あらすじ
イザナミの祟り、四谷怪談、雪女、牛の首、口裂け女、生き人形、きさらぎ駅、そしてバックルーム……。気鋭の怪談研究家が名だたる「怖い話」を厳選し、その恐怖の歴史的、文学的系譜を解説する。本書を通じて、日本の「こわい」を知るべし!
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Posted by ブクログ
数々の有名な怪談を解説とともに楽しめる一冊。「古事記からTikTokまで」って、あまりに幅広すぎませんか? と驚きの内容です。古典文学的なものから都市伝説まで、これ一冊でメジャーな怪談はあらかた押さえられるかも。そしてさらに、怪談と怪談文学に深く深くはまっていきたくなってしまいます。
Posted by ブクログ
思っていたよりも、とても勉強になりました。古事記のイザナミから、アクロバティックさらさらなど比較的新しいものまで掲載されていました。自分もいろいろこういった話の本は、読んできたつもりですが、江戸時代の牡丹灯籠や、近代の累の話などは知らなかったので興味深かったです。
いづれの話も、過去の話と共通した部分が多く、時代やその当時の文化が強く反映されている気がしました。
Posted by ブクログ
日本に伝わる怪談や都市伝説の概略を現代風に述べその原点を辿る。時代と共に形が変わり根本がわかりづらくなる怪談を丹念に紐解く本だ。私たちが何となく知っている怖い話の共通点や怖さの仕組みの一端を覗くことができる、まさに「教養」というタイトルが相応しい良書。