泉ゆたかのレビュー一覧
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代書屋で縁切り状の仕事をしているお糸。でも、この小説は、人と人との縁をつないでいく物語です。にんじん姉弟、桜の脇差、昔の母、繰り返し、奈々の縁結び の5話。泉ゆたか「母子草」、お江戸縁切り帖シリーズ№4、2023.9発行。Posted by ブクログ
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最初は少し不気味にも感じて、第1章はイマイチかなーと思いながらも読み進めてみると第2章以降はスっと話が入り込んで一気に進められました。
直吉がどんな人なのかがこれから分かってきそうで楽しみです。
個人的には最後の猫の話が面白かったかな。Posted by ブクログ -
「粗末ながら心づくしの煎茶を呑んで、茶の味を楽しむことができる今この時を大切に味わえ、というのが師の教えです。なんとも朗らかな教えでしょう。」Posted by ブクログ
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江戸時代の動物のお医者さん。
暗い過去を持つ凌雲、凌雲を支え動物たちを優しく労わる美津、友達思いの仙など出てくる人物は魅力があると思うのに、なぜか心に残らなかった。展開が読めて薄いのかなあ。
特に最終話「手放す」は、絹に言わせたい台詞があったから凌雲に判断ミスをさせたとしか思えなくて(話を簡単に聞い...続きを読むPosted by ブクログ -
202211/シリーズ2作目。キャラや動物頼みな部分も多いので、困りごとやその解決など展開が強引だったり、そのエピソード必要かな?と思うところもあるけど、基本的にはほのぼの楽しめる。Posted by ブクログ
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江戸のハズレにある茶園は、父母が営んでいた。
医学を学びに長崎へ修行に行っていた兄、松次郎が、行方不明に。
その間、相次いで両親が亡くなり、今は叔父夫婦で切り盛りしている。
密かに茶園の一角に不眠症に悩む人を対象にした「ぐっすり庵」を開業した兄の秘密は、妹の藍と、茶園の女中で千住に嫁いだお久が知るの...続きを読むPosted by ブクログ -
202012/面白かったけど、主人公のあの不思議設定はなくてもいいような。この本もだけど、最近読んだり気になったりした本はおとないちあきさんの装画が多く書店で平積されている中で目をひく。Posted by ブクログ