あらすじ
CIAの抹殺指令が解除され、フリーランスとしてCIAの仕事を請け負うことになったグレイマンは、逃亡して犯罪組織に匿われた中国サイバー戦部隊の天才的ハッカーの行方を突き止める任務を帯び香港に赴く。中国側の目を欺くため当のハッカー暗殺を引き受ける偽装をするが……人気シリーズ怒濤の新章に突入!
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Posted by ブクログ
暗殺者グレイマンシリーズ。
前作でCIAからの暗殺指令を秘密裏に解除されたジェントリーはCIAの資産として行動を始めるようになっていた。
次の舞台は中国。
中国屈指のハッカーが軍から逃亡し、国外へ向かったため、それを保護するというミッション。
しかし、状況は複雑になり、現地のマフィア、中国共産党軍、そしてロシアの工作員も交えた戦いが始まった。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目の本作が最高に面白い。
年末に発行される「この●●がすごい」系のランキング誌で高評価は必至だ。
今までは追われる側だったCIAの仕事を請け負い、香港に飛んだジェントリーは中国、ロシアの諜報機関と渡り合う大活躍。アクションはもちろん、ストーリーもミステリーとして充分の面白さ。主人公ジェントリーの弱さを共有できる女性の登場も、ハードボイルドを損なうことはない。とにかく、先を読み急がせるストーリーと、高い技量で繰り広げられるアクションのとりこだ。
台風の2日間を本書で過ごそうと思っていたのに、1日を残して読み終えてしまった・・・。
Posted by ブクログ
グレイマンがCIAの仕事をしています。この作品までは、CIAはグレイマンを暗殺しようとしてる物語でした。前作品でアメリカに戻ってきたグレイマンが陰謀を暴き、グレイマンへの暗殺指令が中止されている状態となっています。CIAのミッションをやり遂げつつ、前ハンドラーであるフィッツロイの窮地を救わないといけない、いつものように難易度がとてつもなく高いミッションに挑んでいます。当たりくじを引いたグレイマンだが、窮地に立たされていることには変わりない状態で、下巻に続くとなりました。急いで下巻の世界に飛び込まないと、気になってしかたありません。
Posted by ブクログ
暗殺者グレイマンシリーズ
前回で一区切りつき、CIAで
心機一転働くことになったグレイマンことジェントリー(前作から一年も経ってない)
結局やってることは同じ様なことなんだけど、上巻ではあらゆる国の脅威となりうる中国人ハッカー奪還作戦が繰り広げられる。
一人きりの戦いではなくなったものの、問題点が…調整係のスーザンとのやりとりはなかなかピリつき「24」のジャックとクロエみたいな険悪な感じ(初期の感じ、なので今後多少仲は改善されてくのだろうか…)
追われる組織が減り、組織のバックアップもあって緊張感は減っているが、普通にアクションモノとして楽しめる。
今まで追われる側のみ使用していた最新機器をグレイマンが使い始めているのが面白い。
追記:ジェントリーが心機一転なのはわかるけど、読み終えた時に著者の写真が一新され、垢抜けた感じになっててにやけてしまった。おまえもかよ。下巻へ
Posted by ブクログ
時系列的には、そのまま連続した話になっています。
CIAによるSOS(見つけ次第抹殺)指令が、“非公式に”解除されたジェントリー。加えて、CIAから仕事を受け、かつては、彼自身を追うために使われていた豊富な資源を活用できるようにもなりました。それで仕事が楽になったかと言うと、どうなんでしょうね?一部はそうですが、結局はジェントリー自身が仕事をしなければならないわけですから、あんまり変わっていないのかも?
マシュー絡みの伏線が気になります。CIAに雇われたグレイマンって、なんか変ですもんね。
Posted by ブクログ
米国に戻れたグレイマン(コートランド・ジェントリー)。今回は中国人民解放軍の中国人天才ハッカーの獲得合戦に参加する(ようだ)。中国とCIA、ロシアの部隊がハッカーを拉致しようと作戦を実行する。一匹狼のイメージが強いグレイマンだが、今回は(米国に戻れているので)CIAと連携しながらチームで作戦を遂行する。まあこれも上巻だけなのかもしれないが、ちょっとイメージが変わったグレイマンも魅力的である。ハッカーの目的などは謎のままなので、下巻での展開を期待しつつ次に進む。
Posted by ブクログ
マーク・グリーニー『暗殺者の飛躍 上』ハヤカワ文庫。
暗殺者グレイマン・シリーズの第6弾。緊迫感と魅力は半減した。前作でCIAのグレイマン抹殺指令が解除され、グレイマンがCIAから仕事を請け負うという在り来たりなシチュエーションのためか。
グレイマンことコート・ジェントリーは中国サイバー戦舞台の天才ハッカー、范を奪還すべく香港に赴く。范の奪還と自らの身を守ること、かつてのハンドラー、フィッツロイの自由を獲得すべく、ジェントリーは中国総参謀部を欺くために仕事を請け負う。