泉ゆたかのレビュー一覧

  • 玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂

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    ネタバレ

    お江戸けもの医毛玉堂というフレーズにキュンときて読んだものの、これシリーズモノの2作目だったのか!と半分以上読んでから気づく。1作目から読みたかった残念さ。。
    でも短編連作みたいになっているから、読みやすいし面白いし、動物好きにはオススメしたい作品!
    時代背景や作中の小物などはたしかに【お江戸】だけれど、話し言葉が現代語と大きく変わらないのでクセがなくて読みにくさもなかったです。
    仙さんも強い決意で花嫁修行に戻って行ったし、けんけん堂の伝右衛門さんとも和解して、ビジネスパートナーみたいになるハッピーエンドで良かった。

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    2025年04月21日
  • 横浜コインランドリー

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    表紙の可愛さとあらすじに惹かれ購入。
    「心がすっきり&ふんわりする物語」のキャッチコピーがぴったり!
    人に嫌な態度をとってしまって心が冷たくなる主人公の気持ち、わかるなあ。
    忙しい毎日だからこそ、心の洗濯も大切だよね!!
    真奈の言葉選びが素敵だった

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    2025年04月02日
  • 春告げ桜 眠り医者ぐっすり庵

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    内容(ブックデータベースより)

    春爛漫 桜の名所・飛鳥山で
    お江戸と京のお茶対決!?

    人情満開!
    〈眠り〉と心に効く
    しみじみ時代小説!

    桜の宴の目玉イベントは
    京とお江戸のお茶対決!?

    今年も飛鳥山に花見の季節がやってきた。滝野川の高級料亭・桜屋で奉公修業を始めることになった茶問屋の娘・藍(あい)。慣れない女中仕事に四苦八苦するかたわら、店を盛り上げる桜の宴の催しを考えるよう、やり手商売人の万屋(よろずや)一心(いっしん)から命じられる。そんななか、朝寝坊する御用聞きや占い師など、眠れない悩みを抱える人々が次々と店に現れて……。

    令和7年3月4日~6日

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    2025年03月06日
  • 朝の茶柱 眠り医者ぐっすり庵

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    内容(ブックデータベースより)

    「心温まる、それでいてドキドキハラハラもあり! の物語。
    貴方も心地良い眠りの世界に導かれること間違いなし! 」
    ――井上哲也さん(大垣書店イオンモールKYOTO店)

    お茶でほっと一休みのはずが眠気も覚める大騒動が…!?

    江戸郊外の西ヶ原で長崎帰りの兄・松次郎と眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開いた藍(あい)。
    ひそかに評判の養生所には、眠れぬ悩みを抱えた人々が今日も相談に。
    そんななか、伯父が営む茶問屋・千寿園にやり手の商売人・万屋(よろずや)一心(いっしん)が乗り込んできた。
    千寿園の傾いた商売を立て直すと息巻くが、怪しさも漂う彼の本当の狙いとは?

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    2025年02月27日
  • 玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂

    sun

    購入済み

    動物物語では収まらない娯楽作

    猫の「玉の輿」に関する話が中心となります。ユーモアに満ちたエピソードを通じて、動物たちの生活や人間との関係性が描かれ、読者に笑いと温もりを提供します。特に、動物たちの個性が生き生きと描かれており、それが物語に深みを与えています
    動物の治療を通じて、人間の生活や心の内面も浮き彫りにされ、主人公の凌雲とお美津が抱える問題や、患畜の背景を通じて、人間関係の複雑さや喜怒哀楽が表現されている
    この深みが、単なる動物物語では収まらない娯楽作になっている

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    2025年02月16日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

    sun

    購入済み

    人間の温もりや思いやり

    江戸時代を舞台にした獣医師の話で、けもの専門の養生所「毛玉堂」を中心に、動物たちの治療を通じて人間の温もりや思いやりが描かれています
    特に、友人に押し切られる形で八歳の男児の面倒を見ることになったエピソードでは、心を通わせることの大切さを感じさせます
    主人公の凌雲やお美津のキャラクターが非常に魅力的で、不愛想だが腕の確かな凌雲と、動物を愛するお美津の夫婦関係や、彼らが受け入れる動物たちの個性的なキャラクターが物語を豊かにしています

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    2025年02月16日
  • 横浜コインランドリー

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    ほっこりする話。
    働き方がそれぞれある中で人の心が救えるのはやっぱり環境なんだなと思った。
    コインランドリー利用者の背景も面白かった

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    2025年02月10日
  • れんげ出合茶屋

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    江戸時代、上野の不忍池周辺にはたくさんの出合茶屋があったんですね…(笑)
    ちなみに出合茶屋ってのは現代でいうところのラブホテルでありんす…

    この不忍池の畔のあばら家に女中として訪れた咲
    しかし、そこに待っていたのは咲が幼い頃に母親と奉公していた大店の元お嬢様、志摩だった
    さらに妙な色気がある香も加わり、一階は至って健全な蓮飯屋でありながら二階は男女の逢引の場である「出合茶屋」を開く…
    やがて三人の店はお江戸で大評判になるが…

    元お嬢様で強く華やかな別嬪の志摩
    純情でどんな男も簡単に落としてしまう艶っぽい香
    働きもので料理上手の咲
    それぞれが長所を活かしながら三人で協力し店を切り盛りしてい

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    2024年12月20日
  • 横浜コインランドリー

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    あっさりと読めた。
    コインランドリーは勝手がわからなくて使ったことはないが、真奈さんのような親切なお店の方がいたら使ってみたいなあと思った。

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    2024年12月02日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    続編。
    そもそもいろんな完結した作品のあれから1ヶ月後とか、続編って好き。
    作ってくれてありがとうって気持ちになる。

    綺麗に見えても洗えていなかったり、洗濯物の洗い方がそれぞれ違うように人の悩みや解決法は違う
    でも、ちゃんと洗えればしゃんとした気持ちで前を向けるよね
    前回に続いて心温まる作品でした

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    2024年11月04日
  • 横浜コインランドリー

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    ずっと横浜に住んでいるので、情景が思い浮かんでリアルに感じながら読むことができた

    洗濯すれば汚れが落ちるように、乾燥機にかければふんわり暖かくなるように、人の心もきっと何度だっていつだって優しくて暖かいものにできる

    誰が読んでも分かりやすく、読んでいて微笑んでしまうような、ほっとする作品でした

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    2024年11月05日
  • 幽霊長屋、お貸しします(一)

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    江戸で起こる事件を集めて書く読売の仕事、種拾いをしているお奈津が事故物件専門の家守、直吉と出会い話を聞き怖いものと出会っていく4話からなるシリーズ1冊目。家族に愛され育ったお奈津が明るく元気でおどろおどろしい事件に対して前向きなので読みやすく優しい気持ちになる。猫の一座のお安の言葉がとても良くその気持ちのいい心持ちがとても好き。首がない、寂しい、女たらしと他の話も怖さの中にもあったかい気持ちになるところがたくさん。本来なら安心してくつろぐ家でこんな怖いもの見たくない…けど物語としては面白い。続編にも期待。

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    2024年10月29日
  • 幽霊長屋、お貸しします(二)

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    事故物件×時代ものシリーズ2作目。幽霊の話や心中など人の事件を扱ってるので重たい内容だけど、お奈津が明るく元気いっぱいな女の子だから物語も暗くなり過ぎず軽めに読める。直吉の消えた両親に繋がる話が徐々に出てきて気になるけど、それを知らせてくる七五郎が不気味過ぎて関わらない方がいいのに…とお奈津が心配になる。テルおばあちゃんの言葉からすると青い鳥の鳥太郎はもしかしたらお奈津を守っているのかなと想像。七五朗は嫌だけど助けたことをきっかけに嫌々ながらもこの先、謎解きには大事なキャラになるのかもと楽しみ。

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    2024年10月29日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    登場人物の成長が見える2冊目、前向きな気持ちに包まれて読み終えた。心優しい人たちばかりで、ほんわかする。

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    2024年10月18日
  • おばちゃんに言うてみ?

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    軽いコメディタッチのハートフルストーリーかと思って読み始めましたが、後半泣かされました。

    コテコテの大阪のおばちゃんが主人公。
    5章からなる本作は、前半3章では人生につまづき悩む20~40代の男女がおばちゃんに出会い、もう一度前を向いて自分の生き方を見つめ直す姿が描かれています。
    強烈な個性でぐいぐいと距離を縮めてくるおばちゃん。初めは戸惑い、不快に感じる登場人物達ですが、遠慮なく本質を突いたおばちゃんの言葉は彼らの心に刺さり、跡を残し、気付きを与えます。
    個人的には第3章の「道頓堀の転売ヤー」が沁みました。

    そして4、5章でおばちゃんの半生と現在が描かれます。
    前半の中でも、おばちゃんに

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    2024年10月04日
  • 横浜コインランドリー

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    コインランドリーを通して、人と人が繋がっていくのが素敵でした。
    身の回りにもこんな場所があったらと思います。

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    2024年09月29日
  • 横浜コインランドリー 今日も洗濯日和

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    前作の横浜コインランドリーの続編でしたので、手に取りました。
    登場人物は店長の真奈や従業員の茜、クリーニング屋の充、常連客の大塚など前作でも登場されていた人々が出ています。それに加えて今作でも色々な事情や悩みを抱えている人々がお店に訪れます。

    洗濯の相談を通しつつ、その人達の抱えている悩みが軽くなる道筋が見える展開ですが、この洗濯相談の内容が普段の洗濯でも使えるものです。衣服についている洗濯タグを意識せず洗うことがほとんどでしたので、今度洗濯をする前にちょっと見てみようかな?手洗いができるものを洗ってみようかな?と思いました。
    また、相談に対して店長の真奈が話す事の中には心に刺さるものが多い

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    2024年09月16日
  • れんげ出合茶屋

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    気の強い女をとの要望に選ばれ、女中として雇われた先の女主人は、幼い頃に見知った相手だった。

    初めて読む作家だからか、どっちにどう進んでいくのか掴めないまま
    なんとも不思議な道筋。

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    2024年09月05日
  • 髪結百花

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    子どもが泣く話なんて、読みたくない。そう思うのに、書かれた世界に引きずられて、つい全部読んでしまった。
    後書きにあるように、様々な「女意気」が書かれている。お梅が婚家を出る時に、店の売り物を叩き壊したと高らかに話す場面は、スカッとした。

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    2024年09月04日
  • お江戸けもの医 毛玉堂

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    江戸時代の獣医さんのお話し。時代小説で獣医ものって珍しいと思って読みたかった本。
    病の原因を突き止めて、それぞれ動物の特性に基づいた答えを見つける。。なるほど。

    獣医さんは元は人間の医者、小石川養生所医師だった凌雲。妻の美津。
    凌雲さん、奥さまにもっと優しくしてあげて(༎ຶ⌑༎ຶ)
    動物より二人の今後が気になります。

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    2024年08月29日