吉田悠軌のレビュー一覧

  • 京王沿線怪談

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    めちゃくちゃ知ってる街のホラーで面白かった
    サラッと実際の事件とか織り交ぜてくるのヒヤッとする。旧初台駅とか全く知らなかったよ…。「マーキング」がシュールで好き。


    あいつが来た…多摩大
    上手の人…明治大学和泉キャンパス
    公衆トイレの呻き声…幡ヶ谷公衆トイレ
    人魂の家…ゆ家 和心 吉の湯
    笹塚のマンション…笹塚ダイヤモンドマンション

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    2025年08月28日
  • 日めくり怪談

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    ページをめくるたびに、毎日が歪んでいく。
    7月1日から8月31日までの間、誰かがあなたに囁きかける62話のカレンダー。


    1話数分で読める、カレンダー形式の怪談集。
    ほんのり不思議な話から、うっすらどこかで聞いたことのある怪談、ちょっとぞっとするような話まで。ページ自体にギミックのある話もあり、楽しめました。
    私は一気に読んでしまったけど、カレンダーに合わせて1日1話読むのも良さそうです。今年はもう遅いけど。

    月齢や旧暦も載っている日めくりカレンダーのような見出しが挟まるのも好き。一行怪談めいた小話も書いてあってお得感もあります。同じ作者さんの『一行怪談』も好きでした。
    このカレンダーは、

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    2025年07月26日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    ネタバレ

    怪談話や民俗学っぽい話が好きだからという軽い気持ちで読むと教養が足りなさすぎて、知らない作品、知らない用語が多くて大変でしたが、幅広い分野の製作側の考え方や、それぞれのホラー文化がどういう影響で変様してきたのかを知れたのは楽しかったです。
    特に、1章のテレビという媒体の特性の分析やだからこそ発揮できる恐怖や、6章の当時の現実を書いたものが時代が変わってずれが生じて取り残された田舎のイメージになるというのが面白かったです。
    怪談のデータ化は起源や拡がり方などが見えてきそうで面白そうだと思いました。

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    2025年07月26日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    かなりディープな内容だった。
    日本のホラーコンテンツだけじゃ無く結構広い範囲の作品を履修してないと解らない事が多かった。

    背筋さんとの対談が読めてよかった。

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    2025年07月08日
  • 京王沿線怪談

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    ネタバレ

    ホラーや怪談は苦手だ。子どものころは、うっかりそういうものに触れてしまうと、夜かなり怖い思いをしていたけれど(寝れなくなって……とはならなかったところが、なんだか自分らしいのだけれど)、歳を重ねて少しずつ耐性がついたのか、「怖いもの見たさ」で手を出す余裕が出てきた、ような気がする。

    京王線のとある駅で、偶然立ち寄った本屋のレジ横に、この本が積まれていたら、買うしかないでしょう。それはもう。

    吉田悠軌さんはクレイジージャーニーに出ていた方で、著者の名前に見覚えがある、と思った自分の勘は正しかったし。

    怪談、それも、実際に体験した人に聞いた話をまとめたもの。
    いつかどこかで、ではなくて、この

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    2025年05月16日
  • 一行怪談

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    ひたすら一行だけ、不気味な文章が書いてある。ただそれだけ。そこに意味があるかもしれないし意味はないかもしれない。ただ読み進める手は止まらない。
    これ適当に考えただろって文章もある(笑)これを怪談と呼ぶのかはちょっと謎だな…。

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    2025年05月10日
  • 一行怪談

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    1ページにつき一行というより、一文の怪談集。
    ふと思い出して怖くなってしまいそうな話し、読んだ瞬間に不安になったり不気味に感じる話しや、少し考えて「なるほど...」となる話など色々あり、一文で終わる話の短さや、前後にも話のつながりはなくとても新鮮な感覚で読めました。

    想像力が豊かであればあるほど、怖くなる本だなと感じました。

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    2025年05月04日
  • 京王沿線怪談

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    知っている駅がほとんどなのでドキドキしながら読めました。少し印象に残らない話が多かったかな?という気がして星3つです。

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    2025年05月03日
  • 京王沿線怪談

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    京王線の駅ごとの怪談短編集。
    都市伝説的なものからゾッとする不気味な怪異まで。各話短くて隙間時間に読めるので電車通勤してる人に丁度いいかも。
    そこまで怖くないから、怖すぎるのは苦手な自分向きだった。京王線に乗って揺られながら読むと情緒を感じられて良い。

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    2025年04月27日
  • 一行怪談

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    ホラー。短編集。ショート・ショート。
    一行というか一文。句読点が一つだけの作品たち。タイトルも無し。
    短編小説でもたまに思うことだが、短い作品は逆に足りない情報を自分で想像するのが面白い。
    その点では、この本の作品はどこかに違和感があって不気味で、どういう意味か考える余地があって面白い。
    142ページの、思い出の味の一文が好み。
    新鮮な読書体験でした。

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    2025年04月14日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    Audibleにて視聴。
    現在ホラー界隈を牽引する映像作家、小説家、漫画家などのクリエイターと吉田氏による対談。
    かなりマニアックというか、今どきのホラーコンテンツが知りたい人、あるいはクリエイター側になりたい人くらいしか、需要はないと思う。
    対談形式のためかAudibleだと、誰が語っているかわからないからなのだが、発話の頭にいちいち名前を言うのが聴いててウザかった(笑)。

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    2025年03月22日
  • 中央線怪談

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    夏と言えば怪談だ(^^)/
    と言っても、今は12月だけど(爆)
    つまり、読んだのが夏の頃だったということだ。

    ということで、『中央線怪談』だ。
    これは竹書房の怪談本なんだけど、竹書房の怪談本にありがちな、「実話怪談好きの、実話怪談好きによる、実話怪談好きのための怪談本」にはなっていない。
    だから、竹書房の他の実話怪談本のように、実話怪談が大好きな人が実話怪談本に求める、呪いや祟り、因果因縁因習的な話はない。
    マーケティング的に書かれた怪談本ではないのだ。
    そういう意味で、程よい怖さの怪談本になっていると思う。
    ていうかー、ぶっちゃけ、ほとんど怖くない(^^ゞ

    「怖い」っていうのは刺激だ。

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    2024年12月16日
  • 恐怖実話 怪の残滓

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    おーいおーいおじさん
    首ひょこひょこ女

    なんだかファニーな怪異が多い昨今。
    正直、名前ほどファニーな存在じゃないけどね。

    とくに。
    何の意味も分からないのに、いつまでも目の前に現れるとか・・・怖い。

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    2024年11月19日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    2年前くらいから好んでホラー小説も読み始め、この本は澤村伊智さん、背筋さん、梨さん目当てで手に取りました。

    各媒介でホラーに全力投球している方の話が読めて興味深かったです。
    特に製作者側視点の内容は、「怖い」って単純だからこそ深い感情で、それへの到達を様々なアプローチで目指していくの、さすがプロ…と感じました。
    最後のホラー漫画の章は、オタクの熱量を感じて楽しかったです。絶対「裏バイト」出てくると期待していたら言及されたので嬉しい。

    高校生の時、夢中で洒落怖やホラー寄りネット小説をガラケーのちっちゃい画面で読んでいた記憶がある。けれどテレビの心霊番組は見なかったし興味も薄かったな、と思い出

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    2024年08月16日
  • 一行怪談

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    タイトル通り1行の怪談を淡々と読む。ブルっと怖くなる。完全にフィクション!といいきれず、ありそう…。と思うラインの絶妙な感じなのでずっと不穏な空気が漂っててとてもいい。
    活字苦手だけど怖いのが好きなそこの君!読みな!

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    2024年07月30日
  • 会津怪談

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    御当地怪談。歴史がある場所は、やはり出るんですね。 鶴ヶ城があり、白虎隊に関する戦士の自害場所とか、太平洋戦死者の塔とかあって、いろいろなスポットが目白押し。会津に前に住んだことがあるけど、私は霊に遭遇しませんでした。☺

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    2024年07月12日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    感想
    湿っぽい夏。夜歩いているとどことなく不気味な感じがする。そんな私たちの素朴な感覚。闇に溶けているものが何かわからない。そこがいい。

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    2024年07月07日
  • 実話怪談 犬鳴村

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    犬鳴村や犬鳴峠、トンネルにまつわる怪談だけでなく、犬鳴村の話がどのように生まれ、広まっていったのかを解説してくれている

    有名になる前の犬鳴を知る塚本氏と封鎖された今の犬鳴を知る濱氏による犬鳴対談も面白い

    多くの場所が衛星写真で見られるこの時代になっても未知の村、場所があるのでは...というワクワク感を求めてしまうのはとても分かる

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    2024年03月15日
  • 一行怪談(二)

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    句点を一つだけの、散文詩にならない物語としてのホラーを描こうとする意欲作の2巻。
    前回と違い、なんだかギャグのような感じもあり、怖いよりも不思議がかった印象?

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    2023年08月10日
  • 一行怪談

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    1ページ1文の掌編集。
    怪談というよりも奇妙な気分になるフックのような感じだし、物語というよりも詩集に近い。

    一行怪談のルールとして詞ではなく物語であり、その中でも怪談である。一続きの文章。とあるけれど、文章が上手いので引っかからずに読めるのがいい。二つに分けるとかえってつっかえそうになり、そうなると想像しにくくなる。
    自発的に想像するよりも、ふっと湧き上がるものの方がかえって怖い?

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    2023年06月04日