あらすじ
子どもを腹に抱え、気が立つ女房のために、長屋を普請してほしい……。大工の文太から依頼を受けたお峰は、さっそく長屋を検分するが、どうやら苛立つのは身籠ったからだけではないらしい。文太にはわからない女房の思いを、お峰は普請で汲み取ることはできるのか? 江戸に店を構えたいという関宿の干鰯問屋の後継ぎを助けながら、お江戸の難普請を請け負うおんな大工お峰の活躍を描く、シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
今回は下総の大店の若旦那が江戸へ店を出すためにやってきて、店を出す場所を探すことから始まります。
それに関わっていろんなところで普請を受けることになるお峰。
夫婦になって、ややこもお腹にいるのに旦那にかみついたりする女房のために住んでいる長屋の普請。
子供の声がうるさいと言われてしまうため、雨戸を閉めて息を殺して住んでいる一家のための普請。
ゴミ屋敷のような部屋を大店のお嬢様の部屋の普請。
そして、最後に日本橋のそばにある店を手に入れるために動くお峰たち。
家って安心できる場所でなければならないから大工の仕事って大変だなぁとしみじみ。
今回も楽しませていただきました♪