吉田悠軌のレビュー一覧

  • モラトリアムの呪縛

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    よくできてる!
    話の作り方が頭がいいし、何より怖い。絵も、普通のきれいめなタッチと、お化けの怖いタッチのギャップが読んでてゾクっとくる!
    怖い思いをするために怖い話読む人にこそこれおすすめしたい。

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    2025年11月02日
  • 教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで

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    数々の有名な怪談を解説とともに楽しめる一冊。「古事記からTikTokまで」って、あまりに幅広すぎませんか? と驚きの内容です。古典文学的なものから都市伝説まで、これ一冊でメジャーな怪談はあらかた押さえられるかも。そしてさらに、怪談と怪談文学に深く深くはまっていきたくなってしまいます。

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    2025年10月14日
  • モラトリアムの呪縛

    購入済み

    よくできてる

    おぉ…すごいよくできてる。読んだ後最初に戻って数ページ読みたくなる本ナンバーワン。不気味な顔のクオリティが高くて怖い。

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    2025年10月04日
  • よみがえる「学校の怪談」

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    90年代をピークとした学校の怪談を再考。ぬ〜べ〜作者インタビューや一柳、廣田といった話者の論考は非常に面白い。朝里との対談ではSNSで生まれる怪談とその採集の難しさも語られる。私もある日公園にいた所、子供たちが怪談を語る姿を見た。まだまだ怪談は消えない。
    ぬ〜べ〜の解説ページ、当時は割と飛ばしてしまったのだが、今とても読み返したい気分である。思い返すと結構な情報量だったなあと感じる。

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    2025年09月22日
  • よみがえる「学校の怪談」

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    90年代、常光徹らにより大ブームを巻き起こした「学校の怪談」を現代の視点から読み解くインタビューと論考集。

    自分ら世代からすると90年代なんてついこの間という感覚だが、学校をはじめとする子供らを取り巻く環境は大きく変わっていて、当然、そこで流布される怪談や噂などもその在り方は変容を余儀なくされているのだなぁとしみじみ実感。

    しかし、本書の編・著者である吉田悠軌をはじめ、一柳廣孝、廣田龍平、朝里樹らの仕事は本当に面白い。昔、小松和彦の「異人論」や「憑霊信仰論」を読んだときの高揚した気分をまた味わえるとは・・・

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    2025年07月19日
  • 国道1号線怪談

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    書き手それぞれの個性があって飽きずにあっという間に読み終えることができたので星5です。いろいろな切り口の怪談を堪能することができてゾクゾクしました。

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    2025年06月23日
  • 恐怖実話 怪の足跡

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    怖いけどやめられない

    吉田さんの怪談語りを聴くのも大好きで色々聴いてきたので、知っている話も載っていましたが、改めて活字で読むとまた違った怖さがありました。

    どうしてこんな事が起きたのか、理由の分からない恐怖の後味の悪さが癖になります。

    #ダーク #怖い

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    2025年03月20日
  • モラトリアムの呪縛

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    はい

    ガチのホラー漫画です。絵もスッキリした絵柄で読みやすいですし、ホラー好きの人に全力でオススメしたいです。怖いよ。25.03.02記

    #怖い

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    2025年03月02日
  • 教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで

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    思っていたよりも、とても勉強になりました。古事記のイザナミから、アクロバティックさらさらなど比較的新しいものまで掲載されていました。自分もいろいろこういった話の本は、読んできたつもりですが、江戸時代の牡丹灯籠や、近代の累の話などは知らなかったので興味深かったです。
    いづれの話も、過去の話と共通した部分が多く、時代やその当時の文化が強く反映されている気がしました。

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    2025年01月10日
  • 煙鳥怪奇録 忌集落

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    土地遣い、不思議なはなしだった。
    わざと忌み地にしてお金を稼いでいたセイジさんのはなし。
    呪いは自分にふりかかる??
    最後に集落の人たちが覚えていた薬売の車のはなしがいちばんヤバいと思った。
    一瞬闇バイト?って思った尋ねてきた女のひとはたしかにSかもしれないなーと思ったですよ。
    こういうことがもしも日本中どこかで行われているとしたらめちゃくちゃヤバいなと思う。
    あと間に挟まる実話怪談のなかでは『訪問者たち』が良すぎた。
    なんなんですか、この人たち。何のために深夜2時に来る??不思議すぎて答え自分で考えちゃうよー!!
    めちゃくちゃ面白かったです!

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    2024年11月20日
  • 怪事件奇聞録

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    吉田悠軌さんの実話怪談はレポート的な面白さがあると思ってて、それは吉田悠軌さんのなかで作品が熟れてる感じというかそこが、また面白さなのかなーって思う。
    一番面白かったのは『スーパー林道』と『甘い果実には甘い果実を1,2』で『スーパー林道』は山に棲むモノのはなしすぎて好みだった。蹄の跡ってもののけ姫でしょこれってなる。『甘い果実には甘い果実を』はある意味で吸血鬼のはなしと思った。そこが堪らなく好きだけど怖すぎる。それから、どれか読んだことあるはなしだったわけで全く覚えてないのがもっと怖い笑

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    2024年09月30日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    ネタバレ

    編者の吉田悠軌氏と、テレビ、小説、実話怪談、配信、漫画……各界で活躍するクリエイターとの対談、論説等を通じて、ここ数年新たな盛り上がりを見せる日本ホラーの(文字通り)現在地と、その原点がよく理解できる良著。

    ・令和の今TVでできるホラーをテレ東のプロデューサーが語った1章
    ・『近畿地方のある場所について』を作者自らが語る2章
    ・“書かれた”怪談と“語られた”怪談との差異について編者と黒史郎氏が議論を交わす3章
    ・各媒体のホラー作品で変わらすの人気要素となっている“民俗ホラー”を、澤村伊智氏と民俗学の飯倉教授との鼎談で批評的に再確認していく6章
    ・フィルム、ビデオカメラ+VHSテープからスマホ

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    2024年09月26日
  • 教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで

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    日本に伝わる怪談や都市伝説の概略を現代風に述べその原点を辿る。時代と共に形が変わり根本がわかりづらくなる怪談を丹念に紐解く本だ。私たちが何となく知っている怖い話の共通点や怖さの仕組みの一端を覗くことができる、まさに「教養」というタイトルが相応しい良書。

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    2024年09月08日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    テレビ・ネット・小説・ゲームにおけるホラーを語る対談集。今もっとも勢いのある作者たちが語るホラーの軌跡は非常に興味深い。過去から現在までどのような下地、またその発展がなされてきたのかを知る事ができる貴重な資料とも言えます。ジャパン・ホラー好きは必見。

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    2024年08月23日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    TV番組、文芸、怪談、ゲーム、ネット動画、漫画といったさまざまなジャンルのホラーの現在の状況についての対談および批評。

    『近畿地方のある場所について』の著者が自作について語る2章、ジャンルとしての民族ホラーについての6章、心霊ドキュメンタリーについての7章、ファウンド・フッテージについての8章がとりわけ面白かった。

    複数の章で2ちゃんねるオカルト板「洒落怖」がベースと語られている。現代日本のホラーの重要なルーツの一つなのだろう。自分も一時期、もう10年とかそれくらい前に洒落怖や未解決事件まとめに熱中して深夜まで読み耽ったものだった。

    都会からやってきたよそ者が閉鎖的な村の因習に巻き込まれ

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    2024年07月25日
  • 【電子特典付き】ジャパン・ホラーの現在地

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    ホラーというより、現代人がどういう時に不気味さとか違和感を感じるかクリエイター目線で語られてていて、今年読んだ本の中で1番面白かった。
    発想の元となったコンテンツとか、どんな狙いがあったかを知れてワクワクした。

    大森さん同い年か〜。。同じコンテンツ見ても全然違う視点もってそうで一回話してみたい!なぜテレビでやる意味があったのか語ってるところもめっちゃ解像度高くて納得感あったし、何より業界愛を感じられて良かった。
    今朝聴いてたコテンラジオの最新話で、最も楽しいのは自分と違う視点で捉えてる仲間の感想聴いてアハ体験する時って語られてたの思い出した。読書会また参加してみようかな。

    こういうニッチ市

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    2024年07月05日
  • 煙鳥怪奇録 ののさまのたたり

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    良かったもの。
    『チ・コッ・テレケ』『トムラウシ山の雨』『ナニコワ』『激痩せ』『鏡柱』『るるぶ』『タクシードライバー二』『裏返る夏』『ののさまのたたり』
    『チ・コッ・テレケ』と『トムラウシ山の雨』は神さまのはなし。アイヌではカムイ。カムイが近くにいるって特別な場所なんだと思う。北海道、行ったことないけど。
    『ナニコワ』はドッペルゲンガーよりたち悪い。この史恵さんには通じなかったから工藤さんは乗っ取られなくて良かったと思う。『激痩せ』にも通じる。あちらの世界からの干渉はけっこうあるんやなー。
    『鏡柱』はものすごい作品!これは追いかけてずっと読みたい。鏡のうまった施設って最初の大型スーパーからあそ

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    2023年11月15日
  • 新宿怪談

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    実際のところ、実話怪談を考察するとどこまで障りがあるのか、知りたい。
    吉田悠軌さんはたまたま昨日テレビをつけたら番組に出てはって、怪談研究家って肩書きだった。
    何回くらいヤバいことに遭遇してはるのかなぁとか気になる。
    面白かったはなし。
    『歌舞伎町の赤い女』
    『新宿ゾンビ』
    『新宿ゾンビ追記』
    『老婆殺しの公園1』
    『老婆殺しの公園2』
    『某デパート1』
    『某デパート2』
    『停止』
    『リナの歌舞伎町生活』シリーズ
    『屋上プレハブ小屋』
    『新宿地下伝説2』
    特にリナさんのはなしはどれも面白かったし、屋上プレハブ小屋で50円玉が落ちてきたとこは本気でオレンジがいるんやって、わかりました。
    ひとがた

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    2022年12月21日
  • 煙鳥怪奇録 忌集落

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    怪談かミステリか

    「土地遣い」
    田舎の閉鎖的な場所で起きた怪異。語り手は、その真相を探る調査を開始。やがて俄かには信じ難い闇が見えて来る。その地方の言葉で会話文が書かれている点に生々しさが感じられる。一族の殆どが鬼籍に入り、周囲の人々も口を噤む中、著者の調査も今一歩のところで壁に阻まれる。これは怪談かミステリーか?

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    2022年11月13日
  • 恐怖実話 怪の残像

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    吉田悠軌さんの文体もたくさん読んできて好きになってきたぽい気がする。
    実話か創作かの、境目みたいな。
    もちろんここに書かれているのは実話怪談だから好きなんですが。
    文体が境目っぽいと思ったわけです。
    『「母」と「女」』『鏡台』『野村の話』『父の苦手なもの』『通り雨』『新聞配達』『悪意の家』『ラブホテルの鏡』『廃病院のカルテ』『家族二つ』『呪い返し前』『呪い返し後』『カミサマを捨てる』
    とくに『野村の話』の幽霊も年を取るのか問題と『ラブホテルの鏡』や『廃病院のカルテ』の都市伝説ぽい怪談を考察してるのとか、『家族二つ』の見えない音だけのドッペルゲンガーとかくぅってなるくらい好きでした!!

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    2022年08月04日