伏見威蕃のレビュー一覧
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率直に言えば、本書を読んで何かドナルド・トランプという人間について新たな洞察が得られたかといういえば、答えはNoである。ただし、いわゆる”鳥頭”であるドナルド
・トランプの狂気の沙汰を食い止めるために、周囲が繰り広げた官僚的反逆は、究極のスラップスティックとして映る。
例えば、韓国との軍事同盟を破棄しようとするドナルド・トランプを止めるために、こっそりと草案の文書を捨てようとする周囲の努力は涙ぐましい。”鳥頭”たなるドナルド・トランプにとって、目につく書類がなければ、その問題を思い出すことはないからだ。
そういう点で関心したのは、就任後、初の軍事作戦で亡くなった兵士の家族に向けた言葉であっ -
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ネタバレ暗殺者グレイマンシリーズ続編。シリーズを追いかけるかどうか悩んでいたはずだが、忘れて読んでしまった(笑
前作もそうだったが、アクションシーンは上手い。敵側をとんでもない雑魚扱い(ショッカー隊員のように使い捨て)するキラいはあるものの、後半にでてくる街中のブラックホークダウン的戦闘シーンは圧巻で読みごたえあり。
そう、戦闘とアクションシーンだけに集中して読めれば、この本はそれでいいのだ。暗殺者が使命を忘れてヒューマニズムに目覚めたらアカンやろとか、グレイマンが相変わらず悪目立ちしてるとか、大領領に固執しといてその扱い?とか、国際刑事裁判所はほったらかしかーいとか、そういうのは全て置いておくこ -
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パート1 熟考
・遅刻してくれてありがとう
パート2 加速
・2007年に一体何が起きたのか?
・ムーアの法則
・スーパーノバ
・市場
・母なる自然
パート3 イノベーティング
・とにかく速すぎる
・AIをIAに変える
著者は、トーマス・フリードマンで、代表作は『フラット化する世界』など。
プロの物書きが、現在進行形で世の中で起きている事をコラムとして書き連ねた物という印象。
この、十数年、いや、2007年から起きたテクノロジーの大加速に驚愕しつつも、直近で何が必要で、自分の子供の世代で何が必要となるのかについて筆者の視点からのメッセージが書かれている。
個人的に面白いと思ったのは、 -
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今は誰でもキーボードを叩くだけで歴史を創れる
2007年は歴史の当たり年
ムーアの法則 王様とチェス盤と米の昔話と同じ
テクノロジーは自らを土台とする仕組み スピードが加速する
スーパーノバ
言語を統計的手法で学習する
電話番号は時代遅れになる
ビッグシフトは労働力である限り学び続けることを要求する
株取引のアルゴリズムは乱高下があると完全にてをひく 暴落に繋がりやすい
高い人工増加率は教育や経済的向上に追いつけない 高齢か問題より深刻
女性の教育と避妊具で人工増加は抑えられる
パドルを水のなかに入れたままにしない パドルは舵ではない 急流て安定を高めるには流れより速く進もうとすること -
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ネタバレ「フラット化する世界」のような名作を書いてしまうとやはり後が難しいのだろうか。悪くはないが良くもない、という感じ
ムーアの法則通りのコンピュータ速度の進化、著者が「スーパーノバ」と呼ぶインターネットやクラウドの時代。人間と社会はこれまでずっと、だいたいにおいて変化に着実に適応してきたが、テクノロジーの変化は急激に加速し、それらの変化をほとんどの人間が吸収できる平均的な速度を超えてしまった。
少し立ち止まる瞬間が必要なんではないだろうか?待ち合わせの時に相手が遅れてくると、その間、色々と考え事もできてありがたい、というところからタイトルはとられている。
・人々はどんどんいらだっている。ウォ -
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題名だけみて、意味がわかりませんでしたが、「この忙しい世の中、相手の遅刻によってもたらされた時間は『考えるため』に有り難い時間である。
そんな意味が題名込められているようです。
中身は、今の言う世の中が、これまでにどう変わって来て、これからどう変わっていくのかについて実例を挙げて様々な視点で書かれてますが、正直私には難しかったようです。
言わんとしていることは分かるのですが、訳がしっくり来てない感じがします。(疲れが溜まってて、頭がうまく働かないと言う身体的もあるかもしれません)
とは言え、言いたかったこと、
この忙しく速さも求められる時代、しっかりと「考える」ことが大事であることは -
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クリス・ライアンのシリーズの中では家族愛がテーマとなっている比較的ストレートな作品である。邦題があまりに酷いので作品が突飛な兵器ものと勘違いされる向きもあるので補足するが、打倒サダム・フセインを掲げた第二次イラク戦争が核兵器開発だけではなく、イラクにおける常温核融合技術の完成阻止も密かな目的となっていたとの設定で、その技術の完成のためにケンブリッジから拉致された元SAS兵士の愛娘の彼女の父と彼女の彼氏(これまたSASのこちらは現役兵士)らによる奪回作戦を描いている。この設定さえ飲み込めれはほぼ単身敵地に乗り込み行方をくらませた娘を開戦直後のイラクを舞台にイラク軍や親衛隊とフィクサーと戦いながら