あらすじ
暗殺者グレイマンことコート・ジェントリーは、ターゲットになっているはずのCIAから依頼を受ける。自由と引き換えに、米露両国の極秘情報を収めたデータ端末を確保する任務に就くジェントリー。だが、セントルシア島でGRUの工作員マタドールに先を越され、あと一歩のところで任務に失敗してしまう。ジェントリーは汚名を晴らすべく、端末を追ってヨーロッパに渡るが……。冒険アクションの最高峰、シリーズ最新作
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Posted by ブクログ
グレイマン 第12作目
ゾーヤが精神的、身体的にひどい状態に
ゾーヤとジェントリーがまたどこで交差するのかを楽しみ、2人がどうなるのか、スーザンも気になるし、アンジェラも気になるし、最後まで気が抜けない
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ゾーヤがアル中になってる。ショック!
ハンリーは本当に島流しになっててちょっと笑った。
序盤は色々入り乱れてて目的が散漫だったけど、上巻の終盤でみんなが同じ列車に集結して後半へ!期待大!
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マーク・グリーニー『暗殺者の屈辱 上』ハヤカワ文庫。
シリーズ第12弾。長らく寝かせているうちに年を越し、春になってしまった。
海洋アクションあり、カーチェイスあり、銃撃戦ありと盛り沢山のスパイ・アクション冒険小説。今回はロシアの独裁政権によるウクライナ侵攻という世界情勢が関連するのでリアリティが増している。
グレイマンことコートランド・ジョントリーはロシアのオルガルヒの大型ヨットや豪華クルーザーを破壊する工作を行っていた。そんなジェントリーに突然CIAから仕事の依頼が入る。
今は敵であるはずのCIAからの依頼は、アメリカとロシアの情報機関の金のの流れを示す極秘情報が収められたデータ端末を確保することであり、それはロシア・ウクライナ戦争の停戦協定に影響を及ぼすものでもあった。
このデータ端末を巡っては、あのゾーヤ・ザハロフも別組織からの依頼で動いていた。ジェントリーは端末を手に入れようと行動を起こすが、セントルシア島でロシア軍の情報機関GRUの工作員ルカ・ルデンコに先を越されてしまう。
ジェントリーは汚名をそそぐべく、データ端末を追ってヨーロッパに渡る。
その頃、機密情報が収められた端末はゾーヤが手にしていた。端末の行方を追うロシアの情報機関とジェントリー。
本体価格1,100円
★★★★★
Posted by ブクログ
今回はグレイマンことジェントリーがロシアオルガリヒの豪華ヨットを沈める作戦を行うところから始まる。
そのスタートから想像できるように、今回はロシアがウクライナに侵攻した現在の世界が舞台である。
ただし、パラレルワールドのような設定になっており、西側諸国はロシアに経済制裁を施しながらも、制裁解除して国交正常化に向かおうとしているという国際情勢の話。
そんな世界情勢の中で世の中が不条理、不義理に動いていることにやるせなさを感じているジェントリー。
そんな彼の元にある情報が舞い込む。
それはロシアから西側諸国に流れ込む諜報員向けの金の流れを追いかけたものだった。
国のためになると思い、任務を受けるジェントリー。
しかしそこにはもちろんロシアの諜報部門も動き始めており。。
前作同様、アクションやスピード感はピカ一で面白い。
今までの作品以上に時間的に追われている感じが良かった。
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今作は、海中でのアクションからスタート。
グレイマンは陸上のみならず、海中でも強い!!
さらに、疾走する列車内での闘いもハラハラドキドキ・・・映像化が待ち遠しい。
かたや、愛するゾーヤは酒とドラッグに犯され・・・、
後半に続く・・・
Posted by ブクログ
一時はCIAと和解したんですが、再び、命を狙われるようになってしまいましたね。スーザンとの相性が最悪というのもあると思います。
上巻では、再び戦いの場に引きずりだされるところまで。その裏では、裏のやり取りも進行していますが・・・。
Posted by ブクログ
暗殺者グレイマンことコート・ジェントリーは、ターゲットになっているはずのCIAから依頼を受ける。自由と引き換えに、米露両国の極秘情報を収めたデータ端末を確保する任務に就くジェントリー。だが、セントルシア島でGRUの工作員マタドールに先を越され、あと一歩のところで任務に失敗してしまう。ジェントリーは汚名を晴らすべく、端末を追ってヨーロッパに渡るが……。
シリーズ第12作。ロシア・ウクライナ戦争下の世界を舞台に、逃亡と追跡の物語は下巻に続く。
昨日、書店の店頭で偶然見つけた、早川書房営業のK氏作成のフリーペーパーはなかなか楽しい。
Posted by ブクログ
裏表紙の登場人物一覧を見ると、それぞれの表情が脳内で動き出す。僕の中では頂点に近いほど、本シリーズの大ファンだ。
息をつかせないタクティカルアクションは上巻から下巻まで徹頭徹尾貫かれている。また、実在の人物を思わせる設定も興味を掻き立てる要素の一つだ。使用される銃器が新しいものに変わっているので、ミリタリーマガジンで勉強しないといけないな。
本作「暗殺者の屈辱」は帯にも書かれるように、まさに転換点となる内容だ。登場人物の入れ替わりがあり、大きく状況が変わる予感だ。一気読みした瞬間から次回作を期待してしまう、期待を裏切らないシリーズだ。