泉ゆたかのレビュー一覧

  • 髪結百花

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    吉原の遊女の話だが、主人公は髪結いの梅。遊女モノは悲しい話が多いが、本作は妊娠した花魁が出産で命を落とすという、予想外の悲劇。吉原に売られた少女・タネが禿となるが、まだ遊女にはならなかった。続編を希望する一方で、タネの涙は見たくないなー。

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    2023年04月19日
  • 春告げ桜 眠り医者ぐっすり庵

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     今回も楽しませてもらいました(^^)

     お茶一杯といえど侮りがたし。

     ぐっすり庵は相変わらずで、だからこそ安心して読める作品です。

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    2023年02月05日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

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    動物でお医者さんで毛玉ときたら買わずにいられなかった本。
    江戸時代にも、獣医さんってあり、人々は動物たちに愛情を持って暮らしてたんだなと。
    お美津と凌雲先生と善次の関係にもほっこりしました。
    続編もあるので期待。

    追記:獣医制度があったのは綱吉の時代だけで、その後は廃止されたようですね。凌雲先生は個人でけものを診ていたのでしょうねー。

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    2023年01月15日
  • 髪結百花

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    まさかの展開だった。

    アサの代わりに大文字屋につとめるようになってから、段々と力がみなぎっていく梅、それとは対照的に描かれだんだん弱っていく紀ノ川が印象的。
    二人の状態は対照的であるのに、心の距離はみるみるうちに通じ合っていくのを感じた。

    あとは日本髪に詳しくなかったので、沢山の髪型が出てきてとても勉強になった。

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    2022年11月16日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

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    凌雲先生は無愛想で、歯に絹着せぬ物言いをする、とても感じの悪い人。身近にいたら、出来れば関わりたくないと、私だったら思う。でも、そんな人に限って、かわいい女子が惚れてしまうんですよね、物語界隈では。ラブストーリーの側面はちょっと退くけど、お江戸の動物医療事情は興味深かったです。…時代考証がされてるのかどうかは分からないですけど。

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    2022年11月06日
  • 髪結百花

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    吉原でも髪結が主役のものは初めて読んだ。当時の髪型の表現など新鮮だった。ヘアカタログがあったのもこんな昔から!と。とても読みやすかったが、主人公になかなか感情移入できなかったのはなぜだろう。すごく面白かったんだけれど。

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    2022年04月21日
  • 朝の茶柱 眠り医者ぐっすり庵

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    今回は一心という人物に振り回せれつつ物語がはじまります。伯父夫婦はさらに千寿庵を手広くするために薬種問屋から紹介を受けて彼の商い方法を行っていくのですが、藍はどうしても彼が信用できない。彼に一冊の本を与えられて、これを読めば金がやってくるとも言われて、そんなことも今回は同時進行で物語は進んでいきます。

     『金持ち喧嘩せず』

     家で飼っていた猫が生んだ仔猫が全て三毛猫の牡だったために一匹百両で引き取られて、思いがけない大金を手にしたぼてふりの老人が眠れないと訪れて。

     五匹仔猫が生まれたので、全部で五百両!

     ですが、眠れなくなってしまってから、お金で買えないものもあると嘆く姿が哀れでもあり、考えさせられることもあり……。

     そして、出た答えに納得の一作でした。

     『眠れぬ親心』

     巣鴨の庄屋の又十郎は食べるにも困った貧乏同心の御家人株を養子縁組して手にいれたのは、大事な跡取り息子の伝太郎のためだった。けれども、本人は真面目に学ぶこともせず、勉学の際中に居眠りをしたり、いたずら書きをしたりで、親の気持ちがわからないよう。

     そのことに悩んで眠れなくなった又十郎はぐっすり庵へ。

     同じころ藍は一心にふさわしい女子になれと『春秋』を渡されて困り果ててしまう。開いたものの、そわそわして落ち着かず、挙句、眠ってしまう藍。(まー、そうだよねぇ)

     そして、伝次郎も同じ思いをしていることに心を痛めるのですが。

     この結末は。

     『眠り男の十八番』

     今回は噺家である乱太の相談。噺家である彼なのだが、致命的な欠点があった。それは彼が話を始めると客が寝てしまうこと(◎_◎;)

     茶を振舞ったらどうか等、考え込むぐっすり庵のメンツ。ですが、声がとてもいい乱太の話を聞き始めると否応なく寝てしまう。

     このままでは噺家としての未来がどうなるかわからない。

     そこで一心の話をしてみる藍。それを話にしてみる乱太だったのだが、どうも乱太はこの一心に似た人物に心当たりがあるようで。

     『嘘つきには、お茶を一杯』

     乱太のおかげで一心の正体が分かった藍。だが、伯父たちは藍と一心を夫婦にしようと考えていた。

     そんな時に眠れないとぐっすり庵へとやってきたのは一心。

     さて、物語の結末はいかに。

     今回もほっこりさせていただきました。そして、お茶を上手には私もいれられないなぁと(^^ゞ

     お話も楽しいのですが、それぞれの話のおまけとなるぐっすり庵覚え帖も楽しかったりします。

     美味しいお茶に和菓子が食べないなぁ。できれば、桜餅がいいです

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    2022年02月12日
  • 猫まくら 眠り医者ぐっすり庵

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    茶問屋の娘の藍両親を相次いで亡くし、傷心で眠れぬ日々が続いていた。そんなとき蘭学を長崎で学んでいた兄の末次郎が帰ってきた。末次郎は眠り専門のぐっすり庵を開く。

    眠りに問題を抱えている人達のお話5選。どれもみんな心にどこか引っかかりがあり眠れない人ばかり。やはりメンタルが重要なんだなと感じた。

    兄の過去があんまり語られなかったのがきになるところ

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    2021年10月10日
  • 猫まくら 眠り医者ぐっすり庵

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    うん、眠るって大事。
    疲れていても眠れないってメンタルけずられちゃうし。
    両親をなくして親戚は信用できないなんて藍が眠れなくなるのも無理はない。
    兄の松次郎が帰ってきてよかった。
    なんともつかみ所のない男だけど、ある意味有能?
    「ぐっすり庵」を訪れるお客は思いがけないやり方で救われていく。
    須賀の登場にどうなることかと思ったけど、一安心。
    これ、この後も読みたいのでシリーズ化してほしい。

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    2021年03月09日
  • 横浜コインランドリー

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    程よい軽さで読みやすかった
    私が知っているコインランドリーはこんなに温度のある空間じゃないけれど、人を愛そうとする姿勢が眩しかった
    そんなおおらかさで人を包み込めたらな
    過去が人の役に立つなら、少し救われる気がする

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    2026年09月28日
  • 満員御礼 歌舞伎楽屋裏ばなし

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    半四郎が上方から連れてきた天才子役・音松の世話を任された希和。華やかな歌舞伎世界の決して表には出してはいけない裏のあれこれ。そして何よりも血筋に重きをおかれる世界で才能と努力でどこまでいけるのか。色々興味が尽きない。

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    2026年08月05日
  • 横浜コインランドリー

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    ブラック企業を辞めて、家に引きこもっていた主人公が洗濯機が壊れたことをきっかけにコインランドリーで働くことに。
    そこで出会う人たちの苦悩や弱った心を「洗濯」を通して軽くしてくれる、まさに心の洗濯物語。
    真奈さんの、はっきりと物を言うのに全然嫌な気持ちにならない言い方が好きだな〜
    充とのこれからが楽しみ。

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    2026年05月08日
  • 横浜コインランドリー

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    主人公の茜が職を失い路頭に迷っていたところ、みなとみらいのおしゃれなヨコハマコインランドリーに出会いバイトを始める。やってくる色々なお客さんとの出会いをほのぼの描いた短編集のような一冊。ちょっと極端な考えを口にしがちな主人公茜に対して、ほのぼのした雰囲気のオーナー真奈、という対比のような構図が印象的だが、実は真奈にも暗いバックグラウンドがあるとこが後半に分かってくる、、、。

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    2026年05月02日
  • 本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし

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    今、流行りの芝居小屋もの。
    芝居國と言われる小屋の裏方になった希和。そこは上に立ったものが勝ちの世界で、理が通らない場所。
    裏から見るのも面白かったですね。
    そして、いつか歌舞伎にはしるのかなぁ。

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    2026年03月05日
  • れんげ出合茶屋

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    江戸で三人の女性が不忍池界隈で出合茶屋を営む話。三人それぞれに悲しい過去があり、それでも前を向いて頑張っている姿と三人の距離感がなんかいい。最後に1人の女性とその子供も増えて少しずつ環境も変わっていく数年後の茶屋がどうなってるのかも読んでみたいなと思う。

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    2026年02月22日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    横浜のコインランドリーを舞台に、心まで洗われるシリーズ第2弾。今回はお嬢様育ちのインフルエンサー琴美、お姑さんが同居し、疎外感を持つ由香、奥さんが亡くなって、子育てにガムシャラな田野倉など。ちょっと出来すぎな展開もあるけど、衣類がさっぱり清潔になるのって、気持ちがいいものだなって思う。

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    2026年02月16日
  • 本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし

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    何かと今話題の歌舞伎。今をときめく女形役者・五代目岩井半四郎の付き人として働く希和の奮闘記。華やかな表舞台ではなくその舞台を支える裏側の話。今後が楽しみなシリーズ。

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    2026年01月29日
  • 横浜コインランドリー

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    読んでいて途中でやめようか、少し悩んだ。
    茜の自分もいろんなことが辛くて、病んで退職したのに、他人に対する気遣いの前にまず決めつけるところ、安直なところが受け付けられず。
    読み切って、そんなに嫌な気持ちは残らなかったが、シリーズか…
    続きに定価を払う気にはならないが、読みやすくはあったし、みんなの今後も気になる。

    洗濯に関して学べることは少しあったけど、それ以外はうーん。

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    2025年12月26日
  • うぬぼれ犬 お江戸けもの医 毛玉堂

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    獣専門の療養所「毛玉堂」の医師凌雲と妻津。
    様々な動物たちが患畜としてやってくる。
    薄汚れた猫、鍵開けをする猿、鏡を見るのが好きな犬、死産の後傷が膿んでしまった馬、身体の色が抜けてきた金魚。
    今作では同じ獣医師として女医師鈴蘭が現れ、共に医療に励む。また美津の幼馴染お仙が身籠るという吉事が。
    凌雲と美津のあいだも少しずつ夫婦らしくなっていく。 
    優しい穏やかな物語。

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    2025年12月01日
  • 玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂

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    谷中でけもの専門の医療所「毛玉堂」の医師凌雲と美津の夫婦。
    毎日訪れてくる患畜とその飼い主たちの相手をして忙しく過ごしている。
    そんな日々のなか、身体を小さく作らされた犬達が増えていることに気づく。それらの犬達はみんな「賢犬堂」という犬屋から買ったものだという。
    その主人は犬の身体を壊しかねないような交配をする悪者なのか。美津たちはどんな人物なのか確かめる為に会いに行く。
    動物達と人との絆が描かれていて心が暖かくなる。
    美津と凌雲との仲も少しずつ夫婦らしくなってきてこの先が楽しみ。

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    2025年11月26日