伏見威蕃のレビュー一覧

  • 暗殺者の屈辱 下

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    なるほど。“グレイマン”の一大転機となる事件でしたね。

    でも、これでスッキリとCIAとジェントリーの関係が改善されるというのは、どうなのかな?まぁ、これまで命を狙われ続けていて、いつまでそう言う設定を活かしつつ、CIAの仕事もやるというややこしい状況を続けるのかというジレンマもあるんですけどね。

    いずれにしても、このシリーズの次の作品が早く読みたいです。どう、物語が変わっていくのか。

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    2024年08月04日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    一時はCIAと和解したんですが、再び、命を狙われるようになってしまいましたね。スーザンとの相性が最悪というのもあると思います。

    上巻では、再び戦いの場に引きずりだされるところまで。その裏では、裏のやり取りも進行していますが・・・。

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    2024年07月29日
  • アーマード 生還不能 下

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    ネタバレ

    主人公のダフィーは戦闘能力は高くはないが、組織のために、大きな目的の達成のために正しい判断ができるリーダーだ。

    ダフィーの能力に半信半疑だったメンバーがダフィーの的確な判断とリーダーシップに徐々に団結し、最後のガソリンスタンドでの戦いでは一糸ほぐれず見事なチームワークで窮地を脱する。

    トップダウンではなく、現場の状況に応じた柔軟な判断、相手方の状況に詳しい現地の人類学者を重用するなど、派手ではないが、正しい方向へ導こうと大きな視野を持って対応する。

    グレイマンシリーズでは、グレイマンそのものが窮地を脱するが、ダフィーはチームワークで脱する。同じ冒険小説だが、グレイマンが一匹狼タイプの孤独

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    2024年07月17日
  • 暗殺者の鎮魂

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    2024.07.01
    グレイマンの超人的な活躍は、良い意味でも悪い意味でも全開!
    さて、個人的に深く関りをもつことになり、しかも生き残ってその後の人生をどうするのかと心配しながら読み進めましたが、最後のオチにびっくり。だから宗教心の厚いメキシコだったのだなと納得。信心が薄い人にはたどり着けない地点だと思った。

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    2024年07月01日
  • 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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    遅刻してきた人間に対して、一人で考える時間を与えられたので、ありがとうなど普通は言えない。また駐車場の警備員からもらったメッセージカードに対して、アクションを取ろうとも思えない。変わった人だが、だからこそ面白い話が読めそうだと思った。著者はニューヨークタイムズのコラムニストであり、ジャーナリストだ。時事問題への守備範囲も広く、アンテナの感度も高いというわけだ。

    上下巻あるが、上巻は主にテクノロジーの加速度的進化について。ティッピングポイントは、iPhoneが登場したりと話題豊富な2007年であったと当時を回想する。私も2007年を思い出し、まだ世の中が新参者にも可能性が残されていた当時に思い

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    2024年05月06日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    アメリカの作家トム・フランクリンの長篇ミステリ小説『ねじれた文字、ねじれた路(原題:Crooked Letter, Crooked Letter)』を読みました。
    ここのところミステリ小説はアメリカの作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    デニス・ルヘイン、ジョージ・ペレケーノス、デイヴィッド・ロブレスキー絶賛。
    アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作家が贈る感動のミステリ

    ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。
    1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れ去る。
    それから25年後。
    自動車整備士となったラ

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    2024年04月03日
  • アーマード 生還不能 下

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    上巻がもたもたしてたのでどうなることかと思ったが、下巻の1/3あたりから活気付き始めた。そうなるとさすがのマーク・グリーニー。最後まで一気読みだった。上巻で放り出さないでよかった。
    メキシコの地名も人名も頭に入りにくい。

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    2024年03月15日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    ネタバレ

    前作は12年前と現在を行ったり来たりして進んでいたが、今作は現在進行形のみでいきます。短い期間に密に事件が綴られます。息詰まる展開というやつです。終結は、なんだ、やっぱりそうなのか、ということでした。それにしてもジェントリーさん、背後を護ってくれる人をもう少し増やしたほうがいいと思う。

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    2024年03月10日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前の作戦と現在とが交互に語られる。最後の最後までずっと交互に語られる。無敵のグレイマンにも苦手があったんだ。面白かったですよ! 目黒さん。

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    2024年03月07日
  • アーマード 生還不能 下

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    西シエラマドレ山脈は麻薬カルテルが勢力争いを続ける無法地帯だった。さらに、麻薬カルテルの仲介人カルドーサが和平交渉を利用し策謀をめぐらしていた。道中、アーマード・セイントの車列は、何度も予期せぬ襲撃を受ける。果たして、ジョシュらチームは交渉の地にたどり着けるのか?

    グリーニー祭りは終了。
    先日読んだ「暗殺者の屈辱」もそうだったが、どこかユーモラスなムードが感じられるのは、気のせいかな?

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    2024年03月02日
  • 暗殺者の復讐

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    暗殺者グレイマン4作目。少しずつジェントリーの性格も把握出来始めて4作目で既に虜になった。

    今回はグレイマンの小暴れ程度という感じだろうか。終始余裕がありラスボス感がすごい。ちょっとギア上げると太刀打ち出来ない感じだった。

    終盤で凍死しそうになって民間の老人に助けて貰うところが何となくグレイマンっぽくて和む。

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    2024年02月28日
  • アーマード 生還不能 上

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    民間軍事会社の警護員ジョシュ・ダフィーは、ベイルートの任務で左脚を失い、鬱屈した日々を送っていた。ある日、かつての同僚との再会から民間軍事会社アーマード・セイントの一員として復帰。メキシコ麻薬紛争の地で、再び危険な任務に身を投じる! 

    グリーニー祭り、3作目。新シリーズは、冒険小説の王道の展開。自分の弱点をいかに克服するか、下巻も楽しみ。

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    2024年02月22日
  • レッド・プラトーン 14時間の死闘

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    映画『アウトポスト』の原作本。

    アフガニスタンの辺境に設置された前哨基地でタリバン兵の強襲を受けた兵士の記録。映画だと後半1時間で描かれたタリバン兵強襲を本では9割以上をその描写に使われているから、読むと映画後半シーンの理解度が跳ね上がる。

    映画では分からない部分と文章では伝わらない部分の両方があったからセットで楽しめるのが良い。映画初見時でも壮絶な戦闘だなと思ったけど本で読むと更に壮絶で、本を読んだ後に映画を見るとちょっとあっさりし過ぎと感じてしまう。

    改めて本で読んで「危機を予測して備え、緊急時の制限がある中でそれぞれができることを実行する」っていうのが規模は違えど非常災害対応に通じ

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    2024年02月20日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    フリーのエージェントとなった元SVR(ロシア対外情報庁)将校ゾーヤは、データ端末を持つスイスの銀行家とともにジュネーヴに向かう列車に潜んでいた。だが、銀行家を追うマタドールらGRU工作員の襲撃を受ける。激しい戦闘の最中、ゾーヤはかつての盟友ジェントリーと邂逅する。果たしてジェントリーとゾーヤはこの戦いを勝ち抜くことができるのか!? 

    列車内のアクションは、かなり読み応えあり。

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    2024年02月18日
  • 暗殺者の屈辱 上

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    暗殺者グレイマンことコート・ジェントリーは、ターゲットになっているはずのCIAから依頼を受ける。自由と引き換えに、米露両国の極秘情報を収めたデータ端末を確保する任務に就くジェントリー。だが、セントルシア島でGRUの工作員マタドールに先を越され、あと一歩のところで任務に失敗してしまう。ジェントリーは汚名を晴らすべく、端末を追ってヨーロッパに渡るが……。

    シリーズ第12作。ロシア・ウクライナ戦争下の世界を舞台に、逃亡と追跡の物語は下巻に続く。

    昨日、書店の店頭で偶然見つけた、早川書房営業のK氏作成のフリーペーパーはなかなか楽しい。

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    2024年02月10日
  • 暗殺者の正義

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    グレイマンシリーズ二作目。作戦実行の為に旧上司とのやり取りが面白くその後の展開が気になる。

    ボロボロになってもきっちり仕事を完遂するグレイマンかっこいい。

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    2024年02月09日
  • 暗殺者の回想 下

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    12年前、ゴルフ・シエラに加入したジェントリーはテロ組織KRF(カシミール抵抗戦線)の副司令官の情報を得るべく、屈強なチームの面々とパキスタンへと向かった。だがKRFは大規模な陰謀を進行させており、彼らはそれに巻き込まれる――そして現在、ジェントリーは拉致された仲間の救出と、過去の因縁に決着をつけるため、インドのムンバイに赴く。そこには恐るべき計画が……。

    後半の過去パートが迫力満点。ゴルフ・シエラ単独の物語も読んでみたい。

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    2024年01月29日
  • 暗殺者の屈辱 下

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の屈辱 上

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     裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。

     息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。

     本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。

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    2024年01月28日
  • 暗殺者の回想 上

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    暗殺者グレイマンことジェントリーは、依頼を受けてアルジェリアのトルコ大使館へ潜入した。パキスタンの情報機関員を探るこの任務には、彼にとってある目論見があった。12年前、CIAの特殊活動部地上班であるゴルフ・シエラの一員だったときに関与した南アジアの事件にまつわる情報の獲得だ。そんな彼の前に「死んだはずの男」が現われ……。

    シリーズ第11作。12年前と現在の描写が交互に出てくるが、それぞれに読ませる。

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    2024年01月21日