泉ゆたかのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ペットとの、残り少ないお別れまでの日々を描いた短編集ですが装丁通りの雰囲気。
猫、ミニブタ、犬。共に過ごしたこれまでの暮らしを思い出しながらのお別れの日々は、切ないけどとても温かさに満ちていました。
つぶらな瞳、ちょっとした仕草や表情、他愛ない毎日の1分1秒までもが愛おしい大切な時間。
これはもう悲しみと愛情、動物への感謝にあふれて涙なしでは読めない。
誰もがきっと後悔だったり、過去と未来の「もし」を考えてしまう。
そこにいるだけで家の中を明るく照らし、家族に笑顔と元気、癒しや安らぎをくれる家族の一員である動物。
人間より短い「命」を預かる責任を、改めて感じました。
最期の時までをどう -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は一心という人物に振り回せれつつ物語がはじまります。伯父夫婦はさらに千寿庵を手広くするために薬種問屋から紹介を受けて彼の商い方法を行っていくのですが、藍はどうしても彼が信用できない。彼に一冊の本を与えられて、これを読めば金がやってくるとも言われて、そんなことも今回は同時進行で物語は進んでいきます。
『金持ち喧嘩せず』
家で飼っていた猫が生んだ仔猫が全て三毛猫の牡だったために一匹百両で引き取られて、思いがけない大金を手にしたぼてふりの老人が眠れないと訪れて。
五匹仔猫が生まれたので、全部で五百両!
ですが、眠れなくなってしまってから、お金で買えないものもあると嘆く姿が哀れでも