泉ゆたかのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ2作目。前作よりも読み易いと感じました。
登場人物説明、状況説明がそれほど必要ないからかもしれませんが。
毛玉堂には近頃、お利口さんで脚が悪い犬の相談が持ち込まれることが多く、美津は気になっていました。
その共通点は「賢犬堂」から譲り受けた犬ということ。
人間の都合で無理な掛け合わせをしたせいではないかと美津たちは思っているのですが ―― 。
「賢犬堂」の主人、伝右衛門が思いの外、犬達への愛情があることに驚きました。人間と一緒に暮らせるようにとても厳しい躾をしていることに愛情と相反するものを感じたのですが、それも悲しい経験からくる伝右衛門なりの優しさでした。
でも、尾が千切れるほど -
Posted by ブクログ
前作私が読んだのは「おっぱい先生」というタイトルだった。
いつの間にか改題されて、続編が出てた。
まあ…確かに「おっぱい先生」は手に取りにくい方もいるかもね。私は好きだったけど。
今回もみんな悩んでるねぇ。
短編なんだけど、ダウン症の赤ちゃんを産んだお母さんが出てきた。
今年はこういう年なのか?
私の両親もこんな感じだったんだろうか。
姉は生まれてすぐ大きな大学病院に搬送されたそうだ。
障害宣告は父が一人で聞いたそう。
一年生きられないだろうって。
はい、皆さんご存知の通り、姉はその40倍以上大きな病気をすることもなく生きております。
まぁそんな宣告されたら過保護にもなるわな。
私も娘の -
Posted by ブクログ
接客業のアルバイトをしてた大学生の時、
なんでこんなイライラした態度で接してくるお客さんいるんだろう?心に余裕を持てばいいのにってよく思ってた
だけど、自分も社会人になって人間関係とか仕事とかいろんな経験や悩みを経て、みんな何かしらと闘って限界に近い状態でもがいている人がたくさんいるんだろうなぁって気づけるようになった。
自分が直接その人たちに何かできるわけではないけど、みんな何かを抱えて闘ってる、と考えられる想像力を持つ人が1人でも増えれば優しさは伝播するのでは(と信じたい)
本当に辛い時になんでもない一言をかけてくれる人の存在って貴重だよなぁと改めて思えた本(自分もいつかは声掛けでき