伏見威蕃のレビュー一覧

  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    今の日本、会社、そして自分自身がおかれている状況を深く考えさせられる内容だった。

    この世界を生きていくために必要なバリューは何なのか。世界中の国々や人々が得ようとしているスキルは何なのか。

    基礎的な学力(特に数学、語学)をしっかりと身につけて、良く本を読み、常に努力し続け、自分や会社や国の成長を考えるような人になる必要があると感じた。

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    2011年10月16日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    まだ、上巻のため、通しでの感想ではない。
    気になったのは、ビジネス(のみならずなのかもしれないが。)において、地域・人種・どこの国の人なのかに限らず、等しく、戦う・鎬を削る世界になってきており、そうやって本当にビジネスに接している人が多くいるのだということ。
    今の職種や職場がゆるいだなんて決して思っていないし、世界をも意識して(かなり嘘くさい・・)働いているつもりではあるが、この本で描かれている世界とは程遠いようだ。

    これまでも多くのビジネス関連の書籍で、”フラット化”を意識せられてきたが、やはり本家のパワーは圧倒的であった。
    中巻、下巻が楽しみ。
    (ただ、長くて読むのが大変。ちょっと違うの

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    2011年09月24日
  • 暗殺工作員ウォッチマン

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    IRAに潜入した工作員が裏切り、MI5の幹部を暗殺している。SAS大尉テンプルに出された極秘指令は、この工作員「ウォッチマン」を抹殺することだった。
    いつものSASものに、スパイ小説の風味も加わってなかなかの仕上がりでした。

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    2011年09月22日
  • ねじれた文字、ねじれた路

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    謎がある、犯罪もある。解決に向かおうとする。だから、これはれっきとしたミステリには違いない。
    しかしそれ以上に、孤独についての物語、と言えるだろう。

    「ミスティック・リバー」を彷彿とさせるなあ…などとも思っていたら、最後の謝辞にデニスル・ヘインの名も。

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    2011年09月19日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネタバレ

    本書を一言で表すと・・世界のバリュー創出の指揮系統は垂直から水平に変わった。一人の知恵よりも多数の知恵の方が優れており、独り占めせずに水平に反応するシステムを創り上げれば、より良いものが作れる。といったところだろう。バブル崩壊後の不況によって、企業はアウトソーシングやオフショアリングを進めた。その結果、グローバリゼーションは加速した。三重の集束(テクノロジー、プラットホーム、リソース)のおかげで、フラット化した世界の新プラットホームは、壁と屋根と床を実質上、一気に吹っ飛ばした。つまり、光ファイバーとインターネットとワークフロー・ソフトウェアが世界を結ぶと、共同作業を阻んでいた壁が吹っ飛ばされた

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    2011年03月05日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ・フラットな世界では絶対に整理しなければならないことがある。それは「誰が何を所有するのかということだ」→知的財産権における法的整備の重要性を説いている。最後のフロンティアであるアフリカでも必ずこの法的整備が求められる。日本がそのグローバルスタンダードを作ることで世界でのプレゼンスを高めることもできるはず。

    ・特定の分野では過渡期があって発展途上国で賃金が下がる可能性があるが、世界経済全体のパイが大きくなりつつある限り、こうした低下が恒久的であるか、あるいは全体に広がると断定できる理由は何もない。→「労働塊」説の否定。労働の量は一定不変ではなく、様々な発明やイノベーションにより、その量は増大を

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    2011年03月22日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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    ネットワークインフラの充実によるインターネット環境の充実、ビジネスプロセスの構築、アウトソーシングの進行による新興国の台頭。おもにこの3つの収束によってビジネスへの参加者が増加し、競争が激化しているよう。本の中ではフラット化、開かれた競技場ができたという表現がされている。

    世界でこんなことが進んでいるのかを実感する本。自分の仕事も別の人にとって変わられるかもしれないという可能性を知っておくことは大事だと思う。

    例が長いのと、インターネット関連はなまじ知っているだけに飛ばし読みもしていた。ただ、本の中で出てくる米UPSのビジネスには驚いた。そこまでやってるとは。

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    2011年01月12日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    ネタバレ

    フラット化する社会で(アメリカが)どうやって生き残るか?今のままでいいのか?という内容。アメリカが指摘されている問題は日本でも当てはまるもの。インドや中国は教育に力を入れている、アメリカ人はその点かつてほどの熱意がない!というのは日本には耳の痛い話。勉強しなきゃいかんなぁ。

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    2010年12月21日
  • フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(中)

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    世界のフラット化の原因を説明した上巻に続き、中巻はどんな人が求められているかです。

    要するに、物理的な距離を越えたフラットな世界では、簡単な仕事はどんどん人件費が安いほうに流れるので、より複雑な仕事をできるように自分を高めていくしかない…という話。

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    2010年11月02日
  • アーマード2 極限死境 下

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    なんとなくありがちな感じで、アクション次々てんこ盛り。場面が短く畳み掛けてくるので読みやすい。それにしても前作の記憶は何処?

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    2025年10月01日
  • アーマード2 極限死境 上

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    前作でアーマード・セイント社に騙された形でメキシコでの警備業務を命からがら遂行したダフィー。

    一躍有名になり、レベルアップした仕事に就く。

    夫婦でガーナの大使館で働くことになり、そこで裏で中国が暗躍するクーデター計画に巻き込まれる。

    ストーリーがしっかりしており、トム・クランシーの再来とはよく言ったものだ。

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    2025年09月18日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

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    ウォーターゲート事件すっぱ抜いたジャーナリストらしい。まじか。まだ現役なんか。

    三つの戦争とは、ウクライナと、イスラエルと、トランプ。

    これは、その三つの戦争に向かい合ったジョーバイデン全米国大統領と、そのスタッフの戦いの記録。
    トランプ現大統領の放言と、バイデン前大統領の、ヤバいおじいちゃんみたいな報道しかされてないからかなり偏った印象であったのだが、むしろ、バイデン氏が後8歳若かったらまた随分変わっていたのではないかと思った。

    ここまでやばかったんか。
    つか、米国のトップは、こういう紙一重のところを常に判断して切り抜けて行かなあかんねん。これが、大国か。

    うん。トランプ氏は必然であ

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    2025年07月09日
  • アーマード 生還不能 下

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    ★3.5

    まぁ、予想通りというか、そうならないと怒るよ、というか、最後の方で絶体絶命の状態に陥りながらも、なんとか主人公のジョシュは生還という結末でした。

    それはそれとして、仲介人のカルドーサですが、これは想像以上の設定でしたね。そう言う設定なのかと。何が彼を仲介人にしたのかが謎ですが、それは明らかにならなそうです。

    あと、ギャビーことガブリエラ・フローレス博士。私の頭の中では、40代程度で、低めの声の女性像が出来上がっていたのですが、本書の最後に見違える姿をしている描写がされているので、もっと若い設定だったのかもしれません。

    これは、シリーズとして続くのかなぁ。難しいような気もします

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    2025年06月15日
  • アーマード 生還不能 上

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    グレイマンの作者による新シリーズ。

    まだ、ちょっとこなれていない感じもします。グレイマンシリーズでは、基本的に一人行動でしたが、この作品では家族もちの主人公なので、家族をめぐる主人公の描写がちょっとどうかなという感じがしました。

    上巻は、まだ物語の触り。下巻で本格的な戦闘に巻き込まれるんでしょうね。

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    2025年06月09日
  • 暗殺者の反撃 下

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    CIAから追われていた元CIAのグレイマンが「俺なんでいのち狙われてるの?」ってCIA本拠地に聞きに行くとドンパチ始まっちゃうという暗殺者の反撃のお話し。

    というかグレイマンが最初に武器を手に入れようって、騒ぎを起こすところから始まり、CIAの不穏な動きに気付くメディア、グレイマンを殺したいCIAの諜報員、殺したくないCIA諜報員、陰謀が渦巻くなか、圧倒的なアクションが展開される。

    楽しい時間を過ごせます。

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    2025年06月07日
  • 戦場の掟

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    ネタバレ

    イラク戦争で注目され出したある民間軍事会社を追ったルポ。ウクライナ戦争ではロシアの会社が最前線で戦闘を行っていたが、出始めのこの頃は用心警護や輸送車列コンボイの護衛が主だったようだ。コンボイの護衛といえど危険度は高く一般人や警官を装った武装組織に頻繁に襲撃をうけ時には拉致され拷問を受け身代金や政治取り引きの材料とされる。著者の取材した会社も護衛任務中に数名拉致され行方不明となる。戦場で一番厄介なのは敵の正体存在がはっきりしないことだろう。疑心暗鬼に駆られたチームは軍隊ならあるはずの厳しい交戦規定という枷が機能せず疑わしきはすぐさま実力排除していく。巻き込まれる地元住民は当然反発し復興支援国への

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    2025年05月31日
  • 暗殺者の屈辱 下

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    ヨーロッパを走る列車の中〜車両の上での闘いや、最後の飛行場格納庫内での銃撃戦など、ますます映像化したらさぞかし賑やかそうになってます。ストーリーはいつもどおり安心して楽しめますが、今回は少し長く感じてしまったかな。やはりチームで動くとなると、移動や作戦展開などの描写がどうしても長くなり、それが少しだれた印象になったかな。
    いずれにしても、ジェントリーがこんなふうになるとはね。最後は「暗殺者の熱愛」だよ。3.5

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    2025年05月03日
  • AI覇権 4つの戦場

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    21世紀は半導体の覇権を握る国が覇権を獲得すると「半導体戦争」と言う本を読み思っていたが、覇権を取るにはどうやらAIも先頭を走らないと獲得出来ない。

    その21世紀の覇を狙うのは二大超大国アメリカと中国。この本が出版されたのが去年5月、この本では将来的にAIの発展速度及びAIが人を超えるシンギュラリティーの予測はまだ出来ないと記していた。
    出版後に中国の企業が発表した格安高性能AIディープシークは、まさに衝撃だった。最先端半導体チップを使わず型落ちのチップでオープンAIとNVIDIAにとんでもないショックを与えた。アメリカ政府も衝撃を受けただろう、なぜならこの本の後半を締めたAIを軍事にも利用

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    2025年04月17日
  • 失われた世界

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    めちゃくちゃおもろかった!100年前の小説とは思えないスリル!そして、魅力的な登場人物たち!さすが、コナン・ドイルやー!まだSFって言葉がない時代にこんな面白いSF冒険活劇を書いてたとはねぇ。

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    2025年04月14日
  • WAR(ウォー) 3つの戦争

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     「ウォーターゲート事件」でピューリッツァー賞を受賞した、ワシントンポスト紙の元記者、元編集者(現在はアソシエイト・エディター)、ボブ・ウッドワードの本。陰謀論ではない、いわゆる一次情報というやつだ。
     
     トランプが盗まれたと主張する2020年の大統領選における議事堂襲撃、アフガニスタンからの米軍撤退時のバイデンの大失態、ロシアのウクライナ侵攻直前のバイデンの失言、、、当時の状況がよくわかる手記である。しかしながら、既に公の事実でありながら、大手メディアが報じないハンター・バイデンのウクライナでの汚職とそれに関わるバイデン一家、ミンスク合意についてのメルケルの暴露話、1月6日の議事堂襲撃の際

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    2025年03月16日