伏見威蕃のレビュー一覧

  • 暗殺者の正義

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    ネタバレ

    うーん、そうか、グレイマンは、やっぱりグレイマンなんだな。途中まで、グレイマン完了か?と思ったんですが、そうは行きませんね。もっとも、この作品でグレイマンで無くなったら、このシリーズの魅力は半減ですからね。

    シリーズは続きますが、もはや世界中から狙われることとなったグレイマンは、どうなるのか?

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    2018年02月11日
  • 暗殺者の飛躍 上

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    米国に戻れたグレイマン(コートランド・ジェントリー)。今回は中国人民解放軍の中国人天才ハッカーの獲得合戦に参加する(ようだ)。中国とCIA、ロシアの部隊がハッカーを拉致しようと作戦を実行する。一匹狼のイメージが強いグレイマンだが、今回は(米国に戻れているので)CIAと連携しながらチームで作戦を遂行する。まあこれも上巻だけなのかもしれないが、ちょっとイメージが変わったグレイマンも魅力的である。ハッカーの目的などは謎のままなので、下巻での展開を期待しつつ次に進む。

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    2017年11月02日
  • 暗殺者の飛躍 上

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    マーク・グリーニー『暗殺者の飛躍 上』ハヤカワ文庫。

    暗殺者グレイマン・シリーズの第6弾。緊迫感と魅力は半減した。前作でCIAのグレイマン抹殺指令が解除され、グレイマンがCIAから仕事を請け負うという在り来たりなシチュエーションのためか。

    グレイマンことコート・ジェントリーは中国サイバー戦舞台の天才ハッカー、范を奪還すべく香港に赴く。范の奪還と自らの身を守ること、かつてのハンドラー、フィッツロイの自由を獲得すべく、ジェントリーは中国総参謀部を欺くために仕事を請け負う。

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    2017年08月29日
  • 国際秩序

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    著者はニクソン大統領の大統領補佐官、レーガン大統領の国務長官を務めたキッシンジャー。本書は古代ローマ時代から現代まで世界秩序どのように形作られてきたのかキッシンジャーによる壮大な歴史書である。

    本書からはキッシンジャーの徹底的なリアリズムがうかがえる。現在の国際法はヴェストファーレン的な原則が基礎となっているが、ヴェストファーレン体制は戦争の抑止力とはならない。ここで矛盾が生じてくる。第二次大戦後の冷戦は長期化し、国連は無力であった。アメリカは中東など世界の警察の役割を果たしてきたが、さらなる混乱を生むだけであった。アメリカの正義を世界に売り込む時代は終焉したのである。

    新たな国際秩序の枠

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    2017年05月03日
  • 暗殺者の反撃 下

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    本を閉じさせない。一気に読み切った感がある。なぜ自分が「目撃次第射殺」なのか?1人の生死を1人の人物が決める。果して疑問は解消し、未来は開けるのか。面白いぞ。

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    2017年05月03日
  • 暗殺者の反撃 上

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    今までとは違って情けない主人公ではない。なぜ祖国から狙われるのか?その理由を探しに戻ってきた。見つけられるのか?

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    2017年04月30日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    「ラザフォード家の娘の行方がわからなくなってから八日が過ぎて、ラリー・オットが家に帰ると、モンスターがなかで待ち構えていた」

    いかにもミステリらしい謎めいた書き出しに興味は募るが、正直なところ犯人はすぐわかってしまう。なにしろ<おもな登場人物>に名前が出ているのが11人。ミステリのお約束として、犯人は必ずこの中にいるはず。そのうち二人の被害者は除外して、残りは九人。その中の三人が捜査関係者で一人は視点人物のサイラス。警察官が犯人というのもあるが、ここは南部のスモールタウン。みな顔見知りだ。仕事以外につきあいのない都会とは訳がちがう。

    もう一人、ラリーという視点人物がいる。登場するなり何者か

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    2017年04月25日
  • 戦場の掟

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    輸送トラックを警護中にイラクで行方不明になった傭兵、
    ジョン・コーテという魅力的なアメリカ青年の生い立ちとイラクでの生活を中心に、
    セキュリティ会社とは現実になにを目的として活動しているのか?
    傭兵とはどういった人物像でイラクに行く目的とはなにか?
    当時のイラクの治安状態は実際のところどうだったのか?
    セキュリティ会社と傭兵を取り巻く法整備の実態についてなど幅広く書かれている。
    また残された家族についても丹念に取材されていてる。

    残された家族が、安易に戦争反対と唱えることもなく、
    すべての登場人物が「戦争」という行為についての受け止め方がそれぞれ興味深い。
    ちなみに登場人物が「ニーバーの祈り

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    2017年03月28日
  • 暗殺者の反撃 下

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    グレイマンは麻薬密売所を襲撃して資金と武器を手に入れ、隠れ家も用意して情報収集を始める。一方、カーマイケルは、特殊部隊を召集、密かに外国人の暗殺部隊も投入し、グレイマンのかつての指揮官も狩りに加えた。だが、CIAの不審な動きを察知した新聞記者が調査を開始し、警察も動き始めた。CIAが放った強力な敵と闘い、調査を進めるグレイマンは、やがて驚愕の真相を知る!謎をはらんで展開する冒険アクション巨篇。

    じりじりした上巻に比べると下巻はアクション全開。ハリウッド映画が好みそうなユーモア付き。

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    2016年12月30日
  • 暗殺者の反撃 上

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    シリーズ第五作。
    “グレイマン(人目につかない男)"と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、かつてCIA特殊活動部で極秘任務を遂行していたが、突然解雇され、命を狙われ始めた。それ以来、彼は刺客の群れと死闘を繰り広げてきたが、ついに今、反撃に転じる。CIA が抹殺を図る理由を突き止めるべく、故国アメリカに戻ってきたのだ。が、それを知ったCIA 国家秘密本部本部長カーマイケルは、辣腕の女性局員を配下に入れて、グレイマン狩りを開始する!

    アクションに至るまでが、やや長いか。もっとたたみかけるようなテンポだといいのだが。下巻に続く。

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    2016年12月29日
  • 暗殺者の復讐

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    回を追うごとに良くなってきている。ドローンに追い立てられてグレイマンがあぶり出されていく。頑張れグレイマン

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    2016年12月03日
  • 暗殺者の鎮魂

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    だんだんよくなってきたぞ。自分から火種を拾ったようなもんだが神出鬼没でまさにグレイマン。次作も楽しみ。

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    2016年11月24日
  • 暗殺者の反撃 上

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    ネタバレ

    グレイマンがついに本土決戦?
    自分が殺しのターゲットにされた理由を探るためにアメリカに戻ってくる。しかし、CIAも事前にその情報を知り、圧倒的に物量で暗殺を謀る。
    すごくシンプルな構成で、ある意味、一作目の続編のような感じか。しかし、筆者の実力は格段に上がってていて、テンポのいいアクションも健在だが、ドラマ部分も多彩な人物を配しながらしっかり描きこまれていて読みごたえがある。武器や軍事兵器・組織に関しての描きこみも嫌味にならない程度にしっかりあってうまく読者の興味をそそる。
    ワシントンだけを局地戦の舞台としたので、若干アクションが少なめだけど、極上のアクション映画を見てるように楽しめた。後半ど

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    2016年11月22日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    回想によって現在までをゆっくり再構成していく思い出ミステリ。ただの友達だった二人の辿る路が次第にねじれていくのを追体験するのは面白い読み応え。主人公の一人が読書中毒でえらく感情移入しやすい…。
    途中まで、マッチョイズムというかオッサンミステリだなと辟易しかけていたけど、そういう脂ぎったものの水面下でひっそり、だけどしぶとく生き続けていた、あんまりにも繊細な思い出たちの話だった。いい。少年少女冒険文学オッサンリミックスみたいなやつ。

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    2016年08月23日
  • 暗殺者の鎮魂

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    グレイマンシリーズの第3弾。今回はメキシコが舞台となり、麻薬カルテルと戦う。過去に命を助けられたメキシコ人が殺されたのをきっかけに、故人の墓参りから巻き込まれていく。今回もグレイマン(コート・ジェントリー)のタフさに目が奪われる。特に拷問シーンはかなり酸鼻な光景だ。絶対に生き残れないような場面であるが、外部というか自分の前から敵だったやつを利用してサバイブする。少し強引なストーリー展開ではあるが、エンタテインメントとして楽しめた。このような小説は主人公がピンチに陥ってから、ピンチを切り抜けるのを楽しむのが醍醐味なので、多少の強引さには目をつぶろう。

    次作品も早く読みたい。

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    2016年04月02日
  • 暗殺者の正義

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    「暗殺者グレイマン」の続篇。前作と同様、これでもかって感じで主人公のジェントリー(グレイマン)が暴れまくる。文字だけなのにクリアな景色が頭の中で想像され、時にえげつない描写もあるが、そこを含めて楽しめる。

    政治的状況で作戦遂行者のとるべき行動が変わっていくのは、ドキドキものだ。味方が敵に、敵が味方に、生き延びるため(世界をややこしい状況に陥れないため)に知恵と体を最大限に使う物語はある種の爽快感を覚える。もちろん自分はジェントリーのような立場にはならない場所で生きているので、この物語の世界をフィクションとして楽しめる。でも、世界情勢を鑑みると、今でもこのような物語が地球のどこかで起こっている

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    2016年03月10日
  • ガイトナー回顧録 ―金融危機の真相

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    本書の著者が主張するところの、危機時における対処として、平常時のモラルを優先していけないという考え方には強く理解できる。

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    2016年02月11日
  • 戦場の掟

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    イラク戦争で従軍し、戦争後遺症を患ったアメリカの好青年が、戦争請負会社に再就職し、不幸な事件が起こるべきして起きてしまう。そして、彼と遺された遺族と交流した著者のノンフィクション。

    以下のようなポイントを丁寧な取材により描いてる。
    「イラク統治への平和的移行の失敗」
    「軍事費削減のための戦争請負会社へ依存の失敗」
    「失業者や社会的不適合者の受け皿としての戦争請負会社」

    私が、この作品に価値を感じるは、アメリカが全世界の模範たる警察の義務を果たすために派兵し、若者が外国で命を落とす事に、若者の血で賄うだけの国家・国民へのリターンを疑問視する世論が、確実にある事です。

    昔、歴史の教科書で習っ

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    2016年01月11日
  • 暗殺者の復讐

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    ネタバレ

    特に凝ったストーリーと言うわけではないのだけど、話の展開を追いながら、北欧の各国で繰り広げられるアクションがテンポよく楽しんで読める。今やジェントリーは正義の味方的な色彩が強いので、ある意味007のような感じもある。グレイマを手助けする謎の暗殺者にモサドの女性工作員が登場するがお約束の悲劇的なラストでまたもやグレイマンは一人に。ただついにアメリカに戻るのでいよいよ復讐かな?
    しかし、毎回出てくる武器や電子機器の進歩はスゴイ。このジャイロコプターのような監視兵器があればテロリストなんて簡単に殲滅できそうなんだけど。

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    2014年12月17日
  • 暗殺者の正義

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    暗殺者ジェントリーシリーズ第二弾。今度はロシアマフィアとCIAの両方からスーダン大統領の拉致と暗殺を依頼される。しかし、根がやさしいからなのか危険な目にあいそうな女性を助けたりして脱線する。どこもかしこもハラハラの連続と死体だらけは相変わらず変わりない。CIAもマフィアもあくどい度合は変わらないと思った。ずっとやさしいジェントリーのままでいてほしいけど。。。

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    2014年09月30日