吉田悠軌のレビュー一覧
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人の生活圏に近い、「裏山」が舞台の、実話怪談集。
実話だから、派手な展開はないし、オチもない。ただ、自分のすぐそばにも何かいるんじゃないか、というリアリティが迫ってきて、ゾクゾクする怖さがある。
著者が、現場に足を運ぶ展開もあり、ただ話を集めるだけではないところが、好感が持てた。
自分の住む街に裏山はないけど、地方にある母の実家の裏には文字通りの裏山があり、登った先は公園になっていて、街を一望できた。お手軽な裏山だったけど、山は山。子供心にも、そこへ遊びに行くのはちょっとした冒険だったな。
後書きで「山怪」について言及があったけど、アレはアレ、コレはコレで、私は両方楽しめた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ怪談•オカルト研究家の作者が、ジャパンホラーを牽引する様々な立ち位置の方との対談集。
特に、背筋氏、梨氏は自分も何冊か読ませてもらったので、作り手、語り手しての背景、スタンスが分かって、よかったです。
というか、梨さんに関しては、日本のSCP財団日本語版創設メンバーの1人……なんて、そんなすごい立ち位置の人だったの!?レベルだったので、逆にびっくりしてました。
あと、煙鳥氏の試みとか全然知らなかったので、これもびっくり。
VR空間でAI生成の怪談を流す……せ、先進的すぎる。
いろんな立ち位置の話がとっても興味深く読めました。
そして、タイトル通り、2024年現在のホラーの現在地を話の中で見通すことができて、数年後、十数年後に読んだ時にも、その時の記憶装置として優秀な一冊だと思います。 -
購入済み
連作とかになりそうです
ホラー作品という意味では、怖いというより悲しい作品でした。ひねり方とかはかなり達者な作品だったのは間違いないです。連作で読んでみたくなります。
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国道1号線自体が怖いのかと思って、YouTubeとかで調べたりしてこの本を読んだのですが、この近くで起こった事件や怪奇でした。
仏教用語の六道の分岐とされる辻が京都の珍皇寺辺りだそうで、このお寺はあの世の入り口とされる井戸も残っているそうです!
そのすぐ近くに国道1号線が走っていてあの世の入り口に繋がっているとか。。。
怖いと思いながらもなぜか深夜に怪談を読みたくなるときがあるんです。怖いもの見たさというか刺激が欲しいのでしょうか。
話の内容は、ほんとにゾッとするものもいくつかありました。
仕事で疲弊して家に帰りたくないサラリーマンが日比谷公園大噴水の前で見たものに連れて行かれそうになったのも、弱っている人をあちら側の者が引き込もうとしたんでしょうか。
怖いですね。
あ。書き忘れていましたが、作中に1枚の写真とそれをアップした写真が。。
これがなんとも不可解でとっても怖かったです!
写真撮ってないのにスマホの写真ホルダーに入っていたらしくて、消しても消しても残ってるってキャーですね!
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Posted by ブクログ
1巻に引き続き、こちらも1冊およそ30分ほどで読み終えることができた。1巻もだが、読み終わった、と思った後の仕掛けが後味になって良い。
この頃「『怖い』話は差別と結びついているから、日頃から気をつけておかねばならない」といった旨のことをホラー作家の方が言っているのが流れて来、その意味をあまり理解できていなかったのだが、本書を読んで何となく理解できるようになった。決して本書が差別をしているとか差別を煽るとかいったことではないのだが……
内容としては、1巻から変わらず一文の中にホラー要素の強いオチをつけており、秀逸なものもあるがそうでないものもあり、短文の難しさを感じるのは変わらなかった。