泉ゆたかのレビュー一覧
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ヨコハマコインランドリーという洗濯相談も受け付けるアットホームなコインランドリーを舞台とした物語。
日常生活の家事の中でも面倒だな、と思う洗濯と物干し。でもコインランドリーでできあがったタオルは乾燥も済んでいて、ふかふかで心も洗われる。
日常になじむ洗濯という行程が素敵な一つの行動のように感じられる。そして日常に密接だからこそ、洗濯の悩みは日常の悩みとつながっていく。
ヨコハマコインランドリーの店長さんは人間としてすごくできた人で、様々なふるまいや言葉がひとつひとつ心にしみわたる。
まさに、心が洗われ、心地よい温かい風が吹いて、ふかふかの温かい気持ちになる物語だった。 -
Posted by ブクログ
横浜コインランドリーシリーズ第2弾。
本作も大きな事件が起こるわけではない。
でも、誰にでも起こりうる身近な小さな出来事の方が
人の心に刺さることもある。
人の心に溜まった小さな澱。
最初はとても小さな澱でも
吐き出すことなくたまり続けたら
がっちがちに固まってしまって
自分では二進も三進もいかなくなる…
そんな経験は誰にだってあるだろう。
そっと手を差し伸べてくれる誰かがいたら
その温かさで澱は少しずつ解け始めるのに…
横浜コインランドリーは
ほんの少し心をあったかくしてくれる場所だ。
心に溜まった澱と一緒に
洗濯物を香りのよい洗剤とたっぷりの水で洗い流して
あったかい風でふわっふわ -
Posted by ブクログ
横浜の旅行中に書店で購入しました。
序盤では横浜の街並みが丁寧に描かれていて、旅行中ということもあり、中華街などの情景がリアルに思い浮かびました。
コインランドリーの店長 真奈さんは、仕事が完璧で丁寧で、主人公の茜にも優しく接する素敵な女性です。終盤で真奈の過去が明らかになり、より一層好きになりました。そんな過去の経験を経てなお、人に優しくいられる真奈さんは、懐の深い女性だと思います。私もそんな落ち着いた女性になりたいと感じました。
旅行が終わったあと、プライベートが慌ただしくなっていた時期にもこの作品の続きを読んだのですが、忙しい日常の中でこそ、こういうほっこり系の物語が心に沁みます。静 -
Posted by ブクログ
p.216 律子先生が頷いた。
「律子先生は、みらいの顔を見た瞬間からわかっていましたよね?」「何を、ですか?」
「みらいがダウン症かもしれないってことです」
「私にはそんな能力はありません。顔を見ただけで赤ちゃんのことがわかるのは、その子を産んだお母さんだけです」
p.220 「早速ネットで調べてみます」
有希は上ずった声で言った。
「ネットは駄目です。残念ながらネットの情報は玉石混交かつ露悪的なものが多くなる傾向があるので、人の命が関わる局面で使うべきではありません。不安な気持ちになっているときは、正確な情報”が何より大切です」律子先生がめるように言った。
「正確な情報、ってどこで手