吉田悠軌のレビュー一覧
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購入済み
怪談よりも
前半は実話怪談ではなく、本書の白眉というべきドキュメンタリーで話が進む。事故か殺人か判然としない事件を追ったものだが、分からないものは分からないと無理に結末をつけていない点は良かった。後半は実話怪談であるが、共通しているのは、遊び半分で安易に心霊スポットに行ってはいけない、と言う戒めである。
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Posted by ブクログ
怪談サークル『とうもろこしの会』の吉田悠軌会長が、『とうもろこしの会』から2012年と2016年に同人誌として販売したものを、2017年PHP研究所から一般流通したもの。
タイトルは『一行怪談』ですが、読んでみると「一行」ではなくて「一文」でしたね。
1ページ毎の中央に、一文が置かれていて、まるで自己啓発的な名言集のような体裁です。
内容は、怪談らしい怪談もあり、読む人が怪談だと思えば怪談なのもあり、怪談じゃなくてポエムじゃないかというものもあり、という感じ。
ポエムではないものは、長い怪談の始まりの一文のようでもあるし、長い怪談の一番盛り上がる直前の一文のようでもあり、という感じがしました -
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Posted by ブクログ
TVをほとんど見なくなり、TwitterがXに変わった頃からSNSからも距離を置くようになった。
その影響もあって、私は最近のジャパンホラーにはすっかり疎くなっていた。
とはいえ、今さらランキングや星の数を頼る気にもなれない。ああいうものは、信頼できるようでいて驚くほど当てにならない。
結局のところ、数少ない「まだ信用できる人間」の言葉だけを頼りにするのが一番早い。
この本を手に取ったのも、そういう理由だ。信頼できる書き手である吉田会長の一冊。
本書は、「最近のジャパンホラーから取り残された人間」の感覚をアップデートするにはちょうどいい内容だった。
テレ東がいまだにフェイクドキュメンタリー -