泉ゆたかのレビュー一覧
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内容(ブックデータベースより)
春爛漫 桜の名所・飛鳥山で
お江戸と京のお茶対決!?
人情満開!
〈眠り〉と心に効く
しみじみ時代小説!
桜の宴の目玉イベントは
京とお江戸のお茶対決!?
今年も飛鳥山に花見の季節がやってきた。滝野川の高級料亭・桜屋で奉公修業を始めることになった茶問屋の娘・藍(あい)。慣れない女中仕事に四苦八苦するかたわら、店を盛り上げる桜の宴の催しを考えるよう、やり手商売人の万屋(よろずや)一心(いっしん)から命じられる。そんななか、朝寝坊する御用聞きや占い師など、眠れない悩みを抱える人々が次々と店に現れて……。
令和7年3月4日~6日 -
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内容(ブックデータベースより)
「心温まる、それでいてドキドキハラハラもあり! の物語。
貴方も心地良い眠りの世界に導かれること間違いなし! 」
――井上哲也さん(大垣書店イオンモールKYOTO店)
お茶でほっと一休みのはずが眠気も覚める大騒動が…!?
江戸郊外の西ヶ原で長崎帰りの兄・松次郎と眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開いた藍(あい)。
ひそかに評判の養生所には、眠れぬ悩みを抱えた人々が今日も相談に。
そんななか、伯父が営む茶問屋・千寿園にやり手の商売人・万屋(よろずや)一心(いっしん)が乗り込んできた。
千寿園の傾いた商売を立て直すと息巻くが、怪しさも漂う彼の本当の狙いとは?
笑 -
購入済み
動物物語では収まらない娯楽作
猫の「玉の輿」に関する話が中心となります。ユーモアに満ちたエピソードを通じて、動物たちの生活や人間との関係性が描かれ、読者に笑いと温もりを提供します。特に、動物たちの個性が生き生きと描かれており、それが物語に深みを与えています
動物の治療を通じて、人間の生活や心の内面も浮き彫りにされ、主人公の凌雲とお美津が抱える問題や、患畜の背景を通じて、人間関係の複雑さや喜怒哀楽が表現されている
この深みが、単なる動物物語では収まらない娯楽作になっている -
購入済み
人間の温もりや思いやり
江戸時代を舞台にした獣医師の話で、けもの専門の養生所「毛玉堂」を中心に、動物たちの治療を通じて人間の温もりや思いやりが描かれています
特に、友人に押し切られる形で八歳の男児の面倒を見ることになったエピソードでは、心を通わせることの大切さを感じさせます
主人公の凌雲やお美津のキャラクターが非常に魅力的で、不愛想だが腕の確かな凌雲と、動物を愛するお美津の夫婦関係や、彼らが受け入れる動物たちの個性的なキャラクターが物語を豊かにしています -
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江戸時代、上野の不忍池周辺にはたくさんの出合茶屋があったんですね…(笑)
ちなみに出合茶屋ってのは現代でいうところのラブホテルでありんす…
この不忍池の畔のあばら家に女中として訪れた咲
しかし、そこに待っていたのは咲が幼い頃に母親と奉公していた大店の元お嬢様、志摩だった
さらに妙な色気がある香も加わり、一階は至って健全な蓮飯屋でありながら二階は男女の逢引の場である「出合茶屋」を開く…
やがて三人の店はお江戸で大評判になるが…
元お嬢様で強く華やかな別嬪の志摩
純情でどんな男も簡単に落としてしまう艶っぽい香
働きもので料理上手の咲
それぞれが長所を活かしながら三人で協力し店を切り盛りしてい -
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軽いコメディタッチのハートフルストーリーかと思って読み始めましたが、後半泣かされました。
コテコテの大阪のおばちゃんが主人公。
5章からなる本作は、前半3章では人生につまづき悩む20~40代の男女がおばちゃんに出会い、もう一度前を向いて自分の生き方を見つめ直す姿が描かれています。
強烈な個性でぐいぐいと距離を縮めてくるおばちゃん。初めは戸惑い、不快に感じる登場人物達ですが、遠慮なく本質を突いたおばちゃんの言葉は彼らの心に刺さり、跡を残し、気付きを与えます。
個人的には第3章の「道頓堀の転売ヤー」が沁みました。
そして4、5章でおばちゃんの半生と現在が描かれます。
前半の中でも、おばちゃんに -
Posted by ブクログ
前作の横浜コインランドリーの続編でしたので、手に取りました。
登場人物は店長の真奈や従業員の茜、クリーニング屋の充、常連客の大塚など前作でも登場されていた人々が出ています。それに加えて今作でも色々な事情や悩みを抱えている人々がお店に訪れます。
洗濯の相談を通しつつ、その人達の抱えている悩みが軽くなる道筋が見える展開ですが、この洗濯相談の内容が普段の洗濯でも使えるものです。衣服についている洗濯タグを意識せず洗うことがほとんどでしたので、今度洗濯をする前にちょっと見てみようかな?手洗いができるものを洗ってみようかな?と思いました。
また、相談に対して店長の真奈が話す事の中には心に刺さるものが多い