひとがらが良く分かります。
一昨年から登山を初めて、穂高縦走の話を読み返すと「なんと無茶なことを…!」と肝が冷えました。何度読んでも新しい感想、新鮮な気持ちが得られています。
デジデリオは、この本を読んで自分も読みたくなり、すぐに購入。自分にとっても大切な一冊となって本棚にささっています。
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人との出会いや縁を点で終わらせずに大切に育てて線としてつないでいく。
本当に素敵な方で何度でも読みたくなる。
村上春樹によるあとがきを読んで、久しぶりに村上ワールドに浸りたくなる。
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イラストも含めて可愛らしく、でも杏ちゃんの性格か凛とした雰囲気も持つエッセイ。
本好きなだけあって、たまに出てくる本も興味深いものが多い。
デジデリオ(森下典子著)も思いがけず気になってしまい、書店へ探しに走った。
ベラの後日談や、愛犬との思い出、旅行の話、登山の話、何気ないものだけれど、全てに対して正面から愛情を持って向き合っている姿が見え、素敵な人だなぁと改めて思う。
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一つひとつのエピソードがどれも臨場感たっぷり。
風光るが出てきたのが嬉しかった!
杏ちゃんを通して、彼女の日常をはじめ、普段では知ることのないモデルや舞台、ドラマ、ドキュメンタリー等の裏側を少し覗くことができて面白い。エッセイの醍醐味。芸能のお仕事は改めて人との出会いが大切なんだと思った。
一期一会を大切にしているなと頭が下がる思い。長くその業界に身を置いている芸能人はそういう人が多いんだろうな。
ぜひ現在のパリ生活のエッセイも出して欲しい。
後日談のベラの授業もよかった。えんどう豆先生も出てきて点と点が繋がった時の気持ちいい感じ。
日記を書くって大事なんだな。子供の頃の何気ない1日が見返すとかけがえのない日になっている。
そしてそれは大人になっても同じ。やはり日記やメモを残してその時の感情を残しておく、言葉にしておく。
あとすごいなぁと思ったのが小さい選択をする。この授業をしたのが少なくとも10年前。これがいいと自分で決めることの重要性を早くから知ってたんだな。
村上春樹が解説というのもテンション上がった。
杏ちゃんから依頼したとのことだけどこれもひとつの出会いからうまれたこと。
全編読んでいて楽しかった!
杏ちゃんをさらに好きになりました。
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自分がちゃんとある。
ニューヨークやパリ、イタリアで頼もしくモデル仕事をしたり、気になっていた陶芸に怪しすぎる電話をかけてオトンたちと仲良くなったり、オペラ座の怪人の役になるまでの追いみ方から、自分の気持ちや情熱を大切にして思いたったらすぐ実行する感じだった。
自分のことを「大胆でせっかち無鉄砲」と表現しているが、誰でもできることではない。社交的で人との交流を大切にしていることも伝わった。
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杏さんの真面目さや、人柄の良さがすごく出ている一冊
最近杏さんのYouTubeをみて、杏さんの醸し出す雰囲気がとても好きになりました!
エッセイも書かれているので読んでみましたが、やっぱり好きだなぁと思える女優さん。
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今も十分に可愛らしいが、さらに若く様々なドラマに出演している彼女の日々を綴ったエッセイ。人と出会い、考え、血肉としていく様がとても気持ちがよく、真っ直ぐな方なんだなと思えた。芸能人のエッセイは一般人からして体験できない事柄を知るとても良い機会で、とても楽しい。
Posted by ブクログ
最近杏さんのYouTubeを見るようになり、彼女の柔らかい雰囲気・軸の通った考え方・ゆるやかな生活などが素敵で、もっと知りたいと思い、この本を見つけた。
内容はこれまでの出会いについて。
彼女だから色々な出会いがあったのか、
出会いがあったから彼女になったのか。
彼女だから色々な出会いがあったんだろうな。
素敵な方です。
文末のベラの授業内容は、
小学生向けに考えたようだが、34歳の私でもぐっときてしまった。
エッセイ第2弾も読んでみたいと思う。
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とっても読みやすかった!
素敵な出会いのお話たくさん。
こういう風に人脈って広がるんだ〜と学び。
杏さんの人柄が全てなのだろうけど。
ほっこりしたい時にまた読みたいな。
Posted by ブクログ
決して平坦とは言えない人生だったと思うんですが、それでも明るく前向きに、ひとつひとつの出会いを大切にして生きる姿は和まされつつ背筋も伸びた。ドラマや舞台の裏話も聞けてとても満足感ある一冊でした。
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神保町の古本屋さんで出会ってから、1年くらい積読になってたもの。
最近杏ちゃんのYouTubeにどハマり(憧れと羨望の眼差しで!)してるので、今しかない!とお正月からのんびり読みはじめました。
「出会い」をテーマに綴られた26編のエッセイ。24〜25歳くらいの時期、当時の杏ちゃんのフィルターを通して感じた優しく染み渡る文章が、いま24歳の私に届いた。それだけでまさしく愛おしい「出会い」のひとつだと思うと嬉しくなる。
印象深いエピソードは数あれど、
初めてのニューヨーク
セ・パリ
クメール織の「伝統の森」
ノブトモ歯医者さん
が特に好き。
最後の文庫版書き下ろしのベラの授業には、図らずもジーン...これで良い、よりこれが良い、を選んで生きる人生。改めて言われると、ワクワクしながら生きていくすべてのヒントのような気も。
どんなことにもふむふむの気持ちを。好きなことに正直に、興味を持てるようにいたいし、そんな自分こそ好きでいたい。
もしいつか子どもを持つようなことがあれば、この本を読んでもらいたいな、と思った。おんなじ目線に立って、そっと背中を押してくれそうな1冊。
続編 杏のほろほろもあるって...読むしかない!
Posted by ブクログ
人との出会いをテーマに綴られたエッセイ。杏さんが結婚する前のことが語られている。
テレビドラマ「名前をなくした女神」の撮影について書かれた『ようこそ、ママ友地獄へ』では、モニターをチェックしたとき、子供といる自分の笑顔が柔らかく驚き、「ああ、私って、子供が好きだったんだぁ」と気づいたり、『投球ズバーンさん』では、子供の頃にリトルリーグに所属していたことを明かし、「いつか自分に子どもが生まれたら、親とのキャッチボールは必ずさせたい」と思ったりしているのだが、読んでいて、余計な雑念が頭の中を去来して困った。
巻末に収録されている文庫版書き下しの『後日談 ベラの授業』は、杏さんのお人柄がよく表れているエピソードだった。
今はただ、杏さん頑張れ!とエールを送りたい。
登山初心者の私としては、『穂高成人式』を興味深く読んだ。
Posted by ブクログ
杏さんのYouTubeチャンネルを見るようになってから彼女の人柄に惹かれてこちらも読んでみました。YouTubeでも感じていましたが改めて、なんっっって素敵な方なんでしょう。
子どものようにまっすぐな目で世界を見て聞いて、いろんなことにチャレンジされているのが伝わってきました。
杏さんがこれを書かれていた頃は私と同じくらいの歳だと思うのですが、あまりに魅力的で「憧れ」なんて言うのもおこがましいくらいでした。
私が今の杏さんくらいの歳になる頃には、少しでも近づけていたらいいなと思います。
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文章がうまくて、スラスラ読めた。出会いについて書いたとあったが、どの出会いも素晴らしく、すごく羨ましかった。読書家で歴女の杏さん。好きだなぁ。
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女優の杏さんが20代の頃に書いたエッセイ。
とても文才のある方で、きっと頭も良いんだろうなぁと思う。
歴女だそうで、文面だけ見ると少しオタク気質なところがありそうだが、やはりトップモデルさんはすごいなという章もあった。
仕事柄、さまざまな分野の人々と出会う機会も多いのであろう。そして、人との出会いをとても大切にされている様子も読んでいて感じた。
同世代として素敵な人だ!
Posted by ブクログ
先に、続編「杏のほろほろ」を読んだ後なので。。
あー、やっぱり、無意識に杏さんは、クランボルツの「計画された偶発性理論」(プランド・ハプンスタンス)を実践してるなー。。。と感じる。
ご本人に、その理論をやろうなどという気は毛頭なくとも、しっかりそれにのっている。
それは、杏さんの人柄、好奇心、生き方が実現しているのだろう。
やっぱりハンサムな彼女だな。。
そして、今回も。。
杏さんに影響されて、杏さんが紹介した本を「読みたいリスト」に入れる自分。。。(笑)
Posted by ブクログ
読むほどに杏さんを好きになる。
仕事に向かう姿勢がすごく丁寧。
エネルギッシュでフットワークが軽い。
人を大切にする。筆まめ。
「ふむふむ」とどんどん吸収する。
興味をもったら突き詰める。
読書家。
イラストもかわいい。
謙虚。
これまでも素敵だなと思っていたけれど、憧れの女性に変わりました。
ただ一点…。概要の「感動必至」はやめてほしい。そんな思いで杏さんは書いてないと思う。
Posted by ブクログ
寝る前に一つずつ読んでいたんだけど、誰かを腐すこともないし暗い話もない。
杏さんが『ふむふむ』と思うことをシンプルな言葉で書いていて心穏やかに読める。
好きなお話をあげていっとく。
弟ハリーのこと
陶芸とマタギの旅
穂高成人式
てつこさん
投球ズバーンさん
フィレンツェラビリンス
出会えなかった出会い
後日談ベラの授業
杏さん手書きのイラストが折々に書かれていてとても可愛いんだけど、その中でもほぁぁ!となったのが文楽と暖簾の章で描かれているイラストは是非見てほしい。
またエッセイ書いてほしいなぁ
Posted by ブクログ
前から出てるんだろうけど、意識が変わったせいか
最近やたらよく見るようになった気がする杏さんのエッセイ。
出会いをテーマにいろいろ語られてますが、
それぞれがとてもステキで、でも実は誰もが経験してるはずの
ことなんだろうなぁと、ふと自分を振り返る一冊です。
「ふむふむ」と耳を傾ける姿勢、イイですね♪
いいタイトルですw。
Posted by ブクログ
ずいぶん前に
「ちくま文庫」なんだなぁ
と積読していた一冊
かなり石井光太さんの本を
読み進めている途中
ちょっと 一息つきたくて
ひょいと手にしました
これが
いや なかなか素晴らしい
日常の出来事を
これだけ軽やかに
これだけしなやかに
読み易い上に
その時の情景がまざまざと
浮かび上がってくる
そんな文章を
綴られるのは
なかなかのもの
結局、
石井さんのものより
早く
読み終えてしまいました
Posted by ブクログ
ふむふむ、と思いながら、のんびりと読めました。
BOOK BARのリスナーなのに、なかなか杏さんのエッセイを読むことができなかったけれど、読めてよかった。
『気分ほろほろ』と『BOOK BAR』も読みたいな。
Posted by ブクログ
ラジオ番組のBOOK BAR等で素の杏さんをステキだなと思い、本書を購入しました。基本的に自分の体験した事柄を感じたままに素直に書いている様に思うので、読むとそのまま杏さんの人柄に触れている様な感覚に陥りました。
特にモデル時代の苦労話は、成功の陰で大変だったんだなぁと勇気を貰えた気がします。
Posted by ブクログ
元祖・歴女でもいらっしゃる
モデル・女優の杏さんによる初エッセイ集の文庫版。
現在は第二弾のエッセイ集も発売されているようです。
出会いをテーマにして書かれた、
10ページ前後のエッセイがたくさん収録されています。
しっかりとした言葉遣いでいて、穏やかで柔らか。
さらには、笑えたり微笑ましかったりするし、
語りすぎないところや言葉のチョイスなどによって文章に緩急がある。
もっとも、その内容が魅力的で、夢中になって読んでしまいます。
たのしい読書になりました。
杏さんは僕よりも9歳年下のようですが、
とても内容濃く生きてこられたような印象の方で、
前にEテレの対談番組「SWITCHインタビュー」に彼女が出演されたときには
その聡明な言葉のセンスや知識の深さに驚いたものでした。
9歳年下でも、僕以上にあたまがしっかりとしています。
人生は一度きりだけれど、その人生の瞬間瞬間を無駄にしてしまうことって
けっこうあると思うのです、それも本当に無駄だなという使い方って。
たとえば、僕の人生にはそんな要素がたっぷりとある。
でも、杏さんって、そういうところが、
前を向いて一歩一歩確実に進んでいく方のように見受けられます。
その積み重ねがきちんとあるタイプなのでしょうね。
ここはネタバレになりますが、
小学生に「これで良い」と「これが良い」の違いを教えて、
「これが良い」と自分の意志による選択で日々を送っていくのっていいんだよ、
と説明しているところがあります(それも、妖怪人間ベラの恰好でなんですが)。
そういう姿勢こそが、
杏さんが人生を濃く生きてきた秘訣の大きな一つなんでしょう。
自分よりも若い人に真正面からうんうんと学べるような年齢に
僕もなったなあと感慨もありつつ、
このエッセイ集は楽しいし、刺激にもなるし、
身近に杏さんを感じてなごみもするので、オススメです。
巻末の村上春樹さんの解説で、
杏さんは「普通の女の子」と評されていますが、
そうか、それならそれで、
普通の女の子のなんと素晴らしいことよ!!と思いましたよ。
Posted by ブクログ
2024年21冊目
いつも思うが、杏さんは文章が上手いと思う。
伸びやかで軽い文はエッセイにピッタリだなと思ってた頃に見つけたので購入
黒柳徹子さんとのエピソードを書いた『てつこさん』が個人的にはお気に入り
巻末の人物紹介が共演者の皆さんを杏さんがどのように捉えてるのか垣間見えて可愛らしかった
Posted by ブクログ
杏って面白い
いろんな人との出会いが書かれたエッセー集だが、人との関わり方が濃い
まめまめしくざっくばらん
こうありたいと憧れるものの、捻くれた自意識でこんな風には決してできない
Posted by ブクログ
【読み終わって感じたこと】
杏さんの暖かい人柄がひしひしと感じられる本だった。出会った人たち皆と心穏やかな関係性を築くことのできる杏さんは、きっととても素敵な人なんだろうなと思った。
【印象に残ったシーン】
「ようこそ、ママ友地獄へ」の子役の男の子「健太」と出会い、クランクアップの時に泣いて抱きしめる場面。ドラマの中で親子でも、本当は違う。それでも絆が生まれたのだ。その瞬間に、私も少しウルっときてしまった。
【好きな言葉】
「正解はない。だから、私のやることは、私の出せるものを出し切ること」
1人のプロとしての杏さんの真摯な気持ちが感じられる言葉だった。私もこういう姿勢でありたいなと思った。
【こういう人におすすめ】
・杏さんについて知りたい人
・人との出会いについて考えたい人
・エッセイが好きな人