泉ゆたかのレビュー一覧

  • 横浜コインランドリー

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    棚差しで合った初読の作家さん。

    わりと人生に疲れた女性がコインランドリーとの出会いで前向きになっていく…、と、いうなんともいえな展開に興味がひかれた。

    コインランドリーとの出会い、と、いうより、そこで出会う人たちとの関係、ってことやけど(それはそう)、茜ちゃんの生真面目さからくるしんどさが
    「わかる…」
    って感じやったので、真奈さんと一緒にすごすうちに回復していくさまに
    「がんばれ…」
    と、ほっこり応援しつつ読んでいたら真奈さんのバックグラウンドのほうが重かった、と、いう、すごい一冊やった(笑)。

    でも、文章も好みやし、茜ちゃんと真奈さんの他のコインランドリー利用者もおもしろいし、で、こ

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    2025年02月11日
  • おばちゃんに言うてみ?

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    フォロワーさんの感想を読んで以前から読みたいなと想っていた作品。 
    期待以上の面白さで久しぶりに一気読み!

    コテコテの泉州弁のおばちゃんが強引にお世話をやいて相手の心を掬っていく様がとても暑苦しくも爽快で、読む者の心も掬っていくように思う。
    強引だけど心があるから自然と相手の心を溶かしていくのかな?

    最終話では大阪のおばちゃんになっていった変遷も描かれていて過不足のない作品に仕上がっているように感じた。

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    2025年01月19日
  • 横浜コインランドリー

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    コインランドリーの話?と読み始めたけど。そこで働く人達やお客さん、その人となりがぐるぐる回っていい感じ。

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    2025年01月01日
  • 玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂

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    お江戸けもの医 毛玉堂2作を続けて読んでみました。
    凌雲先生の見事な診察、見事な推理で動物たちも飼い主たちも幸せになります。
    凌雲先生とお美津さん夫婦が素敵です。

    『大好きな人がいるとき、お化粧というのはとても良いものだ。』

    そんな、お美津さんがとてもかわいい。

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    2024年11月16日
  • 横浜コインランドリー

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    なんでもない日常の中に、自分を取り戻す癒しがあるんだなぁと思った。意識したい内容だった。
    とても読みやすくて一気読み。続編があるみたい。早速、明日買いに行こう。

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    2024年10月05日
  • 横浜コインランドリー

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    物語の中では横浜という街がとても素敵に描かれている。飲食店、街並み、そこで暮らす人々。そして横浜コインランドリー。
    洗濯物と共に悲しみや苦しみ、抱え込んでしまっている悩みも一緒に洗い流してくれるような心温まる素敵なお話でした。
    洗濯の知識も沢山出てくるので勉強にもなります。
    本当に読んで良かったなぁ(*ˊ˘ˋ*)

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    2024年09月30日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    前作に引き続き良かった!
    洗濯相談では洗濯の豆知識を学ぶことができて為になる。新しいお客さんや常連さんとの関わりが深くなっていって楽しめた。

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    2024年09月19日
  • 横浜コインランドリー

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    真奈のような人と一緒に石鹸の匂いが心地よい気分にさせてくれるコインランドリーで働いてみたいなと思った。様々な事情を抱えてやってくるお客さん、洗濯物を洗い終えてきれいになると心も洗われたかのように気持ちがすっきりとなる。美味しいコーヒーで癒され洗濯相談にものってくれる居心地の良いコインランドリーが近くにあったらいいなと思った。茜の成長と恋の行方も楽しみで続きが読みたい。

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    2024年09月04日
  • おばちゃんに言うてみ?

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    可愛らしい表紙とタイトルに魅かれて手に取った。

    こてこての「大阪のおばちゃん」が主人公。

    早口でまくしたてられるツッコミは、
    グイグイ相手の心に入り込み、
    振り回されつつ、やがて、引き込まれてしまう。
    すごいパワー!

    お嬢様学校を卒業していながら、
    数ある困難を乗り越え、へこたれることなく、
    ここまできたのは、タレント事務所の社長の力も大きい。
    おばちゃん同士の結束と助け合いが、おせっかいの源だ。

    どうなることやら、と、ハラハラしつつ、
    何だかあったかい気持ちにされた。

    岸和田のだんじり祭り、
    その地に根付く祭りの意味、
    その地で生きる人々の思い、
    胸が熱くなって、思わず涙が出た。

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    2024年08月11日
  • 京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵

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    藍は、まだまだ世間知らずで危なっかしいところもあるけど、それを自覚したのは大きな成長。
    旅も、京都での修行も大収穫だったね。
    それにしても長海和尚が素晴らしい。
    ああいうふうに年は取りたいものだとしみじみ。
    幸四郎、いい医者だねー。松次郎とは違ったやり方で眠りの悩みを解決していく。ここにも「眠り猫」がいるのが嬉しい。もーー、なんて可愛いの。
    藍と幸四郎、どうなっていくのだろう。
    藍は江戸に帰るのだろうか。
    幸四郎が江戸にいくというのはあるのか。
    次号が待ち遠しくてたまらない・

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    2024年07月22日
  • 横浜コインランドリー

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    人生初の食中毒に罹り、読書どころか衣食住さえズタボロで、一週間超本と離れていた。ひさびさの読書にうれしさと謎の緊張(この本がもし合わなかったら、読書と距離ができちゃうんじゃないかという…)を胸に本を開いた。
    、、、めちゃめちゃ合いますやん…私の不安など全くの杞憂で、なんと一日で読んでしまいました笑笑
    サクッと読みやすいボリューム&内容で、しっかりハートを掴まれた♡いいスタートが切れたので、次の読書が楽しみ!さーて次は何読もうかな〜っと。

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    2024年07月01日
  • 旅立ちの空 お江戸縁切り帖

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    ネタバレ

    縁を切る。
    簡単な言葉のようで切ることってとても大変なんですよね。
    読みながら、この結末に満足している自分がいました。

    本当に切れてはいけない縁は切れないものなんですね。

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    2024年05月29日
  • 猫まくら 眠り医者ぐっすり庵

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    眠りについてよく考えさせられる話だった。
    特に私の印象に残っているのは第5章「昔の友」だ。眠りについてだけでなく医者や薬の役割、更には社会での人の役割を再認識させられた。
    同じ作者の「毛玉堂」が好きで手に取ったが、とても楽しい作品だった。

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    2024年05月11日
  • 京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵

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    ネタバレ

    今回は藍ちゃんは初めての旅へ。
    この時代はなかなか旅に行くことはできませんよね。

    その為か、眠れなくなってしまう所は微笑ましいけど、体調を崩しては困ってしまいますよね(ーー;)

    旅の経験や淡い初恋が微笑ましい一作でした(^^)

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    2024年02月10日
  • おしどり長屋 おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記

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    ネタバレ

    今回は下総の大店の若旦那が江戸へ店を出すためにやってきて、店を出す場所を探すことから始まります。
    それに関わっていろんなところで普請を受けることになるお峰。

    夫婦になって、ややこもお腹にいるのに旦那にかみついたりする女房のために住んでいる長屋の普請。

    子供の声がうるさいと言われてしまうため、雨戸を閉めて息を殺して住んでいる一家のための普請。

    ゴミ屋敷のような部屋を大店のお嬢様の部屋の普請。
    そして、最後に日本橋のそばにある店を手に入れるために動くお峰たち。

    家って安心できる場所でなければならないから大工の仕事って大変だなぁとしみじみ。

    今回も楽しませていた

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    2023年10月28日
  • 恋ごろも お江戸縁切り帖

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    ネタバレ

     人というのは面倒で厄介で、そしてなかなか良いもの。見栄を捨てることが大切なのかもしれません。泉ゆたかさん、働く人を書きたいとのこと。「恋ごろも」、お江戸縁切り帖シリーズ№3、2022.7発行、連作5話。お糸にぞっこんの熊蔵、幼なじみの藤吉、イネの息子で医者の銀太。3人の男たちとお糸の今後は? ラスト、熊蔵の妻と息子の登場・・・?

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    2023年08月30日
  • 雨あがり お江戸縁切り帖

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     明暦3年の大火で長屋暮らしになったお糸17歳。右隣は9歳の奈々と父親の岩助、右隣はちょっと因業だけど三匹の野良猫の世話をしているおイネ。長屋暮らしは、薄い壁越しに温もりが伝わってくる。お糸は縁切りの手紙を書く代書屋を。縁の始まり、縁の切れ目、そして丸くおさまる縁・・・、読み応えがあります。泉ゆたか「雨あがり」、お江戸縁切り帖シリーズ№1、2020.12発行、連作5話。人の縁は、最後は必ず生き別れか死に別れ。だから大事にしなくちゃいけない。

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    2023年08月29日
  • 君をおくる

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    いいお話しでした。ますます動物が飼えなくなる。親の介護のことまで考えさせられました。生きるものを最後まで看取ることの大切さを感じられる作品でした。

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    2023年08月22日
  • 幽霊長屋、お貸しします(二)

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    謎の人物登場。どうも幽霊話を集めているよう(江戸の福澤さんかいな)で。

    金造親方の弱みを握って、幽霊がでる店に侵入させたりとか(;^_^A

    でも、この男が長吉の行方不明になっている両親のことを知っているようで……。

    今回も楽しく読ませていただきました♪

    続きが楽しみです(*^-^*)

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    2023年08月12日
  • 幽霊長屋、お貸しします(一)

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    お奈津は読売の穂拾い(江戸で起こる刺激的な事件を集めて記事を書くためのネタ集め)をしている。
    その読売の親方から『事故物件』の専門の家守(不動産屋)の直吉に張り付いて、ネタを仕入れるように言いつけられる。

    その幽霊騒動に巻き込まれながら、お奈津は成仏できない幽霊の哀しい過去を知っていく。

    怪談というよりも人情話って感じです。面白かったです。差配と家守はまた違うものなんですね。

    やっぱり江戸のお仕事小説は面白い♪

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    2023年07月16日