伏見威蕃のレビュー一覧

  • ねじれた文字、ねじれた路

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    題名になっている「ねじれた文字」の由来となっているミシシッピという土地が生み出した物語。出口のないような濃密な空気感に包み込まれています。その息苦しさは白人と黒人、ふたりの少年の運命にも複雑に絡みついていきます。そして、悲惨な事件が。果てしない孤独を受け止める悲しみ、頑なに過去から目をそらす悲しみが重なり合いながら、しかし、救いのラストへ。アメリカ南部ならではのストーリーだとは思いますが、本と野球、少年たちの心は普遍的だとおもいました。

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    2012年02月05日
  • テロ資金根絶作戦

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    F・フォーサイスに近いかなー。

    元軍人が書いただけに、随所に軍人心理が出てきます。

    ★粗筋★
    元SASのマット・ブラウニングは、MI5からある依頼を持ちかけられる。過激派テロ組織アルカイダの資金源となる財宝を載せた貨物船を襲撃するというもの。
    完全非公式な任務により、強奪した財宝は全て自分のものになることを聞かされ、借金まみれのブラウニングは承諾してしまう。
    しかし、次々と襲いかかってくる罠。
    ブラウニングは窮地を脱することができるのか!?

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    2012年01月18日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    このミスでもランクインしていたし、ミステリの範疇に入るのだろうが、読みどころはそこではない。米南部ものとして秀逸であり、それ以上に「孤独」を描いた小説として胸に迫る。

    ティーンエイジャーの頃少女を殺した疑いをかけられたまま、四十一歳まで一人で生きてきたラリー・オット。その生活のディテールが冒頭で語られる。序盤はなかなか物語に乗れなかったが、次第に引き込まれていって途中で再度冒頭を読み返し、悲哀が胸に広がった。

    ヒーローは登場しない。気の利いた会話のやりとりがあるわけでもない。かっこいい女性は出てくるけどこれ見よがしではない。「アメリカ探偵作家クラブ賞」と聞いて思い浮かべるツボをほとんどはず

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    2011年12月15日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(下)

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    上、中と読み続けてきていよいよ最後の下巻。

    今回は、多くを、フラットではない世界を描いたものだった。
    テロリズムの世界などが同じような技術を異なる方向に利用していることの分析も情報収集量の多さと論理展開の強固さに読み入ってしまった。

    様々な技術の進展や政治・経済の変化、そして発想・創造により、先進国ではない多くの国や地域でも、さらには、普通の市民でもビジネスの世界での重要なプレイヤーになることができることをずっと語られていた。
    この巻ではフラットではない世界についても課題も挙げられているが、そのような世界への不安を残しつつも、世界はもっとフラットになっていくのだと思う。

    上中下巻を通して

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    2011年11月13日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    胸に染みる小説。
    暗くて辛い話だし、もっと悲惨な展開になる可能性もあったと思う。「甘いよ~」と言うひともいるかもしれない。
    それでも、わたしはこの終わり方が好き。
    読後感もいいです。

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    2011年11月10日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    ネタバレ

    人種の壁を背景にした南部アメリカが舞台のほろにが友情ストーリー。

    序盤が入り込めなくて辛く感じた。
    が、物語が見えてくれば、ラリーに沁みついた悲哀、サイラスの抱える罪悪感と、2人が年期に直面した人種の壁をめぐる微妙な葛藤が読みごたえを与えてくれる。必ずしも「黒人=虐げられる対象」ではないところも興味深い。

    物語の発端となっている事件自体はご都合主義的にとってつけられた展開で幕を閉じるが、要するにそこは推しのポイントではなく、過去の事件に端を発するラリーとサイラス、2人の心理をめぐる展開が読みどころと感じた。

    ■このミス2012海外8位

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    2011年12月18日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    今の日本、会社、そして自分自身がおかれている状況を深く考えさせられる内容だった。

    この世界を生きていくために必要なバリューは何なのか。世界中の国々や人々が得ようとしているスキルは何なのか。

    基礎的な学力(特に数学、語学)をしっかりと身につけて、良く本を読み、常に努力し続け、自分や会社や国の成長を考えるような人になる必要があると感じた。

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    2011年10月16日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    まだ、上巻のため、通しでの感想ではない。
    気になったのは、ビジネス(のみならずなのかもしれないが。)において、地域・人種・どこの国の人なのかに限らず、等しく、戦う・鎬を削る世界になってきており、そうやって本当にビジネスに接している人が多くいるのだということ。
    今の職種や職場がゆるいだなんて決して思っていないし、世界をも意識して(かなり嘘くさい・・)働いているつもりではあるが、この本で描かれている世界とは程遠いようだ。

    これまでも多くのビジネス関連の書籍で、”フラット化”を意識せられてきたが、やはり本家のパワーは圧倒的であった。
    中巻、下巻が楽しみ。
    (ただ、長くて読むのが大変。ちょっと違うの

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    2011年09月24日
  • 暗殺工作員ウォッチマン

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    IRAに潜入した工作員が裏切り、MI5の幹部を暗殺している。SAS大尉テンプルに出された極秘指令は、この工作員「ウォッチマン」を抹殺することだった。
    いつものSASものに、スパイ小説の風味も加わってなかなかの仕上がりでした。

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    2011年09月22日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    謎がある、犯罪もある。解決に向かおうとする。だから、これはれっきとしたミステリには違いない。
    しかしそれ以上に、孤独についての物語、と言えるだろう。

    「ミスティック・リバー」を彷彿とさせるなあ…などとも思っていたら、最後の謝辞にデニスル・ヘインの名も。

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    2011年09月19日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネタバレ

    本書を一言で表すと・・世界のバリュー創出の指揮系統は垂直から水平に変わった。一人の知恵よりも多数の知恵の方が優れており、独り占めせずに水平に反応するシステムを創り上げれば、より良いものが作れる。といったところだろう。バブル崩壊後の不況によって、企業はアウトソーシングやオフショアリングを進めた。その結果、グローバリゼーションは加速した。三重の集束(テクノロジー、プラットホーム、リソース)のおかげで、フラット化した世界の新プラットホームは、壁と屋根と床を実質上、一気に吹っ飛ばした。つまり、光ファイバーとインターネットとワークフロー・ソフトウェアが世界を結ぶと、共同作業を阻んでいた壁が吹っ飛ばされた

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    2011年03月05日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ・フラットな世界では絶対に整理しなければならないことがある。それは「誰が何を所有するのかということだ」→知的財産権における法的整備の重要性を説いている。最後のフロンティアであるアフリカでも必ずこの法的整備が求められる。日本がそのグローバルスタンダードを作ることで世界でのプレゼンスを高めることもできるはず。

    ・特定の分野では過渡期があって発展途上国で賃金が下がる可能性があるが、世界経済全体のパイが大きくなりつつある限り、こうした低下が恒久的であるか、あるいは全体に広がると断定できる理由は何もない。→「労働塊」説の否定。労働の量は一定不変ではなく、様々な発明やイノベーションにより、その量は増大を

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    2011年03月22日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネットワークインフラの充実によるインターネット環境の充実、ビジネスプロセスの構築、アウトソーシングの進行による新興国の台頭。おもにこの3つの収束によってビジネスへの参加者が増加し、競争が激化しているよう。本の中ではフラット化、開かれた競技場ができたという表現がされている。

    世界でこんなことが進んでいるのかを実感する本。自分の仕事も別の人にとって変わられるかもしれないという可能性を知っておくことは大事だと思う。

    例が長いのと、インターネット関連はなまじ知っているだけに飛ばし読みもしていた。ただ、本の中で出てくる米UPSのビジネスには驚いた。そこまでやってるとは。

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    2011年01月12日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ネタバレ

    フラット化する社会で(アメリカが)どうやって生き残るか?今のままでいいのか?という内容。アメリカが指摘されている問題は日本でも当てはまるもの。インドや中国は教育に力を入れている、アメリカ人はその点かつてほどの熱意がない!というのは日本には耳の痛い話。勉強しなきゃいかんなぁ。

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    2010年12月21日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    世界のフラット化の原因を説明した上巻に続き、中巻はどんな人が求められているかです。

    要するに、物理的な距離を越えたフラットな世界では、簡単な仕事はどんどん人件費が安いほうに流れるので、より複雑な仕事をできるように自分を高めていくしかない…という話。

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    2010年11月02日
  • アーマード2 極限死境 下

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    なんとなくありがちな感じで、アクション次々てんこ盛り。場面が短く畳み掛けてくるので読みやすい。それにしても前作の記憶は何処?

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    2025年10月01日
  • アーマード2 極限死境 上

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    前作でアーマード・セイント社に騙された形でメキシコでの警備業務を命からがら遂行したダフィー。

    一躍有名になり、レベルアップした仕事に就く。

    夫婦でガーナの大使館で働くことになり、そこで裏で中国が暗躍するクーデター計画に巻き込まれる。

    ストーリーがしっかりしており、トム・クランシーの再来とはよく言ったものだ。

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    2025年09月18日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

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    ウォーターゲート事件すっぱ抜いたジャーナリストらしい。まじか。まだ現役なんか。

    三つの戦争とは、ウクライナと、イスラエルと、トランプ。

    これは、その三つの戦争に向かい合ったジョーバイデン全米国大統領と、そのスタッフの戦いの記録。
    トランプ現大統領の放言と、バイデン前大統領の、ヤバいおじいちゃんみたいな報道しかされてないからかなり偏った印象であったのだが、むしろ、バイデン氏が後8歳若かったらまた随分変わっていたのではないかと思った。

    ここまでやばかったんか。
    つか、米国のトップは、こういう紙一重のところを常に判断して切り抜けて行かなあかんねん。これが、大国か。

    うん。トランプ氏は必然であ

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    2025年07月09日
  • アーマード 生還不能 下

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    ★3.5

    まぁ、予想通りというか、そうならないと怒るよ、というか、最後の方で絶体絶命の状態に陥りながらも、なんとか主人公のジョシュは生還という結末でした。

    それはそれとして、仲介人のカルドーサですが、これは想像以上の設定でしたね。そう言う設定なのかと。何が彼を仲介人にしたのかが謎ですが、それは明らかにならなそうです。

    あと、ギャビーことガブリエラ・フローレス博士。私の頭の中では、40代程度で、低めの声の女性像が出来上がっていたのですが、本書の最後に見違える姿をしている描写がされているので、もっと若い設定だったのかもしれません。

    これは、シリーズとして続くのかなぁ。難しいような気もします

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    2025年06月15日
  • アーマード 生還不能 上

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    グレイマンの作者による新シリーズ。

    まだ、ちょっとこなれていない感じもします。グレイマンシリーズでは、基本的に一人行動でしたが、この作品では家族もちの主人公なので、家族をめぐる主人公の描写がちょっとどうかなという感じがしました。

    上巻は、まだ物語の触り。下巻で本格的な戦闘に巻き込まれるんでしょうね。

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    2025年06月09日