伏見威蕃のレビュー一覧

  • 暗殺者の献身 下
    最初に興味を持ったのは、朝日新聞書評で取り上げられていた本書。いつもの仲間や上司が、いつもの調子で登場するけど、話は滅法おもしろい。恋愛要素はいらないような気もするが。4.0
  • 暗殺者の回想 下
    後半戦も文句なしに面白かった。

    ただし、前半とは逆に現在のよりも過去のエピソードの比重が多めだった、ちょっと現在のエピソードが尻すぼみ感があった。
    とは言え、過去のエピソードも展開が速く、スケールも大きかったので十分面白かった。
  • ねじれた文字、ねじれた路
    しかしアメリカ人はこういうのが好きだなぁ~。
    デニス・ルヘイン、ジョン・ハート……
    閉鎖的な田舎町、貧困、人種差別、レイプ、銃、酒、麻薬、家庭内暴力……。

    ミシシッピの田舎で友人だった二人
    白人でホラー好きで人付き合いの苦手な子と、黒人で母と二人シカゴから流れてきた野球好きの子。仲が良かったはずの...続きを読む
  • 暗殺者の追跡 下
    最初に「暗殺者の悔恨」から読んだので、これは一作前。普通にとってもおもしろい。確かにボンドやジェイソン・ボーンを本で読んでるみたい。
    更にさかのぼってみよう!4.0
  • RAGE(レイジ)怒り
    時期的には「恐怖の男」とかぶる時期もあるが、本書はトランプ本人のインタビューを17回実施したり、金正恩との親書のやりとりの公開等取材対象の材料が広がった。
    テイラーソンの就任経緯や解任、マティスの就任経緯や辞任といった重要閣僚についてはより両方の立場から描かれている。
    北朝鮮との子供っぽい罵りから、...続きを読む
  • 暗殺者グレイマン〔新版〕
    Netflixにより映画化。一部の劇場で配信前に公開されたので、先日観てまいりました。光る場面もあるのだが、大味なアクション大作といった感じ。その上で、10年ぶりに新版を再読。

    凄腕の暗殺者「グレイマン」の命を狙い、各国から刺客が放たれた! 大型映画化が実現した冒険アクションの金字塔が装いも新たに...続きを読む
  • ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生
    アメリカの元海軍大将の回顧録。出来事として、ソマリアの海賊やサダムフセインの捕獲、ビンラディンの暗殺などを当然知っているが、その背景や過程にどのような政治的な判断や作戦実行の難しさがあったのか、本書は教えてくれる。これまで知ることができなかったこうした側面をしっかりと描写されているところが、読み応え...続きを読む
  • 失われた世界
    子供の頃に読んで以来、数十年ぶりに読んだが、意外に細部まで覚えていてびっくりした。それだけ子供心に強い印象を残す良作だったということだろう。報告会での翼竜の登場と最後のダイヤのくだりはやっぱりワクワクする。
  • 黙約の凍土(下)
    ロシアの核をイランに売却するという企てが、ロシアの国家戦略ではないとしたら、どこでどう企画立案されて、承認されたのか?GRUの将校がかかわっているのに謎ですね。政府というか、国家の利益よりも、個人の利益を優先する人物あるいは集団が、ロシア政府にいるという事なのでしょうね?

    それに加えて、オプ・セン...続きを読む
  • 黙約の凍土(上)
    本作の前の作品『暗黒地帯』で、ロシア・ウクライナといういま世界を揺るがしてる地名が出てきたのは、偶然ではないんでしょうね。

    この作品は、それに続く作品。やっぱりロシアは登場します。そして他に出てくるのは、アメリカの不俱戴天の敵イラン。いやぁね、いま、アメリカが部隊のエスピオナージを書くと、そうなる...続きを読む
  • 無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争
    本書は、現代の自律型兵器に関する情報や考え方を網羅した、この分野におけるバイブルのような本だが、発行からわずか数年で、兵器がさらに進化し実用化が進んでいる。

    ウクライナ戦争においても、トルコ製無人攻撃機のバイラクタルTB2や自爆型の「神風ドローン」が活躍し、自律型兵器は戦争の帰趨を決するような存在...続きを読む
  • 暗殺者の献身 下
    ああっ。ブルーアお前もか?
    またもや米に追われることになったグレイマン。
    次に現れるのは何処か?
  • 暗殺者の献身 上
    最初から最後まで具合の悪いジェントリー。
    それでも心を通じ合えるゾーヤの元に。
    二人で危機を脱することができるのか?
  • PERIL(ペリル)危機
    こんな表紙と帯見たら読みたくならないわけがない

    もしかしたら起きていたかもしれない中国への攻撃
    ある種モンスター化したトランプを支えるスタッフ
    対するバイデンとは果たしてどういった人物であるか
    あの議会襲撃事件で現場はどんな状況だったのか
    コロナによるパンデミックという予期せぬ事態
    経済対策でのギ...続きを読む
  • PERIL(ペリル)危機
    前作に続き、トランプ政権の内幕を信じられないレベルで明らかにする内容。今回はトランプからバイデンへの政権移行期をカバーしており、1月6日のトランプ支持派による議会乱入がクライマックスになっている。トランプとその取り巻きが異常な集団である事が細かく描かれて本当に気持ち悪くなる。ちなみに今のウクライナ危...続きを読む
  • 暗殺者の献身 下
     シリーズ10作目は、オールスターキャストで面白さも抜群。

     ただ、国際情勢に疎い当方にとってストーリーのすべてを理解できているわけではないけれど、十分面白い。銃器の扱い、タクティクスの確かさ、どの場面も主人公ジェントリーを始めとした登場人物が躍動する。

     ハンドラーであるハンリーの左遷、それに...続きを読む
  • 暗殺者の献身 上
    いろんな組織がでてきて、名前と所属その他諸々の関係を頭の中で整理するのが大変。ほとんどベルリンで展開します。
  • 暗黒地帯(ダーク・ゾーン)(下)
    混とんとしている世界情勢は、本の中身も混とんとさせてしまいますねぇ。

    昔の様に善悪(一方の見方ですが)がはっきりしている場合は、話も分かりやすかったのですが、善悪が判らず、それが故に起きている事態も詳細がはっきりしないまま投入される武力。実際に起きそうだから怖い。でも、なんだか話が複雑すぎる。そん...続きを読む
  • 暗殺者の献身 下
    終末部のとある襲撃方法は、とあるハリウッド映画で観たことがあるが、活字で読んでも大迫力。タイトル通りの暗殺シーンもあって、満足しました。
  • 暗殺者の献身 上
    グレイマンシリーズ第10作目

    重篤な感染症に罹っているにもかかわらず、ジェントリーは任務を遂行します。ですがやっぱり、本調子ではないようです。とは言え、強すぎるジェントリーなので、感染症に感染した状態くらいの方が、相手にとってはハンデになって、むしろフェアなんではないかと?

    ジェントリー、ジェン...続きを読む