泉ゆたかのレビュー一覧
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軽いコメディタッチのハートフルストーリーかと思って読み始めましたが、後半泣かされました。
コテコテの大阪のおばちゃんが主人公。
5章からなる本作は、前半3章では人生につまづき悩む20~40代の男女がおばちゃんに出会い、もう一度前を向いて自分の生き方を見つめ直す姿が描かれています。
強烈な個性でぐいぐいと距離を縮めてくるおばちゃん。初めは戸惑い、不快に感じる登場人物達ですが、遠慮なく本質を突いたおばちゃんの言葉は彼らの心に刺さり、跡を残し、気付きを与えます。
個人的には第3章の「道頓堀の転売ヤー」が沁みました。
そして4、5章でおばちゃんの半生と現在が描かれます。
前半の中でも、おばちゃんに -
Posted by ブクログ
前作の横浜コインランドリーの続編でしたので、手に取りました。
登場人物は店長の真奈や従業員の茜、クリーニング屋の充、常連客の大塚など前作でも登場されていた人々が出ています。それに加えて今作でも色々な事情や悩みを抱えている人々がお店に訪れます。
洗濯の相談を通しつつ、その人達の抱えている悩みが軽くなる道筋が見える展開ですが、この洗濯相談の内容が普段の洗濯でも使えるものです。衣服についている洗濯タグを意識せず洗うことがほとんどでしたので、今度洗濯をする前にちょっと見てみようかな?手洗いができるものを洗ってみようかな?と思いました。
また、相談に対して店長の真奈が話す事の中には心に刺さるものが多い -
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ネタバレたくさんの人々と洗濯物と出会ってクリーニング師の資格を取ることにした茜。
そんな茜がアルバイトしている『ヨコハマコインランドリー』の様子がSNSで発信されたことから、洗濯以外の目的で店に来る人が大勢やってきて店にやってきて困ったことに(;^_^A
それでもいつものように困ったお客さんもたくさんやってきて……。
今回は育ちざかりのお子さんを抱えて、泥だらけの洗濯ものを持ち込んできた働く父親の大変さ。
かわいい恰好でおしゃれな女の子・琴美。彼女はインスタで店を紹介してしまった人物なのですが、職業はトラックドライバー。仕事のできる人物の作業着は汚れないという言葉にそんな一人前のドライバ -
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「横浜コインランドリー」第二弾。
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喜びも悲しみも映し出す、
シリーズ第二弾!
洗濯の数だけ物語がある。
妻を亡くした夫、
同居する姑に悩む嫁、
認知症の母と暮らす息子……
人々が抱える事情やお悩みも
洗い流し、心をときほぐす。
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こちらも三連休前ご褒美爆買いの1冊。
カフェとかレストランとか
飲食店系が舞台の本はたくさんあるけれど、
コインランドリーというテーマが素敵で。
私自身はそこまで利用しないのですが、
こんな場所があったら素敵だなと思います。
転職して思いますが、
自分に余裕 -
Posted by ブクログ
どないしたん、えらいつらそうな顔してるで。おばちゃんに言うてみ? 言うたら気持ちが楽になるかも知れへんで。
大阪は岸和田のおばちゃんが、悩める人たちの心を元気にするヒューマンドラマ。
◇
スマホを見ていた正岡沙由美は、急に話しかけられて驚いた。ヨガウェア姿の沙由美を下着姿の高齢の女が見つめている。
ここは岸和田駅前にある貸しスタジオの更衣室。着替え終わった沙由美は蛍光オレンジのトップスとダークグリーンのスパッツを身に着けている。
件の女はそのウェアを指差して「ニンジンみたいでええなあ。スタイルがええもんな」
と言うが、沙由美は褒められている気がしない。
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Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
「おばちゃんに言うてみ?」って~
この装丁からして
「ちょっと笑かしてくれるん?」
軽~いノリで読み始めたら
不意打ちを食らってしまった。。。
5編の連作短編集。
3編までは悩みを抱える3人に
持ち前の大阪のおばちゃんパワーで体当たり。
関西人ではない3人は
最初は大阪のおばちゃんに恐れおののくのだが
とし子のおかげで見失っていた自分に気付いていく。
そして後半でとし子は
大阪人の私に体当たりしてきた~
「笑わしてくれるんちゃうの?」
「あかん、泣いてしまうやん~」
なあ、そこのあんた。
何か辛いことあったん?
そんなしょぼくれた顔せんと、
大阪のおばちゃんに言うてみ