吉田悠軌のレビュー一覧
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ネタバレわずか、800文字以内で書かれた数々の怖い話達。それは、両の手のひらに収まるほどの小さな話ですが、途方も無く怖い話達なのです。あっという間に終わってしまう、短い話だからと油断していると、痛い目をみますよ。
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発売前から気になっていた一冊。ポプラ文庫、MFダウィンチ文庫を経て、ポプラキミノベルへと様々な本を渡り歩いているこちらの人気シリーズ。現在も第一線で活躍しているホラー小説作家、怪談作家が集まり織りなしていく。800文字以内、原稿用紙に換算してわずか2枚という短い物語たちであるが、流石、そうそうたるメンバーである。何とも恐ろしい物語がつづられていた。
純粋に怖い話、不思議な話、意味 -
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書き記されたたった一行の文章たち。一つの句点で括られたそれらは、常軌を逸した文字列だった。 一文読んだだけで、心は落ち着かず、背筋はぞわりとする。 はたして、なぜ私は、ここでこんなものを書く仕事をしているのだろう。
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一行怪談第2弾。相変わらずぞわぞわする一行が1ページに書き綴られている。読むたびにどこか座りの悪い気分になってきて不安にかられるが、次のページには何が書いてあるのかと気になって読み進めてしまうので不思議。現実ではあり得ないはずなのに、どこかであったことかもしれないと思えてしまう。書かれているのは、たった一行なのに情景がありありと浮かぶのは素晴らしい!不穏な内容なのに何で -
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1ページごと綴られた文章たち。 うたた寝の時に見たような悪夢のような、しかしどこかで経験したことがあるような気持ちにさせるそれら……。一息で吐き出された文字たちが読んだ者をたちまちのうちに不気味な世界へと誘う。
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こちらは、とある事情を抱えた人物が体験した悪夢を一行で書き綴ると言うものの。 書かれた文章たちは確かに現実離れしており、不確かで、悪夢じみている。しかし、ふとした果たしてこれは本当に夢の出来事なのだろうか?と思う瞬間がやってくる。自分が知らないだけで、もしかしたらこういうこともあるのかしらん、という風に錯覚する。 一行怪談というタイトルの通り、表現として許されるのは文法的 -
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ネタバレネットで見かけて。
あまり学術的ではなく、
どちらかいうとミーハーなにおいもする、
禁足地談義。
禁足地と半アウトローは相性がいいとか、
禁足地は異界であり、
異界に行って帰ってくる疑似行為として
イニシエーションを行っているのではないかとは、
面白い指摘もあった。
対馬にある禁足地「表八丁」では、うっかり石塔を見てしまった場合、
履いていた草履を頭の上に乗せ、
「インノコ、インノコ(猪または犬の子の意)」と唱えながら後ずさりしないと命を失うと言われている、とあった。
いやいや、神様はそんなことではだまされないでしょ、と思ったが、
そうやって人が畏れや敬意を示せば許してくれるのかもしれな -
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「禁足地」という言葉には、それが醸し出す、何とも言いようのない(著者も書いているように)“ロマンと恐怖と畏怖の混ざったワクワク感”がある。
ま、この場合、“ワクワク感”よりは、ゾクゾク感の方がキモチにフィットするだろーという気もするがw
とはいえ。その「禁足地」に“ロマンと恐怖と畏怖の混ざったワクワク感”は持てても、民俗学にそれほど興味はあるとはいえないわけで。
つまり、“読ませるエンジンとしてのオカルト要素”も適度に散りばめられてないと、この手の本は「つまんない」で終わっちゃうように思うのだ。
ていうか、それは何より著者がそういう人なせいもあってか(さらに言えば、一般向けの新書という制約も -
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禁足地…その名の通り、足を踏み入れてはいけない場所
その理由は、神様の場所であったり、禍々しい場所であったり…様々
この本は日本全国にある噂の禁足地に行ってみて、その理由を探ったり推測したりしたというもの
平将門の首塚伝説は、実はその当時よりも後年になってからの方が祟りに対してナイーブになった話とか
高度成長期に祟り話が増えたとか
犬鳴村伝説とか
異界駅の話とか
色々な考え方はあるけど
祟り話って人間の世界で「何らかの超えてはならない」部分にブレーキをかけるような何かがあるような気がする~
超自然的ブレーキ
とでもいうのかしらん?
そうあってほしいと私が思ってるからなのかな~。
とか