泉ゆたかのレビュー一覧

  • ユーカラおとめ

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    冒頭の養母マツの疑問「幸恵は、なぜお伽噺のような甘ったるいユーカラを残したのか」の答えは、書かれたのだろうか。

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    2024年03月31日
  • 母子草 お江戸縁切り帖

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    熊蔵に隠し子がいたことが発覚した衝撃の前巻からの続き。

    熊蔵との関係、養い親との再会、おヨネ婆さんからの厳しい言葉等々、お糸にとって試練の多い巻。
    その分、お糸に成長と変化の兆し。

    しかし今巻も先が気になりすぎる終わり方ー!!

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    2024年02月15日
  • 君をおくる

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    ペットとの、残り少ないお別れまでの日々を描いた短編集ですが装丁通りの雰囲気。

    猫、ミニブタ、犬。共に過ごしたこれまでの暮らしを思い出しながらのお別れの日々は、切ないけどとても温かさに満ちていました。

    つぶらな瞳、ちょっとした仕草や表情、他愛ない毎日の1分1秒までもが愛おしい大切な時間。
    これはもう悲しみと愛情、動物への感謝にあふれて涙なしでは読めない。
    誰もがきっと後悔だったり、過去と未来の「もし」を考えてしまう。

    そこにいるだけで家の中を明るく照らし、家族に笑顔と元気、癒しや安らぎをくれる家族の一員である動物。
    人間より短い「命」を預かる責任を、改めて感じました。

    最期の時までをどう過ごし、どう迎えるかーー。
    最後の温かい一行に涙が溢れました。
    本当にそう♪

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    2023年10月18日
  • 母子草 お江戸縁切り帖

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    今回は重たい(-。-;

    縁を結ぼうとして人には隠し子がいたことから、端を発するこの一冊。

    実生活で不幸があったばかりなので、心が痛みましたね。
    それでも後ろばかり向いて歩くわけにはいきませんからお糸ちゃんには次の巻で頑張ってほしいと切に願うラストでした。

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    2023年10月09日
  • 君をおくる

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     泉ゆたか「君をおくる」、2023.4発行。野良猫のぶーさん、ミニブタのサクラちゃん、チワワのクッキー、アメリカンショートヘアのタタン、家族同然の動物たちとの別れを描いた4話。連作的なつながりも呈しています。獣医さんの心配りも温かいです。

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    2023年09月09日
  • 幼なじみ お江戸縁切り帖

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     泉ゆたか「幼なじみ」、お江戸縁切り帖シリーズ№2、2021.8発行。解説は花村萬月さんです。著者はペンネームから男性作家と思っていましたが、解説を読んで女性作家であることがわかりました。第2巻の内容は: カラス、かんざし、はちまき、剃刀、かまぼこ板 の連作5話です。長屋の住民が増えてきてます。熊蔵、藤吉。そして熊蔵がお糸に惚れていますw。

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    2023年08月29日
  • 朝の茶柱 眠り医者ぐっすり庵

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     「眠り」には、まだわからないことがたくさんある。薬、薬と気軽に言うけれど、身体に何らかの影響を及ぼすものは、元はと言えばすべて毒。泉ゆたか「朝の茶柱」、眠り医者ぐっすり庵シリーズ№2、2022.2発行、連作4話。眠り医者の兄の千寿松次郎は、患者の眠れない原因を探り、眠り猫のねうと一緒に治療を。一方、妹の藍は、千寿園で採れるお茶をどうしたら最高に美味しいお茶になるかについて試行錯誤中。

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    2023年08月27日
  • おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記

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    小普請方の御家人の娘、峰は父を亡くして家を飛び出し、長屋暮らしの町人に混じって大工仕事に精を出す。お江戸の女性のお仕事小説。

    お花ちゃんが賢い。

    峰の弟で父の跡取りとなる生っちょろい設定の門作が男前。…小普請方って刀差してるんですかね。まるっきり大工さんのイメージなんですけど。

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    2023年07月01日
  • 君をおくる

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    題名からある程度は想像していたが君と言うのは飼っている動物だろうと予測はしていた。それとのお別れだった。涙脆い獣医師さんさらには飼主さん達の涙なみだのお別れであった。全編で4話あって素敵でした。

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    2023年06月26日
  • 君をおくる

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    ペットは可愛い。でもそれだけじゃない。生きている限りお金がかかり、迷惑をかけて時間を使って、臭くて、死んでいく。私はペットを飼ったことはない。飼いたいなあと思うことはあるけど、命を養うには想像以上の覚悟が必要なのだと突きつけられた。可愛いだとか、感動だとかそんな薄っぺらいものだけではないリアルがある。読んでよかった。

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    2023年06月17日
  • 君をおくる

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    動物を飼ったことはないですが、動物の最期を見届ける、感じられる物語でとても学ばせて頂きました。
    ペットを飼ったことがない方、これから飼おうとしている方には是非手に取って読んでもらいたいですね。ある意味、残酷で切なくてお金のかかる事です。
    保護犬、保護猫、殺処分…大変多い世の中ですからね。最期まで看れるという責任を持って飼って欲しいです。

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    2023年06月06日
  • 君をおくる

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    動物を飼うというのは、
    命を飼うということなんだな。
    動物を飼ったことのない私には
    恐ろしくて仕方がない話だった。

    一方、こんなに愛しい存在がいることには
    強く憧れる。

    涙が止まらなくてしんどい。

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    2023年05月17日
  • 髪結百花

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    吉原の遊女の話だが、主人公は髪結いの梅。遊女モノは悲しい話が多いが、本作は妊娠した花魁が出産で命を落とすという、予想外の悲劇。吉原に売られた少女・タネが禿となるが、まだ遊女にはならなかった。続編を希望する一方で、タネの涙は見たくないなー。

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    2023年04月19日
  • 春告げ桜 眠り医者ぐっすり庵

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     今回も楽しませてもらいました(^^)

     お茶一杯といえど侮りがたし。

     ぐっすり庵は相変わらずで、だからこそ安心して読める作品です。

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    2023年02月05日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

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    動物でお医者さんで毛玉ときたら買わずにいられなかった本。
    江戸時代にも、獣医さんってあり、人々は動物たちに愛情を持って暮らしてたんだなと。
    お美津と凌雲先生と善次の関係にもほっこりしました。
    続編もあるので期待。

    追記:獣医制度があったのは綱吉の時代だけで、その後は廃止されたようですね。凌雲先生は個人でけものを診ていたのでしょうねー。

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    2023年01月15日
  • 髪結百花

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    まさかの展開だった。

    アサの代わりに大文字屋につとめるようになってから、段々と力がみなぎっていく梅、それとは対照的に描かれだんだん弱っていく紀ノ川が印象的。
    二人の状態は対照的であるのに、心の距離はみるみるうちに通じ合っていくのを感じた。

    あとは日本髪に詳しくなかったので、沢山の髪型が出てきてとても勉強になった。

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    2022年11月16日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

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    凌雲先生は無愛想で、歯に絹着せぬ物言いをする、とても感じの悪い人。身近にいたら、出来れば関わりたくないと、私だったら思う。でも、そんな人に限って、かわいい女子が惚れてしまうんですよね、物語界隈では。ラブストーリーの側面はちょっと退くけど、お江戸の動物医療事情は興味深かったです。…時代考証がされてるのかどうかは分からないですけど。

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    2022年11月06日
  • 髪結百花

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    吉原でも髪結が主役のものは初めて読んだ。当時の髪型の表現など新鮮だった。ヘアカタログがあったのもこんな昔から!と。とても読みやすかったが、主人公になかなか感情移入できなかったのはなぜだろう。すごく面白かったんだけれど。

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    2022年04月21日
  • 朝の茶柱 眠り医者ぐっすり庵

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    今回は一心という人物に振り回せれつつ物語がはじまります。伯父夫婦はさらに千寿庵を手広くするために薬種問屋から紹介を受けて彼の商い方法を行っていくのですが、藍はどうしても彼が信用できない。彼に一冊の本を与えられて、これを読めば金がやってくるとも言われて、そんなことも今回は同時進行で物語は進んでいきます。

     『金持ち喧嘩せず』

     家で飼っていた猫が生んだ仔猫が全て三毛猫の牡だったために一匹百両で引き取られて、思いがけない大金を手にしたぼてふりの老人が眠れないと訪れて。

     五匹仔猫が生まれたので、全部で五百両!

     ですが、眠れなくなってしまってから、お金で買えないものもあると嘆く姿が哀れでもあり、考えさせられることもあり……。

     そして、出た答えに納得の一作でした。

     『眠れぬ親心』

     巣鴨の庄屋の又十郎は食べるにも困った貧乏同心の御家人株を養子縁組して手にいれたのは、大事な跡取り息子の伝太郎のためだった。けれども、本人は真面目に学ぶこともせず、勉学の際中に居眠りをしたり、いたずら書きをしたりで、親の気持ちがわからないよう。

     そのことに悩んで眠れなくなった又十郎はぐっすり庵へ。

     同じころ藍は一心にふさわしい女子になれと『春秋』を渡されて困り果ててしまう。開いたものの、そわそわして落ち着かず、挙句、眠ってしまう藍。(まー、そうだよねぇ)

     そして、伝次郎も同じ思いをしていることに心を痛めるのですが。

     この結末は。

     『眠り男の十八番』

     今回は噺家である乱太の相談。噺家である彼なのだが、致命的な欠点があった。それは彼が話を始めると客が寝てしまうこと(◎_◎;)

     茶を振舞ったらどうか等、考え込むぐっすり庵のメンツ。ですが、声がとてもいい乱太の話を聞き始めると否応なく寝てしまう。

     このままでは噺家としての未来がどうなるかわからない。

     そこで一心の話をしてみる藍。それを話にしてみる乱太だったのだが、どうも乱太はこの一心に似た人物に心当たりがあるようで。

     『嘘つきには、お茶を一杯』

     乱太のおかげで一心の正体が分かった藍。だが、伯父たちは藍と一心を夫婦にしようと考えていた。

     そんな時に眠れないとぐっすり庵へとやってきたのは一心。

     さて、物語の結末はいかに。

     今回もほっこりさせていただきました。そして、お茶を上手には私もいれられないなぁと(^^ゞ

     お話も楽しいのですが、それぞれの話のおまけとなるぐっすり庵覚え帖も楽しかったりします。

     美味しいお茶に和菓子が食べないなぁ。できれば、桜餅がいいです

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    2022年02月12日
  • 猫まくら 眠り医者ぐっすり庵

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    茶問屋の娘の藍両親を相次いで亡くし、傷心で眠れぬ日々が続いていた。そんなとき蘭学を長崎で学んでいた兄の末次郎が帰ってきた。末次郎は眠り専門のぐっすり庵を開く。

    眠りに問題を抱えている人達のお話5選。どれもみんな心にどこか引っかかりがあり眠れない人ばかり。やはりメンタルが重要なんだなと感じた。

    兄の過去があんまり語られなかったのがきになるところ

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    2021年10月10日