吉田悠軌のレビュー一覧
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良かったもの。
『チ・コッ・テレケ』『トムラウシ山の雨』『ナニコワ』『激痩せ』『鏡柱』『るるぶ』『タクシードライバー二』『裏返る夏』『ののさまのたたり』
『チ・コッ・テレケ』と『トムラウシ山の雨』は神さまのはなし。アイヌではカムイ。カムイが近くにいるって特別な場所なんだと思う。北海道、行ったことないけど。
『ナニコワ』はドッペルゲンガーよりたち悪い。この史恵さんには通じなかったから工藤さんは乗っ取られなくて良かったと思う。『激痩せ』にも通じる。あちらの世界からの干渉はけっこうあるんやなー。
『鏡柱』はものすごい作品!これは追いかけてずっと読みたい。鏡のうまった施設って最初の大型スーパーからあそ -
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実際のところ、実話怪談を考察するとどこまで障りがあるのか、知りたい。
吉田悠軌さんはたまたま昨日テレビをつけたら番組に出てはって、怪談研究家って肩書きだった。
何回くらいヤバいことに遭遇してはるのかなぁとか気になる。
面白かったはなし。
『歌舞伎町の赤い女』
『新宿ゾンビ』
『新宿ゾンビ追記』
『老婆殺しの公園1』
『老婆殺しの公園2』
『某デパート1』
『某デパート2』
『停止』
『リナの歌舞伎町生活』シリーズ
『屋上プレハブ小屋』
『新宿地下伝説2』
特にリナさんのはなしはどれも面白かったし、屋上プレハブ小屋で50円玉が落ちてきたとこは本気でオレンジがいるんやって、わかりました。
ひとがた -
購入済み
怪談かミステリか
「土地遣い」
田舎の閉鎖的な場所で起きた怪異。語り手は、その真相を探る調査を開始。やがて俄かには信じ難い闇が見えて来る。その地方の言葉で会話文が書かれている点に生々しさが感じられる。一族の殆どが鬼籍に入り、周囲の人々も口を噤む中、著者の調査も今一歩のところで壁に阻まれる。これは怪談かミステリーか? -
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吉田悠軌さんの文体もたくさん読んできて好きになってきたぽい気がする。
実話か創作かの、境目みたいな。
もちろんここに書かれているのは実話怪談だから好きなんですが。
文体が境目っぽいと思ったわけです。
『「母」と「女」』『鏡台』『野村の話』『父の苦手なもの』『通り雨』『新聞配達』『悪意の家』『ラブホテルの鏡』『廃病院のカルテ』『家族二つ』『呪い返し前』『呪い返し後』『カミサマを捨てる』
とくに『野村の話』の幽霊も年を取るのか問題と『ラブホテルの鏡』や『廃病院のカルテ』の都市伝説ぽい怪談を考察してるのとか、『家族二つ』の見えない音だけのドッペルゲンガーとかくぅってなるくらい好きでした!!
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Posted by ブクログ
常に主役は怪談で、怪談が映す現代の心の闇...とかではなく、怪談を考えるために「現代で一番怖いとされているものは、その理由は」と考えていく話なので安心して読めた。
母性を極端に重んじている傾向から、現代では子供を殺したり死なせてしまうのが女性だった場合、特にそれが恐ろしいものとして語られるし、そういう話を語りたがってもいる、
というのは結論ではなくて早々に示される出発点で、落ち着いた内容ながら作者の個人的な視線だと明記されているからか、「赤い服(あるいはこれから赤くなることを予感させる白い服)を着た大きな女」のまわりをぐるぐるまわっているような、独特の近さの感覚もあって良かった。最後は意外な -
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国道1号線自体が怖いのかと思って、YouTubeとかで調べたりしてこの本を読んだのですが、この近くで起こった事件や怪奇でした。
仏教用語の六道の分岐とされる辻が京都の珍皇寺辺りだそうで、このお寺はあの世の入り口とされる井戸も残っているそうです!
そのすぐ近くに国道1号線が走っていてあの世の入り口に繋がっているとか。。。
怖いと思いながらもなぜか深夜に怪談を読みたくなるときがあるんです。怖いもの見たさというか刺激が欲しいのでしょうか。
話の内容は、ほんとにゾッとするものもいくつかありました。
仕事で疲弊して家に帰りたくないサラリーマンが日比谷公園大噴水の前で見たものに連れて行かれそうになっ -
Posted by ブクログ
1巻に引き続き、こちらも1冊およそ30分ほどで読み終えることができた。1巻もだが、読み終わった、と思った後の仕掛けが後味になって良い。
この頃「『怖い』話は差別と結びついているから、日頃から気をつけておかねばならない」といった旨のことをホラー作家の方が言っているのが流れて来、その意味をあまり理解できていなかったのだが、本書を読んで何となく理解できるようになった。決して本書が差別をしているとか差別を煽るとかいったことではないのだが……
内容としては、1巻から変わらず一文の中にホラー要素の強いオチをつけており、秀逸なものもあるがそうでないものもあり、短文の難しさを感じるのは変わらなかった。 -