杏(女優)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一つひとつのエピソードがどれも臨場感たっぷり。
風光るが出てきたのが嬉しかった!
杏ちゃんを通して、彼女の日常をはじめ、普段では知ることのないモデルや舞台、ドラマ、ドキュメンタリー等の裏側を少し覗くことができて面白い。エッセイの醍醐味。芸能のお仕事は改めて人との出会いが大切なんだと思った。
一期一会を大切にしているなと頭が下がる思い。長くその業界に身を置いている芸能人はそういう人が多いんだろうな。
ぜひ現在のパリ生活のエッセイも出して欲しい。
後日談のベラの授業もよかった。えんどう豆先生も出てきて点と点が繋がった時の気持ちいい感じ。
日記を書くって大事なんだな。子供の頃の何気ない1日が見返すとかけがえのない日になっている。
そしてそれは大人になっても同じ。やはり日記やメモを残してその時の感情を残しておく、言葉にしておく。
あとすごいなぁと思ったのが小さい選択をする。この授業をしたのが少なくとも10年前。これがいいと自分で決めることの重要性を早くから知ってたんだな。
村上春樹が解説というのもテンション上がった。
杏ちゃんから依頼したとのことだけどこれもひとつの出会いからうまれたこと。
全編読んでいて楽しかった!
杏ちゃんをさらに好きになりました。 -
Posted by ブクログ
杏ちゃんの、出会う人、出会う作品を大切にし、愛される人柄がとってもわかる。
そして、このエッセイを20代後半の若さで書いたのかと驚くほどの、ことばを大切に扱う杏ちゃんの感受性に、ただただ感心し、私もこんな風に丁寧に話し、感じて生きていきたいなと思った。
「ごちそうさん」の撮影の裏側で、料理スタッフが、台詞では説明されない小さな小皿にのった料理一つひとつに、「これはこういう食材で、この時代のこの地域だとこう食べるんだよ」という説明を受け、人によったら右から左に聞き流す俳優たちもいるだろうに、杏ちゃんはそれをしっかり自分のモノにして、伝えようとしている。
役を通して、ひとりの人間として、限られた時間を深くたくさん吸収しようとする貪欲な杏ちゃんを知り、ますます応援したくなる。
p.279
解説より抜粋
杏ちゃんの役作りは、あくまでもファクトベース。
リアルの欠片をを拾い集めて全体を作っていく。
↓
「泣く」シーン
p.88
人が涙を流すのは、悲しいことではなく、きっとそれ以前に経験した楽しいこと、嬉しいことが作用するからで、何らかの理由によりそれらの実現が不可能になってしまったことで、悲しい、悔しいという感情になるのだ。