杏(女優)のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ一つひとつのエピソードがどれも臨場感たっぷり。
風光るが出てきたのが嬉しかった!
杏ちゃんを通して、彼女の日常をはじめ、普段では知ることのないモデルや舞台、ドラマ、ドキュメンタリー等の裏側を少し覗くことができて面白い。エッセイの醍醐味。芸能のお仕事は改めて人との出会いが大切なんだと思った。
一期一会を大切にしているなと頭が下がる思い。長くその業界に身を置いている芸能人はそういう人が多いんだろうな。
ぜひ現在のパリ生活のエッセイも出して欲しい。
後日談のベラの授業もよかった。えんどう豆先生も出てきて点と点が繋がった時の気持ちいい感じ。
日記を書くって大事なんだな。子供の頃の何気ない1日が見返すと -
Posted by ブクログ
神保町の古本屋さんで出会ってから、1年くらい積読になってたもの。
最近杏ちゃんのYouTubeにどハマり(憧れと羨望の眼差しで!)してるので、今しかない!とお正月からのんびり読みはじめました。
「出会い」をテーマに綴られた26編のエッセイ。24〜25歳くらいの時期、当時の杏ちゃんのフィルターを通して感じた優しく染み渡る文章が、いま24歳の私に届いた。それだけでまさしく愛おしい「出会い」のひとつだと思うと嬉しくなる。
印象深いエピソードは数あれど、
初めてのニューヨーク
セ・パリ
クメール織の「伝統の森」
ノブトモ歯医者さん
が特に好き。
最後の文庫版書き下ろしのベラの授業には、図らずも -
Posted by ブクログ
ネタバレ人との出会いをテーマに綴られたエッセイ。杏さんが結婚する前のことが語られている。
テレビドラマ「名前をなくした女神」の撮影について書かれた『ようこそ、ママ友地獄へ』では、モニターをチェックしたとき、子供といる自分の笑顔が柔らかく驚き、「ああ、私って、子供が好きだったんだぁ」と気づいたり、『投球ズバーンさん』では、子供の頃にリトルリーグに所属していたことを明かし、「いつか自分に子どもが生まれたら、親とのキャッチボールは必ずさせたい」と思ったりしているのだが、読んでいて、余計な雑念が頭の中を去来して困った。
巻末に収録されている文庫版書き下しの『後日談 ベラの授業』は、杏さんのお人柄がよく表れ