伏見威蕃のレビュー一覧
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複雑な物語で、様々な組織が介在しつつ進行するので、一気に読まないと(私のような記憶力がおぼつかない読者は)また振り返らないとストーリーを追えなくなってしまいます。とはいえ、一気に読んでしまう面白い物語です。
2026年3月1日(日)にこの感想を書いています。現実の世界では、アメリカとイスラエルがイランに攻撃を行い、イラン最高指導者ハメネイ師が死亡したというニュースが流れています。アメリカと中東情勢は小説で描かれる世界とさほど大きな違いはなく、不穏な空気に満ちてきているよう感じます。日本にも大きな影響がある出来事ですので、今後の動向に注目していく必要があります。
<以下ネタバレ>
本作品で、CI -
Posted by ブクログ
上巻から次いで、後半はいよいよロシアに侵入し、行動を起こす。
準備の前準備段階からすでにピンチでロシアの国内治安部隊の手を辛うじて逃れる。
終始ヤバい状況が続く中で、事態はジェントリー個人の意思に合流する形で国家を巻き込んだ大規模作戦に発展していく。
過去の作品には無いようなレベルでの、大規模な正規軍同士のぶつかり合いが描かれているのと、他メンバーとの協業が描かれている。
過去に著者が書いてきた他作品での経験が活きているのではないかと思う。
他にやることがあっても、どうでもいいと思うほどのめりこめた。過去のシリーズと比較しても最高に面白かった。 -
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待ってました!暗殺者グレイマンシリーズ。
前作のラストで恋人のゾーヤがロシア当局に引き渡されて終わったが、その続編。
生死は絶望的だとわかっていながら、自分の直感からゾーヤは生きていると思い、バルカン半島を拠点に決死の救出作戦を決行しようとするが、焦りと疲労で自暴自棄な無茶を繰り返すようになる。
(それでも立ち塞がるものを片っ端からなぎ倒すので、いつものジェントリーだと思うが)
焦るばかりでふんづまる彼のもとに救いの手を差し伸べたのはかつての仲間であるハンリーだった。
そこから戦いの舞台を北欧に移し、ロシア侵入のための作戦が始まる。
分厚いはずが、文字通り一瞬でページが進んでしまう不思 -
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Posted by ブクログ
暴力という負の行動を、社会的に正しい側で活用する、洗練されたプロフェッショナルであるグレイマンに目をつけられた悪の組織はたまったものではない。
金のためでも、復讐でもなく、ただ自らの正義感で行動するとてつもなく強い一匹狼であり、暴力にも屈しないのです。読者である我々は、そんなヒーローの活躍にカタルシスを感じることができます。今回の作品でも、予想を裏切る展開と、手に汗握る展開を楽しむことができました。
そろそろ、NETFILIXで映像化された映画の続編を作って欲しいところですが、そんな情報は得ていません。この小説で語られるアクションを映像化するには、俳優にかなりの負担を強いるため、難しいのもよく -
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マーク・グリーニー『暗殺者の奪還 下』ハヤカワ文庫。
暗殺者グレイマン・シリーズ第14弾。
ロシア国内も中国や北朝鮮のように国家機関の官憲による警邏と厳しい監視が行われていることに驚く。ロシア、中国、北朝鮮は社会主義や共産主義などではなく、救いようもない独裁主義の国家なのだ。
しかし、日本とは異なり、こうした国々がインテリジェンスに長けているのは厳しい監視と情報統制により不穏分子を排除するためなのだろう。
そんなロシアにグレイマンとザック・ハイタワー、マット・ハンリーたちが反ロシア政府組織とウクライナ軍を率いて立ち向かうのだからたまらない。
シリーズの中で一番であろう最新の軍事兵器を -
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マーク・グリーニー『暗殺者の奪還 上』ハヤカワ文庫。
暗殺者グレイマン・シリーズ第14弾。
気が付けば、シリーズは第14弾に到達。シリーズ第1弾が新装版として再刊されるのも理解出来よう。
各国の気狂い独裁者の暴挙により、きな臭くなる国際情勢。プーチン率いるロシアがウクライナへ侵攻し、習近平率いる中国は台湾や東南アジア諸国を手中に収めようと軍事行動を繰り返し、金正恩が絶対的支配を続ける北朝鮮は日本海にミサイルを飛ばしまくり、ドナルド・トラップの米国はベネズエラを攻撃し、世界は危険な情勢に陥っている。
グレイマンがロシアに潜入するならば、ついでにプーチンを暗殺し、帰り道に習近平と金正恩も成