伏見威蕃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Netflixで映画『グレイマン』を見てから、本書を手に取りました。映画と原作は全く別の作品で、それぞれ楽しめるものです。ですが、本作品に限っては、原作の方が断然面白かったです。ロバート・ラドラム氏の『暗殺者』(ジェイソン・ボーンシリーズの原作)を読んだときの高揚感に近いものがありました。これまでシリーズは10巻まで翻訳され発売されていると帯に記載があります。これは、全巻読むしかないですね。コートランド・ジェントリーという名の主人公、通称グレイマンの活躍をこれからも追いかけます。
今まで、私の中のヒーローは、イニシャルがJBでした。ジェームズ・ボンド、ジェイソン・ボーン、ジャック・バウアーです -
Posted by ブクログ
今回のテーマの中東の紛争に関しては、民族や宗教の関連もありかなり複雑なところがあって何度も読み返したりした。
特にスンニ派、シーア派の相関図は実際の歴史本なども見ながら理解して読んだ。
冒頭でのコートの盟友がラストでこいつか!って判明(暗号化されててわからない)したのと、主役のコートではなく盟友のチームのメンバーが最後目的を達したんだなと思わせる書き方が良かった。
コートが赤ちゃんに翻弄されるのかなと思ったけどそうはならなかった。
所々でコートの異常な強さがでてたけどもっと見たい。冒頭で多分暴れるのか?で最後まで引っ張ってその通りになってスッキリした。 -
Posted by ブクログ
マーク・グリーニー『暗殺者の屈辱 下』ハヤカワ文庫。
シリーズ第12弾。
小説の中ではロシアに打撃を与えることが出来るのだが、現実ではそうはいかない。
結果的にCIAを裏切ることになったグレイマンことコートランド・ジェントリーはゾーヤ・ザハロフと共に再び生命を狙われることになるのだろうか。
ジュネーブに向かう列車の中で機密情報を収めた端末を巡り、ロシアの情報機関とゾーヤ・ザハロフの銃撃戦が展開される。ゾーヤとジェントリーが再会したのも束の間。端末の秘密を握るヴェレンスキーに体当りされ、ジェントリーは110キロものスピードで疾走する列車から転落する。
主人公が簡単に死ぬ訳は無いと思う -
Posted by ブクログ
マーク・グリーニー『暗殺者の屈辱 上』ハヤカワ文庫。
シリーズ第12弾。長らく寝かせているうちに年を越し、春になってしまった。
海洋アクションあり、カーチェイスあり、銃撃戦ありと盛り沢山のスパイ・アクション冒険小説。今回はロシアの独裁政権によるウクライナ侵攻という世界情勢が関連するのでリアリティが増している。
グレイマンことコートランド・ジョントリーはロシアのオルガルヒの大型ヨットや豪華クルーザーを破壊する工作を行っていた。そんなジェントリーに突然CIAから仕事の依頼が入る。
今は敵であるはずのCIAからの依頼は、アメリカとロシアの情報機関の金のの流れを示す極秘情報が収められたデータ -
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Posted by ブクログ
感想としては最高の一言。今までの謎が解明されて一区切りという感じか。
上巻から下巻まで面白くてワクワクしながら最後まで読めた。
特に好きだったシーンは、
コートの父親との再会(とは言えないかも)シーン。感傷的になるのかなと思いきや父親を最初に見た一言に吹いたし親子揃って格好同じだし、父親もコートの父親な感じで尋問に来た警官を小馬鹿にしてるし、全然感傷的にならない。
でもこの場面の最後はしっかり感動するからとても良い。サザンロック好きになった。
あとザックとのコンビが最高だった。最強コンビ。掛け合いも面白くてザックのきょうだいって言うところが優しさあって良かった。
シリーズ重ねてどんどん面