あらすじ
江戸・湯島で縁切り状の代書をする「縁切り屋」を営んでいるお糸。人の別れがもたらすのは悲しみだけではないとわかり始めたが、稼業への違和感は未だ消えずにいた。絵の師匠と弟子、横暴な口入れ屋と若い衆、姑寄りの夫とその妻、自刃ばかりする娘と振り回される友、なさぬ仲の男女など様々な別離に心は乱れて――。幼なじみや糸に思いを寄せる者も登場し、ますます目が離せない青春時代小説。
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Posted by ブクログ
「縁切り屋 お糸」の続編
縁切りが板についてきた、不思議な霊視力を持つ主人公の代書屋「糸」、助手として貫禄を増したお隣さん「奈々」、そして長屋の皆と絶妙なコンビネーションで悩む人たちの手助けをする、時代小説 連作短編集
左隣イネさんの名言に教えられ、支えられること数多
深刻な相談から、糸のほのぼの恋ごころまで描かれ、今後の展開も楽しみです
泉さんの作品は、木の葉の一枚一枚や道端の石まで、すみずみ瑞々しさが際立っています
解説にも圧倒されました
P185
骨身を惜しんで身体を動かす
骨身を惜しまず身体を動かす?
勉強不足で申し訳ありません
Posted by ブクログ
絵師とその弟子の別れを描く『カラス』
嫁が姑にだす縁切り状『簪』
ブラックな口入屋との縁を切る『はちまき』
自分だけを見てほしいと願う友人との縁を切る『剃刀』
家庭を持ってしまった人へ恋心を抱いてしまったため、その人物へだす縁切り『かまぼこ板』
どれも面白かったです♪