泉ゆたかのレビュー一覧

  • 髪結百花

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    華やかな廓小説でも、髪結のお仕事小説でもなく、必死に生きる江戸時代の女性を描いた作品でした。
    武士なら無役で貧しくても威張って生きていたこの時代だけど、貧乏長屋の逞しいおかみさんは別として、本当に女性が伸び伸び生きることができたなかったのだろうな。
    そんな中で、解説にも書かれている女意気は見事でした。

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    2025年10月18日
  • 横浜コインランドリー 雨のち晴れ

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    シリーズものの3作目です。
    この小説の影響もあって、昨年、コインランドリーデビューしました。羽毛布団を洗ってみたのですが本当にふわふわに~
    今回のお話も色々スッキリでした‼️
    真奈さん本当にできた人だなーっと思います。
    また続編が楽しみです。

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    2025年10月14日
  • 玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。前作よりも読み易いと感じました。
    登場人物説明、状況説明がそれほど必要ないからかもしれませんが。

    毛玉堂には近頃、お利口さんで脚が悪い犬の相談が持ち込まれることが多く、美津は気になっていました。
    その共通点は「賢犬堂」から譲り受けた犬ということ。
    人間の都合で無理な掛け合わせをしたせいではないかと美津たちは思っているのですが ―― 。

    「賢犬堂」の主人、伝右衛門が思いの外、犬達への愛情があることに驚きました。人間と一緒に暮らせるようにとても厳しい躾をしていることに愛情と相反するものを感じたのですが、それも悲しい経験からくる伝右衛門なりの優しさでした。
    でも、尾が千切れるほど

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    2025年09月28日
  • 横浜コインランドリー 雨のち晴れ

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    つくづくいい店だ。こんなところがあるならしょっちゅうコインランドリーに行くだろう。それにしても家庭での洗濯に比べ、コインランドリーでの洗濯はいいらしい。やってみなければ分からないのだが。
    店長、真奈の母親が現れる。そうそう仲直りはしないが、兆しを見せる、茜と充の仲もジワリと進展。落ち着くところにすんなりと行きそうだ。幸せ感に溢れる読後。そうそうはない。

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    2025年09月24日
  • 横浜コインランドリー 雨のち晴れ

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    前進する勇気と心が洗われる元気のでる小説。

    横浜ランドリーシリーズの第三弾です。
    なぜだか癖になる話で個人的には好きです。

    真奈さんの母親が登場でどうなるかヒヤヒヤさせられ、仕事での悩みなど人生での悩みを洗濯をかけて悩みを和らげてくれます。

    洗濯に対する蘊蓄や変わることの大切さなど色々なことを様々な視点から教えてくれる良い小説だと思います。

    万人に勧められる小説です。

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    2025年09月21日
  • 世田谷みどり助産院 陽だまりの庭

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    前作私が読んだのは「おっぱい先生」というタイトルだった。
    いつの間にか改題されて、続編が出てた。
    まあ…確かに「おっぱい先生」は手に取りにくい方もいるかもね。私は好きだったけど。

    今回もみんな悩んでるねぇ。
    短編なんだけど、ダウン症の赤ちゃんを産んだお母さんが出てきた。
    今年はこういう年なのか?

    私の両親もこんな感じだったんだろうか。
    姉は生まれてすぐ大きな大学病院に搬送されたそうだ。
    障害宣告は父が一人で聞いたそう。
    一年生きられないだろうって。
    はい、皆さんご存知の通り、姉はその40倍以上大きな病気をすることもなく生きております。
    まぁそんな宣告されたら過保護にもなるわな。

    私も娘の

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    2025年09月02日
  • 髪結百花

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    女髪結の目で語られる吉原。

    出てくる女性がみんなそれぞれの強さがあって魅力的!
    でも話は辛くて切ない部分もあって、後半はちょっとしんどかったです。

    紀ノ川と梅が一緒にお芋を食べる場面や、梅の昔話を紫乃たち女郎が笑い飛ばしてくれる場面なんかが好きでした。

    良作!!

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    2025年08月30日
  • おばちゃんに言うてみ?

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    the大阪のおばちゃん。本当に大阪のおばちゃんは、「せいせいせい」と言うのか笑。前半は、悩みを抱える人たちに、大阪のおばちゃんキャラでぐいぐい絡んで、そうくるかという感じで関わっていくのだが、後半は大阪のおばちゃんも悩んでたり僻んだりと人間らしさが表れていた。それでも、太陽のような存在感であるようにと自分を奮い立たせて。最後の、若者たちの葛藤や人情味が溢れていて、内面がよく表現されていた。

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    2025年08月25日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    横浜元町にある有人コインランドリー。洗濯関連相談無料というのがミソ。コーヒーサービスもある。ちょっと洗濯からはみ出したような相談になるのは、洗濯そのものが人生を現しているからだということなのだろう。
    自宅の洗濯より強力な洗濯機による洗濯の方が綺麗になるというのは本当なのだろうか。

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    2025年08月15日
  • 横浜コインランドリー

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    コインランドリーを舞台に人と人とが繋がっていくあったかいお話。コインランドリーって行ったことないけど、こんなコーヒーでひと息つける場所があったら行ってみたい。いろんな悩みも洗濯するみたいにじゃぶじゃぶ洗い流してくれたらいいのにな。毎日の洗濯をもう少し丁寧にしてみようと思った。

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    2025年08月07日
  • 横浜コインランドリー 雨のち晴れ

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    あったかい。
    いろいろあっても 人は変われる。
    洗濯は 心も洗ってくれる

    これは ドラマ化出来るなあ、誰がいいかなあ

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    2025年08月04日
  • ユーカラおとめ

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    この設定でほのぼのするはずないと予想していたが、
    予想以上に重い話だった。
    今から思えば、何でこうなった、何でこうしたと、
    不思議に思い、怒りも覚えるが、
    当時はそういう時代ではなかった。  
    時代とは、何と恐ろしいものだろう。

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    2025年06月24日
  • 横浜コインランドリー

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    接客業のアルバイトをしてた大学生の時、
    なんでこんなイライラした態度で接してくるお客さんいるんだろう?心に余裕を持てばいいのにってよく思ってた

    だけど、自分も社会人になって人間関係とか仕事とかいろんな経験や悩みを経て、みんな何かしらと闘って限界に近い状態でもがいている人がたくさんいるんだろうなぁって気づけるようになった。

    自分が直接その人たちに何かできるわけではないけど、みんな何かを抱えて闘ってる、と考えられる想像力を持つ人が1人でも増えれば優しさは伝播するのでは(と信じたい)

    本当に辛い時になんでもない一言をかけてくれる人の存在って貴重だよなぁと改めて思えた本(自分もいつかは声掛けでき

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    2025年06月17日
  • 君をおくる

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    読んでみて初めてタイトルの意味に気付く。
    大切な家族と分かれるのはとても辛いけれども、大切だからこそ、きちんと送り出してあげたい。
    号泣必須だけれども、心が洗われるような、優しさに満ちた話だった。

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    2025年06月10日
  • 横浜コインランドリー

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    私もこんなコインランドリーがあれば行ってみたい。
    というか、私も、私にとってのまなさんのような人に出会いたいなと思ってしまった。

    茜にも共感できるところが多くて、これからどうしようが頭でぐるぐるしてるけど、自分が心躍ることをやってみたら少し前に進めるのかな〜

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    2025年05月30日
  • 世田谷みどり助産院

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    男性の立場で読んで理解すべきだなって思ったけど、女性の視点ではここまでわかってもらいたくないというのもあった。
    そういうところもあるのかも。

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    2025年05月25日
  • 世田谷みどり助産院 陽だまりの庭

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    泉ゆたかさんの #世田谷みどり助産院 シリーズ第2弾。
    4つの短編から構成されていて、前作より内容は重めでした。
    保健師さんも新たな協力者として登場して、
    次回作も楽しみ!

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    2025年08月24日
  • 世田谷みどり助産院

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    お産を取り扱わない母乳外来専門の産院である
    世田谷みどり助産院。
    そこで働く助産師の律子さんと
    助手で看護学生のさおりさんが、
    母乳で悩むお母さん達に寄り添う物語。
    こんな温かい助産院だったら、行ってみたい!

    泉ゆたかさんの最新作、
    4つの短編から構成されて、前話の主人公が次のお話の主人公にみどり助産院を紹介する形でストーリーが進む!
    章が進むごとに赤ちゃんの月齢が上がり、
    それに伴う育児の悩みや問題が描かれる。
    育児の参考になると思う…
    感動しました!

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    2025年05月20日
  • 世田谷みどり助産院 陽だまりの庭

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    前作に引続き、産後当時を思い出して心揺さぶられました。
    どうしてこんなにいっぱいいっぱいになってしまうのか。慣れないことばかりで、眠れない疲れとストレスで追い詰められてく産後のお母さん。あぁ、自分もこんな時期をすごしたなーとツラくなり、おっぱい先生こと律子先生の一言に涙する。
    まだまだ子育て中の身ですがお母さんが心身ともに健康でいるように努めるのは、子供のためでもある。って本当にその通りだなと思います。

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    2025年05月12日
  • 横浜コインランドリー

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    読んでいて元気になる。
    自分の家の近くにもコーヒーが飲めるおしゃれなコインランドリーできてほしいな。

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    2025年05月11日